ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

にぎやかなしあわせ

2011年05月28日 | 家族とわたし
かねてから、Beacon美術館に一緒に行こうと約束していたジャン&サラが遊びに来てくれた。
ジャンは映画『スパイダーマン』などのCGを担当しているコンピュータープログラマー、サラはものすごくキメ細かな作業で切り絵を創作する芸術家。
そして今、サラのお腹の中には、双子の赤ちゃんがいる。

四ヶ月に入ろうとする彼女のお腹は、やっぱり二人分だけあっておっきい。
妊婦さんを見ると、ものすご~く幸せな気分になる。あの時期のなんともいえないあたたかな毎日を思い出す。

妊婦さんメニューはやっぱひじきと牛蒡と干し椎茸。
いつもの六目煮と、甘酢に浸した大根サラダと、めでたいので鯛にそっくりのレッドスナッパーをお頭付きで焼いた。

そんなこんなのバタバタしている時に、突然家に帰ってきた拓人。
「どないしたん?」
「あの、明日ゴルフのトーナメントがあるねん。ゴルフセット貸して欲しいのんと、打ちっ放しに行って練習するために帰ってきた」

さっそく練習に励む息子。


その横で、またまたいきなりジャックハンマーでガリガリやり始める旦那。


我が家は平和である。

ジャンとサラがやってきた。
料理もできた。魚は食べるベジタリアンのサラ。お頭付きも大丈夫。ふたりとも日本での滞在経験者なのである。

日本の今の現状のこと、なんだか巨大化してきた災害のこと、そういえば竜巻はアメリカだけじゃないか、などと話が進んでいた時、
ジャンが急に、「そういや、日本に最適なエネルギーシステムがあったなあ」と言い出した。
そして教えてくれたのが、前回の記事に載せた『Minesto』社の海中凧。
わたしはもう、ものすごく嬉しくなって、TwitterやFacebookで叫びまくっている。
これが誰かの目にとまるまで、繰り返し繰り返し叫ぶつもり。

日本の海辺の美しい景観も、生態系も、まるで変えることなく実現する。
日本はもともと、周りをぐるりと海に囲まれているのだ。
海さえそこにあれば可能なのだ。
ああ嬉しい。楽しみで仕方がない。

さて、お客さま部屋にまだ、ちゃんとしたベッドを置けないでいるわたし達。
仕方がないのでエアベッドを膨らませて、そこで寝ていただいている。
ところが、今晩の準備をしておこうと部屋に入ると、いつもパンパンに膨らんでいるベッドがヘニャへニャとくたびれているではないか?!
え?!
さては旦那が、使っていない間ぐらいは休ませておこう、なんて考えて、空気を抜いたのだな?と思い、尋ねると、
「え?知らん」

そんなバカな。
自然に抜けるなんてことがあるんだろうかと、もう一度膨らませてみると、

シュ~~~~~……。

1ミリぐらいのちっちゃな穴が空いていて、そこからものすごい勢いで空気が漏れていた。
この大きさは……。
ショーティ~~~!!!

しゃあない。いろいろとテープを貼ったりしてみたけれど、やっぱりダメ。今日のところはあともうひとつの、ちょっと寝心地が悪い方のエアベッドで寝ていただくっきゃない。
……ということで、せっかく入れた空気を抜くことになったのだけど……。


なにやら騒がしいと思ったらコレだ……。
まったく男という生き物は……。

ジャンがしきりに「サラ~、サラ~」と奥さんの名前を呼んでいる。
なにが起こったのかとサラ。ドアの所まで行って事の次第を見た彼女。
「こんなことにわたしをわざわざ呼ぶのは失礼じゃないの?」とおかんむり。
でもやっぱり楽しそう。


大きなゴルフバッグとバックパックを背負い、バスに乗ってクィーンズのアパートメントまで戻る拓人を、停留所まで送って行った。
一緒にバスを待ちたい母は、「ええのに」という息子の言葉など全く聞こえていないふりをして、停留所のベンチに座った。
あと1週間ほどで、入社して1年になる。
「だいぶ慣れてきたな。仕事で辛いと思わんようになったわ」と拓人。
いろんな人達に支えてもらい、少しずつ学びながら暮らす息子は、座席のあちこちに荷物をつっかえさせながら、バスの中に消えていった。

元気でな。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海に浮かぶ国に最適な発電方法を見つけた!

2011年05月28日 | 日本とわたし
Minesto Tidal Energy


この映像を見てみてください!
海水の中で泳ぐエネルギー創造凧です。
スウェーデンの会社が2003年に開発したもので、2007年より実用化とテストを繰り返し、2009年の末に製品化にこぎ着けた、まだ新しい技術です。

日本にぴったりのエネルギーだと思いませんか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オレは男だ!アタシはアリよ!

