ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

海は世界最大のゴミ箱

2011年05月20日 | 日本とわたし
そういえば、ずっと昔、放射性廃棄物が詰まったドラム缶を、海に捨てているというようなニュースを聞いたことがあったような無かったような……。
いや、多分あった。
だって、そんなもんを海なんかにポイ捨てしてもええんか?と思った記憶があるから。



*グリンピース本部が、投棄された放射性廃棄物入のドラム缶が、海底でボロボロになっている写真を撮りました
「海の底に消えたのではありません。食物連鎖に取り込まれたのです。」
海洋投棄は
「かつてはどこの国もやっていました。イギリス、フランス、アメリカ、ロシア、日本。ドラム缶ごと海に捨てていました」
「廃棄物を海に投棄していたのです。海は世界最大のゴミ箱と考えられていたのです」

*アメリカ
軍のマンハッタン計画ーハンフォード核施設
プルトニウムを作るために急いで原子炉を作り、そこで作られたプルトニウムは長崎に原爆として投下されました。
コロンビア川に、汚染水をそのまま流しました。
今も川の水は汚染され続けていますが、取り除く方法は誰にも分かりません。

*ソビエト
1957年の爆発は、ウラル地方のチェラビンスク州でおこりました。
この事故に関する詳細は、CIAやソビエト政府、原子力業界によって隠ぺいされました。
放射性廃棄物が持つ熱で水素爆発などが起こる事を、この事故が示したからです。
1946年から、マヤークの各施設は、ソビエトの原子爆弾用のプルトニウムを製造しています。
アメリカのハンフォードと瓜二つの施設です。
外国人の立ち入りを禁じているこの街は、長い間地図に載らず暗号名で呼ばれていました。
1957年に爆発したタンクは、この秘密の街の近くにあります。
現在も近づくことは出来ません。

マヤーク核施設の放射能廃棄物は、カラチャイ湖に投棄していました。
汚染がひどくなったので湖を埋め立てる事にしました。

本編を是非ご覧ください。

原子力発電の仕組み、被ばくの過程なども、とても分かりやすく説明されています。

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問われる原発の安全性

2011年05月20日 | 日本とわたし









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一杯やっぺか?

2011年05月20日 | ひとりごと
最近、酒のあて、みたいなんばっか作って食べてる。


先日の新しいコリアンマーケットで買ったイカ。見た目通りの、めちゃ新鮮なイカだった。
里芋と一緒に煮含めようと思ってたら、里芋が種芋化してしまっていた?!
あれじゃもう、地面に埋めて再生していただくしかない。
なので、仕方なく、大根と一緒に。
湯気ですっかりボケボケ。でも、出汁がきいて美味しゅうございました。
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SAVE CHILD (子供を守ろう)

2011年05月20日 | 日本とわたし
Save Child(子供達を守ろう)というサイトを紹介します。


茨城の子供達が、先日の11日、マスク無しで雨の中、『さしま茶ふれあい学習』というのに参加していました。
さしま茶というのは、16日に出荷停止になったお茶です。
教育委員会、または、その小学校の常識と認識を疑います。

子供20ミリシーベルト撤回の為に福島の親達が立ち上がりました!
やっと気持ちが集まってきました!
ひとりでも多くの方々にこのことを伝え広げ、訴える力となりますように!


福島の小学校で、福島県産の牛乳を給食に配ることが決定され、それを拒否した親の子供が、体育の授業を見学扱いにされたという記事を読みました。
今、風評被害という言葉があちこちで見られます。
もしかしたら、どこかに不思議なスポットのようなものがあって、汚染が全くされていない、または、汚染が微小である地域があるのかもしれません。
でも、もうこのような事態になって60日以上も経ち、遠く300キロ圏内の農産物や土地にも汚染が確認されているのです。
その元々の物が近くにある地域の、地面や空気や水は、食物に関することに従事されてきた方々には本当に無念なことでしょうけれど、深刻な汚染に晒されています。
国はそのことを、きちんと、正確に、隠匿せずに知らせるべき義務があります。
知らせることで生じる補償や支援を回避したいがために、これ以上、この国の子供を危険に晒さないでください。
今の日本には、風評被害など存在しません。
隠匿被害が蔓延っているのです!

