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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

強欲と、物質的なものに対する関心は、人類に共通の病気

2012年01月21日 | 日本とわたし
イーハトーブ心身統合研究所の代表でいらっしゃる清水友邦さんの、FB上に掲載されたものを、ここにシェアさせていただきます。



今から20年前、六ヶ所村の核燃料再処理工場へ核燃料が運ばれる直前の1991年に、
オノンダガ族、ナバホ族、カナダ・サスカチワン州ディネ族、母親がスー族のトム・ラブランクなどのアメリカ先住民が来日して、
六ヶ所村にあつまった。

それから、すでに故人になられた高木仁三郎(原子力資料情報室)、山尾三省(詩人)、
1999年に亡くなった、ホピ族長老で最後のメッセンジャー、トーマス・バンヤッケ、
それから、今年他界した、ホピの予言の宮田雪監督がいた。

私たちは、青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場前まで行進して、それぞれのやり方で祈りをささげた。

山尾三省は詩を朗読し、

キリスト教の岩田牧師は祈り、

日本山妙法寺の島貫上人が立正安国論をとなえ、

禅の僧侶が般若心経を読経、

出口王仁三郎の孫婿が神道の祝詞をとなえ、

ホピ族長老トーマス・バンヤッケが東西南北の方角に聖なる祈りを捧げた。


『ホピ族長老トーマス・バンヤッケ・1991年六ヶ所村でのメッセージ』

「日本の人々は、私たちホピの兄弟姉妹だと思っています。
私は、ウランの廃棄物の心配をしています。
私たちホピの聖地から取り出した、ウラン鉱物資源の誤った使い方をしている為に、非常に危険です。
止めなければ、それは自らを滅ぼすでしょう。
日本のみなさんは、広島・長崎で、あのウランがもたらす恐ろしさを体験しました。
ですから、日本の皆さんは、命の道を世界に示さなくてはなりません」


『トーマス・バンヤッケの国連での演説』

「個人として、あるいはひとつの国として、世界の総体として、あなたは、この地球の世話をするために、なにをこれまでやってきたでしょうか? 
今日の地球において、人間は、公害と称して、自分たちの食べものや水や空気の中に毒を入れています。
子供たちを含むわたしたちの多くが、飢えたまま放り出されています。
たくさんの戦争が、いまだにつづけられています。
強欲と、物質的なものに対する関心は、人類に共通の病気なのです」

「選択は、わたしたちにまかされています。
もしもあなたがたが、地球の国々が、つぎに世界を巻き込む大きな戦争を作り出したら、
人間は、自分たちを灰になるまで焼き尽くすだろうことが、ホピにはわかっているのです。
自然は、それ自体では、私たちの耳に届くような声を発することはありません。
わたしたちが、じきに絶滅させようかというところまで追い込んでいる鳥たちも動物たちも、同じことです。
いったい、この世界においては誰が、自然のために、
そしてすべてのいのちをつくりあげて、それらのなかを貫いて流れているスピリチュアルなエネルギーのために、声をあげられるというのでしょうか?」

「動物たちや鳥たちですらが、全く奇異な振る舞いをとおして、わたしたちに警告しています。
鯨たちが砂浜にのりあげたりするのはなぜでしょう? 
動物たちはみな、地球の問題がわかったうえで、あのような行動に出ているのに、
人間たちのほとんどが、なにも知らないかのように行動しているのはどうしたことでしょうか? 
こうした警告を受けて、わたしたち人類が目を覚まさなければ、今の世界を破壊するための偉大な浄化が訪れます。
前の世界は同じ理由で破壊されたのです」

http://native.way-nifty.com/native_heart/ より


青森県では、知事選が行なわれる直前であり、反核候補が当選すれば再処理工場を止められる可能性があったが、推進派が当選した。

今、六ヶ所村の村民の平均所得は、青森県で連続トップになっている。
→原子力が支える村、六ヶ所村の真実


by Prayas Shimizu



20年前のわたしはいったい、なにをしてたんやろ。
丁度離婚と再出発の間で、母親に連れ出される幼い息子達と、自分が決めたことで、人が傷ついたり憤慨したりするという事実と、全く先が見えない不安とで、
ただただ、押しつぶされそうになる自分を、ほんまにつぶれてしまわんように、歯を食いしばって一日一日を生き続けてるだけやった。

そんな時に、本州の先っぽに、これだけの人達がいろんな所からやって来て、それぞれのやり方で祈りを捧げた。

そんなことも全然知らんと、テレビ画面で、ほんの一瞬、ニュースで流れた写真を観た記憶がある。
心の底から忌み嫌てる戦争が、どこかでまた始まった、というニュースを聞いた時と同じような気持ちで。

めちゃくちゃ大勢の人が、この世の中に存在して欲しないと、心の底から強う願て抗議しても、どないしても無くならへんのが戦争。
ほんの一握りの、権力と金を持つ者によって作り上げられた戦争ごっこのシステムと、原発のそれはよく似てる。
そうや、戦争と原発は同じ穴のムジナなんや。

わたしら日本人は、今こそ、戦争と核に決別の意志を表し、危ういとこで救いの主となった国として、未来の地球人の間で語り継がれる存在にならなあかん。
それは簡単なこととちゃうし、痛みも伴うし、なんでわたしらやねん?と思いとうもなるけど、
しゃあないやん、たまたまそうなってしもたんやから。
どうせなら、かっこ良うやろうな。
自分の子供や孫でもええやん。自分の子供と違てもええやん。
あのおっちゃんやおばちゃんらのおかげやなあ。めちゃ大変やったんやろなあって言うて思い出してもらえたら。
冥土の土産にいい国作ろ!
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絶対原子力戦隊スイシンジャー!!

2012年01月20日 | 日本とわたし


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廃炉が難しかろうが、金かかろうが、いろんなとこに支障が出ようが、日本が死ぬよりゃマシちゃうん?

2012年01月20日 | 日本とわたし
OPTVstaff さんが 2012/01/19 にアップロードをされたビデオを観てください。


『原子力発電所の運転再開の判断の前提となる「ストレステスト」の結果を専門家が議論する原子力安全・保安院の意見聴取会。
18日は、関西電力大飯原発3,4号機のストレス­テスト結果について審議する予定だったが、事務局側が、市民の傍聴を認めなかったことから、会議は混乱。
4時間遅れの20時過ぎに、別室に会場を移して再開し、市民の傍聴­を認めない形で、「ストレステスト(耐性検査)」の1次評価を「妥当」とする審査書案をまとめた。
 
この日、議事進行の混乱を恐れた保安院は、会場に傍聴者を入れず、会場からの中継画像を別室のモニターで視聴する方法を取ったが、
傍聴を求める市民20人ほどが反発。
開会予定時間の午後4時すぎ頃、意見聴取会が行われる経産省別館11階の会議室に入り込み、­同じ会議室内で傍聴させるよう求めた。
 
また、同会議は、司会進行役をしている、
岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)教授をはじめ、
阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)教授、
山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)教授が、
それぞれ、三菱重工業から200万円、500万円、3,385万円の献金を受け取っている
とされている。
このため、市民らは、会議の中立性が疑われる­として、3人をメンバーから外すよう求めたが、
こうした要求に対して、委員の沈黙が続き、3時間余り会議が開かれない異常な状態が続いた

 
この間、警察が廊下に待機するような緊迫とした状態となり、事務局は、対応を協議するため、委員に対して別室に移動するよう呼びかけると、
原発に批判的な立場をとる井野博満­東京大名誉教授や、元プラントメーカー技術者の後藤政志さんらは、「公開は絶対の原則」と主張。
事務局の指示をボイコットする事態となった


