ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

おはぎでナイト家族編

2010年09月06日 | 家族とわたし
突然すっかり秋らしくなった、ここアメリカ東海岸。
サラサラに乾いた冷やっこい風が葉を揺らし、木々もやっと一息ついている様子。



夜はしっかり布団にくるまらないと寒いし、日が陰っている所では、少し厚めの靴下と長袖シャツが心地良くなりました。

日本はまだまだ暑いみたいで、9月の半ばまでという予報を祈るように待っている方々は、きっと少なくは無いのでしょうね。
昨日の5日には、京都の方40℃近くまで上がった所があったと新聞で読んで、それを読んだだけで目眩がしそうでした。
みなさん、ほんとに、今年に限っては我慢などせずに、とにかく大事をとって、できるだけ涼しくしながらお過ごしください。

さて、今日のお昼過ぎまで一緒だったジャンとサラは、旦那の鍼治療を仲良く一緒に受け、5匹の猫が待つフィラデルフィアの家へと戻りました。
わたしは昨日から仕上げの練習に入っていて、録音しては直し、また録音しては直すという、なかなかに根気が要る作業をしています。
一瞬のうちに無意識にやってしまっていることの多さに呆れたりたまげたり、うまくやっているつもりでも、こんなにもうっかりがあるなんて……ほんと、人間の◯◯しているつもり、という感覚がいかにいい加減なものなのか、改めて認識しているところです。

この2日間の問題児は左手の親指くん。曲のあちこちで無神経な音を出してくれています。
注意が充分に行き渡っている時はいいのだけれど、ちょっと油断したりうっかり忘れていたりするとすぐバ~ンとやっちゃって雰囲気丸つぶれ。
この子が無意識の中でもきれいな音を出してくれるようになるまで、時間はもう少ししかないけれど、とにかくギリギリまで特訓です。

広島の方からは計画表や移動表がどんどん送られてきて、気持ちもかなり高ぶってきました。
今日は、日本語と英語のふたつのバージョンで書かれた広島市長さんからの挨拶文が送られてきました。
わたしの生徒も二人出させていただくことになっている(子供の出演者がいないので、うちの生徒達に打診してもらえないかと要請があり、夏休み中でも比較的きちんと通ってきていた姉弟の子達に話してみました)ので、彼らのレッスンも今は週に二日の大特訓です。間に合うかなあ……。

楽譜を見ないで暗譜で弾こう!とはじめは張り切っていたのだけど、いろいろあって……(言い訳がましいなあ)、5曲のうち4曲は(ほとんどですが)楽譜を見ながら弾くことにしました。

出演者の名前は送られてきてわかったのだけど、誰がいつ、どんな曲を弾くのか、自分と生徒達のもの以外は全くわからないままです。
広島からの皆さんは明日、7日の火曜日の午後にマンハッタンに到着予定で、ニューヨーク本願寺の住職中垣顕實さんの講演会などを開催しつつ、一連の演奏会の準備にかかられることになっています。

なかなか落ち着くのが難しくなってきて、疲れや焦りも知らず知らずのうちにたまってきているのか、やけに疲れているような気がしてなりません。
気持ちをしゃっきりさせようとシャワーに入っていたら、Kがいきなり「かあさん、おはぎ作りたいねんけど」と、ドアの向こうから聞いてきました。
それじゃとにかく餅米を炊きなはれ、ということで、餅米の在処や水の量などをドアを挟んで教えました。

Kは小さい頃から、甘いもん好き。食べるだけではなくて作るのも好き。小学生の頃などは、毎日のようにクッキーやシュークリームを作っては、遊びに来た友達にご馳走していました。
こちらに来てからは、アメリカンの子供達の好物、ライスクリスピートリートの作り方をいち早く学び、それをせっせと作っていました。
これです。


さて、濡れ布巾を使った、あんこのまき方を伝授


Kのおはぎです。なかなか上手にできました



秋の夜長にぴったり
日本にも一日も早く、涼しい秋が来ますように


コメント (8)
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