汚染された県の中に、汚染されている可能性のある食材を給食には一切使いません!という宣言をし、子供達を守る勇気のある学校が一校でも現れてくれたらと、心の底から願ってやみません。
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人体実験を受け続ける子供達&それを阻止できない大人達

2011年05月20日 | 日本とわたし
この原発事故が起こってから知った武田邦彦という学者。
彼に関しては、いろんなことを言う人達が居るけれど、わたし個人としては、彼の言っていることの一貫性と内容を信頼している。
その彼が、一昨日の18日に、国会の文部科学委員会で、参考人として陳述する機会を得、どういう意見を述べたかの報告を記事にしていた。
国会といえども、本会議場ではなく、枝分かれした委員会内でのことなので、このことがどんなふうに影響を与えるのか、
または、影響など皆無だけれど、ネット社会になった日本の、市民感情を少しでも和らげるために、
あるいは、けっこうな数の人間から支持され始めているこの学者を、こんなふうに国会に呼び、意見を聞く姿勢を見せることで、人気をとろうとしているのか、
わたしになどには、このことの裏側にある思惑など全くわからないのだけれど……。

けれども、こういうことは多分、あの震災と津波が、そして原発事故が起こらなければ、未来永劫、この国の政治の世界で起こり得なかったことだと思うので、
とりあえず記念として、ブログに残しておこうと思う。


『国会・文部科学委員会にて

5月18日、午前9時から12時まで国会(衆議院)文部科学委員会で参考人として陳述をしてきました。

私の論点は3つ、

1) 日本の原発は自然災害で破壊する=国策で大災害をもたらすことをやっている。

2) 放射性物質が漏洩することに国は防御計画がない=国策で国民救済をしないことになっている。

3) 原子力基本法の「公開の原則」が無視されている。

でした。

さらに、代議士の方との議論は「小学校の20ミリシーベルト」に集中しました。

私は次のことを主張しました。

1) 福島を汚しているのは、単に「粒」なので、全力でできるだけ早く除去すれば、農作物は汚染されず、小学生も被曝しない。

2) 「粒」を福島全体で除去すると効果はさらに上がるので、国がやるのが望ましい。

3) 「1年20ミリシーベルトでも安全」という人がいるが、安全というデータがないのに人の命に関わることを言うのは医師とも専門家とも呼べない。

4) 文部省の1時間3.8マイクロシーベルトというのは、内部被曝を入れていないこと、学校以外の線量率を低く見ていることなどから、1年60ミリシーベルト相当である。

5) 子供はあらゆる面で大人より被曝量が多く、放射線に対する感度も高いので、子供を守れば大人は守れる。

すべて今までの私の考えですから、特に新しいことはありませんが、国会の場で発言の機会を作っていただいたことに深く感謝しました。
少しでも早く多くの子供の被曝が減ることを願っています。

 
文部科学委員会の議論を通じて、私は次のように結論することができました。

●1年100ミリシーベルト以下の被曝では「医学的にハッキリとしたデータがない」こと。

●「データがない」ということは、誰も「危険」とも「安全」とも言えないこと。

●繰り返すと、「20ミリまで安全だ」という人は「何の根拠も無く言っている」ことになること。

●1ミリから100ミリまでは「データがないが、危険性が高い」ので「国際的に約束した方程式を使う」と決まっていること。

●だから、1年1ミリ以外の数値は「一般公衆」で「健康のチェックもしない」という状態ではあり得ないこと。

●仮に、「一般公衆」で「健康チェック、注意」などをすれば、5.2ミリまでは「安全のようだという実績」があること。

●従って、一般公衆に対して、1ミリと5.2ミリ以外の数値はないこと。

今年、3月の初期被曝をした人は、1年5.2ミリを下回ることが難しい場合もありますが、少なくとも来年以後は、国民全体が1年5.2ミリ以下を守ることができるのです。

そのための除染を大至急することが、今、日本国にとってもっとも大切なことと思います。

そして、綺麗な大地を取り戻した後、放射線医学、放射線防護の人たちが、慎重に「1年何ミリか」を検討して結論を出してください。

それによって「原発を選択できるか」も決まります。

つまり1年100ミリなら今の原発でもほぼ大丈夫で、原発は主要な電気を発生させるもっとも大切なものになるでしょう。

逆に1年1ミリなら、今の原発はすぐ止めなければなりません。ものすごく大きな選択なのです。


でも、私は、こんな無意味な議論をして、除染の対策をとらず、子供達が人体実験を受けているという状態はまったくナンセンスと思いました。

(平成23年5月18日 午後5時執筆)

武田邦彦
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