かねてから、Beacon美術館に一緒に行こうと約束していたジャン&サラが遊びに来てくれた。
ジャンは映画『スパイダーマン』などのCGを担当しているコンピュータープログラマー、サラはものすごくキメ細かな作業で切り絵を創作する芸術家。
そして今、サラのお腹の中には、双子の赤ちゃんがいる。
四ヶ月に入ろうとする彼女のお腹は、やっぱり二人分だけあっておっきい。
妊婦さんを見ると、ものすご~く幸せな気分になる。あの時期のなんともいえないあたたかな毎日を思い出す。
妊婦さんメニューはやっぱひじきと牛蒡と干し椎茸。
いつもの六目煮と、甘酢に浸した大根サラダと、めでたいので鯛にそっくりのレッドスナッパーをお頭付きで焼いた。
そんなこんなのバタバタしている時に、突然家に帰ってきた拓人。
「どないしたん?」
「あの、明日ゴルフのトーナメントがあるねん。ゴルフセット貸して欲しいのんと、打ちっ放しに行って練習するために帰ってきた」
さっそく練習に励む息子。
その横で、またまたいきなりジャックハンマーでガリガリやり始める旦那。
我が家は平和である。
ジャンとサラがやってきた。
料理もできた。魚は食べるベジタリアンのサラ。お頭付きも大丈夫。ふたりとも日本での滞在経験者なのである。
日本の今の現状のこと、なんだか巨大化してきた災害のこと、そういえば竜巻はアメリカだけじゃないか、などと話が進んでいた時、
ジャンが急に、「そういや、日本に最適なエネルギーシステムがあったなあ」と言い出した。
そして教えてくれたのが、前回の記事に載せた『Minesto』社の海中凧。
わたしはもう、ものすごく嬉しくなって、TwitterやFacebookで叫びまくっている。
これが誰かの目にとまるまで、繰り返し繰り返し叫ぶつもり。
日本の海辺の美しい景観も、生態系も、まるで変えることなく実現する。
日本はもともと、周りをぐるりと海に囲まれているのだ。
海さえそこにあれば可能なのだ。
ああ嬉しい。楽しみで仕方がない。
さて、お客さま部屋にまだ、ちゃんとしたベッドを置けないでいるわたし達。
仕方がないのでエアベッドを膨らませて、そこで寝ていただいている。
ところが、今晩の準備をしておこうと部屋に入ると、いつもパンパンに膨らんでいるベッドがヘニャへニャとくたびれているではないか?!
え?!
さては旦那が、使っていない間ぐらいは休ませておこう、なんて考えて、空気を抜いたのだな?と思い、尋ねると、
「え?知らん」
そんなバカな。
自然に抜けるなんてことがあるんだろうかと、もう一度膨らませてみると、
シュ~~~~~……。
1ミリぐらいのちっちゃな穴が空いていて、そこからものすごい勢いで空気が漏れていた。
この大きさは……。
ショーティ~~~!!!
しゃあない。いろいろとテープを貼ったりしてみたけれど、やっぱりダメ。今日のところはあともうひとつの、ちょっと寝心地が悪い方のエアベッドで寝ていただくっきゃない。
……ということで、せっかく入れた空気を抜くことになったのだけど……。
なにやら騒がしいと思ったらコレだ……。
まったく男という生き物は……。
ジャンがしきりに「サラ~、サラ~」と奥さんの名前を呼んでいる。
なにが起こったのかとサラ。ドアの所まで行って事の次第を見た彼女。
「こんなことにわたしをわざわざ呼ぶのは失礼じゃないの?」とおかんむり。
でもやっぱり楽しそう。
大きなゴルフバッグとバックパックを背負い、バスに乗ってクィーンズのアパートメントまで戻る拓人を、停留所まで送って行った。
一緒にバスを待ちたい母は、「ええのに」という息子の言葉など全く聞こえていないふりをして、停留所のベンチに座った。
あと1週間ほどで、入社して1年になる。
「だいぶ慣れてきたな。仕事で辛いと思わんようになったわ」と拓人。
いろんな人達に支えてもらい、少しずつ学びながら暮らす息子は、座席のあちこちに荷物をつっかえさせながら、バスの中に消えていった。
元気でな。
ジャンは映画『スパイダーマン』などのCGを担当しているコンピュータープログラマー、サラはものすごくキメ細かな作業で切り絵を創作する芸術家。
そして今、サラのお腹の中には、双子の赤ちゃんがいる。
四ヶ月に入ろうとする彼女のお腹は、やっぱり二人分だけあっておっきい。
妊婦さんを見ると、ものすご~く幸せな気分になる。あの時期のなんともいえないあたたかな毎日を思い出す。
妊婦さんメニューはやっぱひじきと牛蒡と干し椎茸。
いつもの六目煮と、甘酢に浸した大根サラダと、めでたいので鯛にそっくりのレッドスナッパーをお頭付きで焼いた。
そんなこんなのバタバタしている時に、突然家に帰ってきた拓人。
「どないしたん?」
「あの、明日ゴルフのトーナメントがあるねん。ゴルフセット貸して欲しいのんと、打ちっ放しに行って練習するために帰ってきた」
さっそく練習に励む息子。
その横で、またまたいきなりジャックハンマーでガリガリやり始める旦那。
我が家は平和である。
ジャンとサラがやってきた。
料理もできた。魚は食べるベジタリアンのサラ。お頭付きも大丈夫。ふたりとも日本での滞在経験者なのである。
日本の今の現状のこと、なんだか巨大化してきた災害のこと、そういえば竜巻はアメリカだけじゃないか、などと話が進んでいた時、
ジャンが急に、「そういや、日本に最適なエネルギーシステムがあったなあ」と言い出した。
そして教えてくれたのが、前回の記事に載せた『Minesto』社の海中凧。
わたしはもう、ものすごく嬉しくなって、TwitterやFacebookで叫びまくっている。
これが誰かの目にとまるまで、繰り返し繰り返し叫ぶつもり。
日本の海辺の美しい景観も、生態系も、まるで変えることなく実現する。
日本はもともと、周りをぐるりと海に囲まれているのだ。
海さえそこにあれば可能なのだ。
ああ嬉しい。楽しみで仕方がない。
さて、お客さま部屋にまだ、ちゃんとしたベッドを置けないでいるわたし達。
仕方がないのでエアベッドを膨らませて、そこで寝ていただいている。
ところが、今晩の準備をしておこうと部屋に入ると、いつもパンパンに膨らんでいるベッドがヘニャへニャとくたびれているではないか?!
え?!
さては旦那が、使っていない間ぐらいは休ませておこう、なんて考えて、空気を抜いたのだな?と思い、尋ねると、
「え?知らん」
そんなバカな。
自然に抜けるなんてことがあるんだろうかと、もう一度膨らませてみると、
シュ~~~~~……。
1ミリぐらいのちっちゃな穴が空いていて、そこからものすごい勢いで空気が漏れていた。
この大きさは……。
ショーティ~~~!!!
しゃあない。いろいろとテープを貼ったりしてみたけれど、やっぱりダメ。今日のところはあともうひとつの、ちょっと寝心地が悪い方のエアベッドで寝ていただくっきゃない。
……ということで、せっかく入れた空気を抜くことになったのだけど……。
なにやら騒がしいと思ったらコレだ……。
まったく男という生き物は……。
ジャンがしきりに「サラ~、サラ~」と奥さんの名前を呼んでいる。
なにが起こったのかとサラ。ドアの所まで行って事の次第を見た彼女。
「こんなことにわたしをわざわざ呼ぶのは失礼じゃないの?」とおかんむり。
でもやっぱり楽しそう。
大きなゴルフバッグとバックパックを背負い、バスに乗ってクィーンズのアパートメントまで戻る拓人を、停留所まで送って行った。
一緒にバスを待ちたい母は、「ええのに」という息子の言葉など全く聞こえていないふりをして、停留所のベンチに座った。
あと1週間ほどで、入社して1年になる。
「だいぶ慣れてきたな。仕事で辛いと思わんようになったわ」と拓人。
いろんな人達に支えてもらい、少しずつ学びながら暮らす息子は、座席のあちこちに荷物をつっかえさせながら、バスの中に消えていった。
元気でな。