まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

英米ロイヤルBL♡

2023-08-15 | 北米映画22~
 「赤と白とロイヤルブルー」
 互いに悪感情を抱き合っているアメリカ大統領の息子アレックスとイギリスの王子ヘンリーは、ヘンリーの兄の結婚式でトラブルを起こしてしまう。国際問題に発展しそうな事態を収拾するため、アレックスとヘンリーは二人が友好関係であると世界にアピールすることを強いられるが…
 人気BL小説、待望の映画化!私も小説を読みながら、アレックスはティモシー・シャラメ、ヘンリーはハリス・ディキンソンとかよさげ?なんて、理想妄想キャストを脳内で楽しんでいました。実際に起用されたテイラー・ザハール・ペレスとニコラス・ガリツィンは私のイメージとはちょっと違うんだけど、見た目といい演技といい、おおむね原作ファンもイイネ!できるカップルだったのではないでしょうか。

 アレックス役のテイラー・ザハール・ペレスは、この作品で初めて知りました。藤木直人+シルベスター・スタローンみたいな顔?私がイメージしてたアレックスよりも男くさくて大人っぽかったけど、明るくてオチャメで、ちょっとチャラいけど実は聡明、バイタリティにあふれ行動的な褐色のラテンボーイ、というアレックスのキャラに合った容貌ではあります。長身で手足長っ!スタイル抜群!脱いだらすごい肉体美で、脱ぎっぷりもあっけらかんと健康的。引き締まった美尻もサービス見せ。

 ヘンリー役のニコラス・ガリツィンは、佳作「ぼくたちのチーム」や実写版「シンデレラ」などで、知る人ぞ知る存在のイギリス若手イケメン。高貴とか優雅とかいった感じはあまりしなかったけど(そもそも実際の英国ロイヤルファミリーにもそんなものない)、クールで清潔感がある美丈夫っぷりが素敵でした。私がイメージしてたヘンリーより、かなりゴツくて屈強そうでしたが、そんな逞しい見た目とギャップのある、内省的でデリケートな表情や仕草が可愛かったです。

 アレックスもヘンリーも、見た目といいキャラといいすごく男らしくて、キャマっぽさとかゲイゲイしさが全然なかったのもよかった。二人のラブシーンも、スウィート&ロマンティックでした。男同士のラブシーンが、もうかつてのように見ていて気まずくなるものではなく、作り手も観る側ももうフツーの男女のそれと同じ感覚なのも、時代だな~と思います。あくまでラブコメなので、ラブシーンもライトな腐女子向け。私にはちょっと物足りなかっかも。設定にも展開にも現実味はまったくありませんが、リッチで愉快なファンタジーとして楽しむ映画であって、ありえねー!とツッコミ入れたりするのは野暮というものです。

 同性愛も、アレックスのほうはほとんど問題ナシで、大統領であるママも反対どころか当然のように応援するなど、こっちがびっくりするほど寛大。ヘンリーのほうは王室の伝統が…なんてウジウジ悩んでたけど、バッシングどころか大喜びで後押しするイギリス国民に、王さまも黙るしかなくなったり。「モーリス」とかの時代に比べると、ほんと劇的な変化と進化ですよね。でもゲイの恋愛ものには試練や悲劇を求めてしまう私なので、アレックス&ヘンリーにはもうちょっと困難や苦闘があってほしかったかも。

 この映画を観ながら、雲上のやんごとなき方々についていろいろ考えさせられました。もし我が国の皇室で、同じようなことが起こったら?まあ大問題になって大騒ぎになるでしょうけど、私はもし悠仁さまの相手がアレックスみたいな男性だったら、素敵だなと思うし応援するでしょう。相手の性別よりも、出自と人柄のほうが重要ですよ。アレックスのママもヘンリーのパパも、もし息子がK室Kみたいな男と付き合ったら、強硬に断固として反対するでしょうし、国民も怒り狂うでしょう。英国王室にしたって、あのメーガンですよ。どこの馬の骨とも知れぬ胡乱なK室Kとメーガンに比べたら、アレックスとか非の打ちどころのない最高の結婚相手じゃん!
 ホワイトハウスとバッキンガム宮殿の生活、別荘での休日など、リッチなハイソサイエティライフも目に楽しかったです。アメリカとイギリスを頻繁に行き来するアレックスとヘンリー、その気軽さに驚かされます。世知辛い下級国民からすると夢のような世界でしたが、二人の飛行機での往復やパーティー、とっかえひっかえな衣装、警護するSPなど、すべて国民の税金でまかなわれてるんだよな~。そう考えると、あらためてK室夫妻への不快感や憤りがふつふつと。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これ、観ましたー――!!! (フキン)
2023-08-20 12:57:37
姉はん、教えていただいたこちら、早速観ましたよ🎵
甘々ファンタジーだけど、めっちゃ楽しみました。
ヘンリー役のニコラス・ガリツィンが若かりし頃のアーミー・ハマーと似てて眼福でした!!
彼のこれからの活躍を大いに期待したいです。
現実にはやはり、メーガンがやばいですよね。
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非公開コメント・・できない。 (フキン)
2023-08-20 12:59:51
そうか!!!gooブログには非公開コメント機能がないんですね・・・・
残念!!!
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ロンドン行きたい (松たけ子)
2023-08-20 23:11:59
フキンさん、こんばんは!
BLはやっぱ基本、スウィートファンタジーなんですよね~。現実逃避できましたよね(^^♪
ニコラス・ガリツィンは「ぼくたちのチーム」もおすすめ!こちらもBLです。残念なことになったアーミー・ハマー、もう復帰は難しいのでしょうか。「君の名前で僕を呼んで」の続編、楽しみにしてたのに。
メーガンもK室Kも、一般人でも自分の息子、娘と結婚してほしくない、関わりたくない人たちですよ。K室夫妻の、多くの日本人に皇室への敬愛を失わせた罪は重い。
そうそう、gooブログはナイショ話できないんですよね~。何の話か気になるけど(^^♪
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Unknown (はる)
2023-08-26 21:24:39
たけ子さん、こんばんは

Netflixでは、配信されてない‥
がっくし

>K室夫妻の、多くの日本人に皇室への敬愛を失わせた罪は重い
あの一家もね。
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国民<自分たちの幸せ (松たけ子)
2023-08-27 21:09:11
はるさん、こんばんは!
残念!アマプラ独占なんよね~。はるさんにもぜひ観てほしいのお。とっても楽しいBL映画なんよ~。NetflixのBL映画なら「ぼくたちのチーム」や「君の心に刻んだ名前」とか佳作なのでぜひ(^^♪
K夫妻とか、もう顔も見たくないです!でも、わしらの血税を好き勝ってにして国民を蔑ろにし続けるのなら、彼らに無関心でいてはいけないですよね。
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Unknown (てんころりん)
2023-10-14 15:00:42
すみません、風と木の主婦さんのブログを拝見して、松たけ子さんのコメントを読ませていただきました。税金について、ですが、原作の翻訳で、ヘンリーは、ボンド俳優だったお父さんの莫大な遺産だけで、自分の生活を賄っていて、それをフイリップに批判されていると書いてありました。アレックスに関しては、大統領であるお母さんにカミングアウトしたときに、大統領がしたことの1つが、アレックスが公費でヘンリーと会っていないかの確認で、それはなかったことに安堵したという表現がありました。
映画でも、マイルを使ってヘンリーのところに行っていましたね。帰りは、ヘンリーのプライベートジェットでしたが、それはヘンリーのお父さんの遺産で賄われていたのですね。
そのあたり、やはりアメリカでは、シビアに判断されるので、作者も細心の注意を払っているのでしょうか。
すみません、見ず知らずの者からのコメント、失礼いたしました。
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WELCOME ! (松たけ子)
2023-10-14 22:34:29
てんころりんさん、はじめまして!ようこそ!ご来訪、ありがとうございます(^^♪
アレックス&ヘンリーの税金疑惑、晴らしていただき感謝です!ちょっとモヤモヤしてたんですよ(笑)。せっかくのスウィートハッピーなBLなのに、わが国のあの夫婦や一家のことがあるので、何か気になってしまって。てんころりんさんのご解説、そうそうそうだった!と膝を打ちました。胸のつかえがとれたような安心感!
激ショボブログですが、もしよかったらまた遊びに来てください!何かオススメの映画や小説ありますでしょうか。秋冬もBLを満喫したいですね(^^♪
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Unknown (てんころりん)
2023-10-16 14:18:13
松たけ子さま、温かいメッセージありがとうございました。この映画にすっかりのめり込んでおりまして、3時間ノーカット版の配信や、続編を心から願う毎日を過ごしております。
また度々拝見させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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秋の夜長もBL(^^♪ (松たけ子)
2023-10-16 23:23:53
てんころりんさん、こんばんは!ご再訪ありがとうございます(^^♪
ほんと素敵なBL映画ですもんね!3時間ノーカット版もあるんですね。私も観たいです!続編の小説、映画と会えるまで、何とか生きていたいと存じます(笑)。次は恋敵とか出てきそうですね。
どんどん遊びに来てくださいね!深まりゆく秋、楽しくBL語りなどできたら幸甚に存じまする(^^♪秋の夜長のBL映画祭とかやりたいと思ってるので、お目汚しくださいませ(^^♪
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