2011年05月28日 | ひとりごと
とうとう、ジャックハンマーなるものをレンタルしてきた旦那。
ドドドドッ!ドドドドッ!とばかりに、コンクリートを割り始めた。
「オレは男だっ!ってとこ撮っといて」と言うので、
うちでただ一台、ビデオ撮影が可能な、先月お嫁入りしてきたiPadちゃんを使って、初めてのビデオ撮り。


もうちょっとアップ。


Real men use jackhammers


裏庭続きのおうちに住む女の子が、「あの人なにやってんの?」と父親ブルースに聞いている。
せっかくブランコに乗って遊んでたのにねえ~、ごめんね~やかましくて。

なんてことを記事に書こうとパソコンの前に座ったら、
机の上にいきなり現れた黒い物体。しかも動いている。
はじめは信じられませんでしたよ、いくら形からいったらアリだとわかっていても。
だって、アリにはアリの大きさってもんがあるでしょ?
アリってのはちっちゃいもんでしょ?
なのに、なのに、全長2㎝もあったら、それはもうアリとちゃうでしょ?

狼狽えるわたしとアリ。
そりゃもうアリさんの方が恐いに決まってる。
わたしはアリから見たら恐竜を超えている。

どんどん追いかけていった。
もちろんカメラを持って。
とうとう玄関先のラグの上まで逃げてった。
えらいなあ、出口がちゃんとわかっている。

丁度下駄があったので、下駄と一緒に記念撮影。


そしてアップ。


こりゃ多分、女王アリやね。
玄関のドアを開けて、外に逃がした。
今ごろ心臓マヒを起こしかけてゼエゼエ言ってる女王様を、兵隊アリが心配そうに取り囲んでいるのかなあ。


追記
たった今、昆虫害虫博士PSママからのコメントをいただき、この巨大アリは女王アリなんかではなくて、カーペンターアントという害虫と判明いたしました!!
このアリは、巣を作るために木に穴を掘り続けていくそうです。
これが家の中に居た、ということは、ちょっと面倒なことになりそうな予感……。
大鋸屑状の粉ができていないかどうか、隅々を調べなければなりません。
けど……、
命名が間違うてるんちゃいます?
カーペンターって……家壊すアリやのに大工さんって……逆やん……。
わたしやったら多分、デストロイヤーアントってつけるなあ。
って……そんな呑気なこと言うてる場合ちゃうのですが……。

とにかく、PSママ、ありがとう!
いつものこととはいえ、無学なわたしにいろいろ教えてくれるあなたは、心強い友です!
これからもよろしゅうに♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供をカウンター替わりにする大人が住む国

2011年05月28日 | 日本とわたし
ざまあみやがれい!

4年後、癌を発症した子供達が、ガイガーカウンターの役目を果たし、ホットスポットが判明する。

今のままだと、確実にこの流れになる。
チェルノブイリの悲劇から、日本は何も学んでいなかった。
あれはよその、己の保身ばかりに執着する、醜い政治家や学者がウジャウジャ居るロシアだからこその出来事だったと思っていた。
隠匿と汚職が蔓延する国だからこその現実だと思っていた。
そんな国に生まれた子供達と、その親は、いくら運命だといっても、気の毒過ぎると思っていた。

平和ボケしていたんだなあ。
ははは、はははは。
そんな自分がバカらしくて笑えてくる。




「ちょうどその時風下にあったベラルーシが、死の灰の70%落ちてしまったんですね。
私(野呂美加氏)たちが救援に入ってるのはこのベラルーシ共和国です。
ベラルーシってのは海も山もない平野の国です。ずっと平地ばっかり続いてる。

でその国で、この黄色が何なのかっていうとですね。
これが全部放射能です。
これ飛び地になって、ホットスポットって言われてるんですけれども。
このホットスポットがあとからあとから見つかってきます。

でこれはどうやって見つかっていくかとですね、子供たちの体調が悪くなってそれで見つかってくんです。
集団で、そのエリアの子供たちが集団で病気を発症して、それでホットスポットが見つかるっていう。
こういう遠くまで誰もマークしませんよね。
全村調査なんて出来ないでしょ?

今の日本の状態も見ればわかりますよね。
子供たちが具合悪くなって発病してわかるんです。
子どもの体を放射能のカウンター替わりにしてるんですよ。

で、この黄色それからですね、オレンジ、紫、紫になるとドンドン放射能が濃くなってくんですけど,
遠くに飛んだ放射能のほうが始末が悪いんです。
こういう所の放射能の粒子のほうが、おんなじストロンチウムでも細かい粒子で、植物にものすごい吸収されて、
子供たちの体内の汚染値は、こっちの遠いこのほうが、すごい蓄積されているってこともあったんですね。
で、逆にこっちの近くに落ちてる粒子ってのは大きくて重くて、そういうことものちのち研究でわかってきました。

ただ、この地図が国民に公開されたのは、事故から3年後です。
いろんな困難があって公開されました。
それまでは、その担当部署の役人の保身のためだけに隠されていたんですね。
失脚したくないとか、事故を小さく見せたいとか、ね、そういう事で国民に発表されませんでした。
だからここの地域の子供達は、ここはゾーンで移住させられましたけど、
あのー強制移住されなかった汚染地帯の人は、何も知らないで汚染されたものをずっと食べ続けていました」

まるで絵に描き写したように、同じ愚行を続ける日本。
この、まさに国難の時に、政権争いに必死になっているあなた方の姿を、わたしは一生忘れない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする