まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

必殺カップル 過激におのろけ

2009-03-04 | 北米映画 00~07
 「Mr.&Mrs.スミス」
 ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーは、この映画での共演が縁で私生活でもラブラブカップルになりました。
 凄腕の殺し屋であるジョンとジェーンは恋に落ち、素性を隠したまま結婚。数年後、ちょっと倦怠期気味な夫婦生活を送っていた二人は、互いを抹殺しなければならない事態に陥ってしまい...
 ブラピもジョリ子さんも、やっぱスターですね。華があるというか、オーラがビンビン。何とも絵になるカップルです。もう誰が見ても、こいつらデキてるなと感知してしまうラブラブビーム、飛ばしまくりで苦笑。ラブシーンだけでなく、殺し合いバトルシーンでさえ、so sweetな二人です。アクションコメディというより、幸せそうでいいね!ごちそうさま!な、おのろけ映画?
 ストーリーや設定は、ほとんど漫画ちっくでバカバカしいながらも、ド派手なアクションや必殺仕事人シーン、秘密兵器や秘密基地など目に楽しいです。金のかかったハングマン、みたいなシーンが多くて笑えた。それにしても。二人とも隠密アサシンなはずなのに、やることはメチャクチャ派手で目立ちすぎ!特にジェーンが。
 コメディの要素が、もうちょっと小粋で洗練されてたらなあ、とは思った。これは脚本よりも、ブラピとジョリ子さんの演技に問題ありかも?二人とも、ほんと男前で美人で、過激なアクションや甘いラブシーンだとカッコよくてセクシーなのに、コミカルな演技はぎこちないんですよね。だいたい同じ表情しかできない感じ。やっぱコメディって、演技力以上にセンスが要るんだなあと思った。
 
 久々に見たブラピ、やっぱ極上の男前ですねえ。同い年のジョニー・デップもだけど、おっさんなのにすごく若く見える。いい感じにゴツくなってて、イカしたゴリラみたい。上半身裸も、ムキムキというよりムッチムチマッチョで、わし好みぢゃ~♪カッコいいんだけど、何となくイモイモしいところがlovely!同じマッチョでも、おしゃれダンディなダニエル・クレイグと違って、スーツ姿がダサいのもご愛嬌。そして、むちゃくちゃ強そうだけど、めちゃくちゃ優しそうなところも素敵。ハリウッド屈指のセレブスターなのに、日本のお笑いタレントより人柄が良さそう。清潔感があって強くて優しくて若々しいセクシー猿人系マッチョ、だなんてmy ツボ突きすぎ!ところで。彼って美男というより可愛い顔ですよね。ジョリ子がクールな男っぽい役で、ブラピはロマンチックな乙女?っぽい役だったのが似合ってて面白かった。『もっと優しく言ってくれ』とか『君は僕の失敗を許してくれないんだね』とか、あんな可愛いションボリ顔でブラピに言われたら、ジョリ子じゃなくても胸キュンですよ。この映画同様、私生活でもジョリ子の尻に敷かれて幸せそうなブラピが好きです。
 ジョリ子さんは、エロくて美人なんだけど、ちょっと顔が怖い。妖女ちっくというか。フツーの役はできない女優です。台所に立つ姿がこれほど似合わない女優はいないかも。首の骨ボキっとかナイフ投げとか、野蛮な必殺技もワイルドなジョリ子さんらしかったです。
 
 ジョンの仲間役で、何とブラピの元嫁とデキてたヴィンス・ヴォーンが登場。イカつい極悪顔のアホ、といういつもの役でいい味だしてます。マザコンなのがキモ笑。それにしてもヴィンスって、ブラピより七つも年下なんですよねえ。アンビリーバボ!フツーは、七つも違えばタメ口な友達の役なんてできないよ。ヴィンスの若おっさんぶり、恐るべし!
 
 ↑ブラピ、もう嫁にしてとは言わない。養子にしてくれ!
コメント (2)
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パイナップルがトびますトびます♪

2009-03-02 | 北米映画 08~14
 「スモーキング・ハイ」
 my dear ジェームズ・フランコが、今年のゴールデングローブ賞コメディ部門で、主演男優賞にノミネートされたオバカ映画。
 裁判所の召喚状配達人デールは、馴染みのドラッグ売人ソールからパイナップル・エクスプレスというハッパを買うが、偶然目撃した殺人現場にそれを落としてしまい、ソールとともにマフィアから追われるハメに...
 いやあ、ソール役のフランコくん、なかなかのオバカっぷりでした。いつも以上に眠そうなトロ~ンとした目、フニャ~とした笑顔、モゴモミョした口調が超アホっぽくて可愛かったヒッピーみたい(いや、ホームレス?)みたいなロン毛&服装も、かなりヘンで笑えます。見た目だけでなく、キャラもアホ。ボケ系、脱力系というか、何かほんわかしたアホっぽさ。ひどい目に遭いながらも、デールと一緒にいるのが楽しそうだったり、優しくされると嬉しそうだったり、ソールってすごく可愛いキャラなのです。
 アホなこといっぱいしたり言ったりするフランコくん。ヒッチハイクのシーンで、ズボンの社会の窓から指を出して、チ○ポコに見えるかなぁ~えへへ♪とか、デールとケンカになってクズ野郎!と罵られ、クズじゃねーもん!将来は土木技師になって子供がウンコできる便所つくるのが夢だもん!俺いい奴だもん!と怒る姿とか、おまえなんかダチじゃない!とデールに言われてショック、ブランコでヤケ食いしながらメソメソ泣く姿とか、アホすぎて愛しくなります。
  
 とまあ、ユル~いラリパッパ男を珍演してるフランコくんですが。やっぱ男前だなあと見とれるシーンも多い。たまに真顔になったりすると、従来の愁いあるイケメンに。それと、ノソノソしたイカつい歩き方とか、ガッチリムッチリした体つきとか、ゴリラみたいで素敵結局、何をやっても私好みな男だと再認識させてくれたフランコくんです。
 フランコくんのコメディ演技は、この映画よりも「ジェームズ・フランコVSエイプ」のほうが、アブなくて強烈だと思うけど...
 
 ↑これは指です!フランコくんのイチモツではありません(笑)
 デール役は、「40歳の童貞男」など人気のコメディ俳優セス・ローゲン。どう見てもオッサンですが、フランコくんより4つも年下!ちょっと苦手なタイプの俳優かも。ウィル・フェレルとかジャック・ブラック系?
 ドタバタとハイテンションな内容で、アメリカ人らしい体を張ったパワフルなオバカさ、決して嫌いではないのですが...爆笑しまくり!なレベルではなかったのが残念(映画の冒頭、モノクロの軍地下実験シーンは、かなりアホバカで笑えましたが)。同じドラッグ系ラリパッパ映画なら、アシュトン・カッチャーの「ゾルタン☆星人」のほうが、はるかにオゲレツかつイっちゃってて、映画的にも良く出来てます。
 それにしても。お相撲さんや大学生、果てはジャニーズの某アイドルに吸引疑惑など、日本では空前の大麻ブーム?ですが...この映画では、フツーのタバコ並みな気軽さで吃驚。小学生も平気で買って吸ってたし。こんな大麻奨励っぽい映画、日本では絶対製作不可能です。日米の大麻認識の相違も興味深いです。
  
 高く評価された「ミルク」、惜しくもオスカー候補からは漏れてしまいましたが、アメリカではフランコ株ウナギ登り中♪
 
 
 
 
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この芝居、何かヤバくない?

2009-03-01 | フランス、ベルギー映画
 March!今日から3月ですね!
 ああ卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう~♪by 斉藤ユキ ダミアンも、先日無事に高校をgraduated!見納めのブレザー姿に、ちょっと切なくなってしまいました。ダミアンの友人で私のお気にであるOくん(池松壮亮似)、県外の大学に行っちゃうんだって記念にくださいボタンをひとつ~♪by 柏原よしえ なんて、さすがに頼めませんでしたが。まあ、遠くへ行っても頑張れや!ヘンな女に引っかかって大学ドロップアウト、なんてことにならんよう気いつけんさい!と、エールを送った私でした。いいかげん私も卒業しないとなあ。あのことからも、あの人からも...
 花を踏んでは同じく惜しむ少年の春。夢と希望でキラキラした若い季節、まぶしいですね。羨ましいなあ。私も頑張って回春せねば

 「地に堕ちた愛」
 「美しき諍い女」などの名匠ジャック・リヴェット監督、ジェーン・バーキンとジェラルディン・チャップリン主演の作品。
 女優のエミリーとシャーロットは、作家クレマンの屋敷に招かれ、彼の劇に出演することになる。泊り込みで劇の稽古をするエミリーとシャーロットは、不可解で謎めいた劇の内容と屋敷の雰囲気に心乱され、やがて奇妙な体験を...
 邦題から、ドロドロのドラマかと早合点。かなり不思議系な映画でした。妖しいムードの屋敷で、怪しい劇を演じさせられる女優ふたり。クレマンとその恋人ベアトリス、クレマンの友人で手品師ポールの三角関係を再現したドラマ?ベアトリスは身の回りのものを部屋に残したまま行方不明。ひょっとして、殺されてるのでは?と疑うエミリーとシャーロットが見聞きするようになる幻覚と幻聴...薄気味悪い謎に、フランス人の恋愛らしい小粋なラブゲームの要素も絡んでいて、いったいどーいうこと?何が起こってるの?幽霊?怪奇現象?それともトリック?と、ラストまで引っ張られます。
 劇場ではなく、アパートや屋敷で上演する劇というのも興味深かったです。一般人が楽しむというより、選ばれた金持ちとか文化人向けって感じで、かなりプチブルジョア的ですねえ。
 主演の個性派女優ふたりが、魅力的な好演。
 
 エミリー役のジェーン・バーキン、やっぱ娘のシャルロット・ゲンズブールに似てますね。シャルロットより顔はキツ目で雰囲気は明るめ?ほっそりノッポな体と細いきれいな首筋は、シャルロットそっくり。カツラをとって長い髪のままの男装姿が、すごくオシャレな感じで素敵だった。
 シャーロット役のジェラルディン・チャップリンは、言わずと知れた喜劇王チャップリンの娘。ネズミみたいな顔がインパクトあり。ちょっとエキセントリック&ちゃっかりしたキャラと言動が笑えます。
 バーキンもチャップリンも英国人なのに、フランス語ペラペラ。でもネイティヴからしたら、やっぱ少し違うからでしょうか?二人とも生粋のフランス人の役ではなく、たまに英語も喋る役だったので。ともあれ、英語が母国語でフランス語が流暢って、理想的というかカッコいい語学力ですよね。
 ポール役は、あら!若い!なアンドレ・デュソリエ。ロマンスグレーの老紳士なデュソリエおぢさましか知らなかったので、嬉しい驚き。優しそうで女好きな役、なところは今と不変です。マジックも見せてくれます。ハトも出してくれます。バカみたい、とエミリーには不興がられたのが可哀相で笑えました。
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