午後7時30分頃、保安院の職員は、再度、会議室に現れ、会議を再開すると宣言。
市民の傍聴を許さず、別会場で開催すると伝えると、市民らは「枝野大臣を連れて来い」と訴­えるなど、会場は騒然とした。

また、井野教授と後藤さんは「傍聴者を認めれば会議に出席したい」とし、公開されない会議は無効であると訴えたものの、
保安員側は「傍聴を認めないのが省の方針」として譲­らず、2人は会議の参加を拒否

結局、約3時間30分遅れで、意見聴取会は本館17階の別室で再開したものの、
出席予定の8人の委員のうち、他の2人の委員も大幅な時間変­更が理由で途中退席したため、最後まで残ったのは4人のみだった。
 
福島第一原子力発電所の事故後、原発の再稼働の前提として導入されたストレステスト。
保安院は、国内14基の原発の評価結果を電力会社から受理しているが、再稼働に向けて­審査結果をまとめたのは、大飯原発が初となる。
23日に来日するIAEAの審査に間に合わせるために、会議を急いだものと見られる
 
傍聴を求めた市民らは、一部のマスメディアが、「反原発派が乱入」「委員を監禁状態」などと、事実と異なる内容を報じていることについて、正しい報道をして欲しいと訴えた




意味の無いテストをして、それをまた意味の無い会議で、意味の無い審議をして、
人の皮被っただけのロボットみたいな連中が、周りの顔色見ながら当たり障りの無い返事をする。
ほんでも、そこで出た結果は、新聞やテレビでまことしやかに報道され、たくさんの人がそれを鵜呑みにしてしまう。

一番ムカつくのは、こんな悲惨な状況が十ヶ月以上も続いてるっていうのに、
まるでそんなことなんか何も無かったみたいに、いつものように、今まで通り、あいつらがやりたい放題してるのを止められへんってこと。

なんとかしてガツンと一発かましたりたい。
なんとしてでも、次の地震や津波がやってくる前に、最低でも全基廃炉にもっていきたい。

「廃炉廃炉ってあんたらは言うけど、車の廃車とはワケがちゃうねん、簡単に言うな!」って言う人いるけど、
難しかろうが、金かかろうが、いろんなとこに支障が出ようが、日本が死ぬよりゃマシちゃうん?

とわたしは思てる……。
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大阪湾海底土壌から、最大でセシウム9,686(484.3)Bq/kg、ストロンチウム90も検出!

2012年01月19日 | 日本とわたし
※1/14緊急速報 

大阪湾海底土壌からセシウム9,686Bq/kg、ストロンチウム90も検出!

==============================================
@jyceagara さんの数値はBq/kg-乾土です。
一般に文科省が発表する数値はBq/kg-湿土であり、
(Bq/kg-湿土) = (Bq/kg-乾土程度)÷20、とお考えください。
==============================================



【核種分析結果】MAXで9,686(484.3)Bq/kg検出!

12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その1
関西空港周辺海底土壌


セシウム134 7,271Bq/Kg
セシウム137 705Bq/Kg
ストロンチウム90 28Bq/Kg


12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その2
浜寺、大和川河口近傍海底土壌


セシウム134 8,924Bq/Kg
セシウム137 762Bq/Kg
ストロンチウム90 31Bq/Kg


12月29日グラブ採泥器/大阪湾/その3
安治川河口付近海底土壌


セシウム134 3,527Bq/Kg
セシウム137 269Bq/Kg
ストロンチウム90 ND(検出せず)


淡路島/津名

セシウム134 2,590Bq/Kg
セシウム137 172Bq/Kg


12月29日石ガレイ/大阪湾/その4

セシウム134 783Bq/kg
セシウム137 39Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

なんとカレイ822Bq/kgオーダー!


セシウム134が高濃度に存在していることから最近の原発由来(福島)と見られる。
ストロンチウム90が検出されていることは、使用済み核燃料の存在を意味します。
やはり原発由来のセシウムが検出されました。
汚染は大阪湾の流れが悪い所に生じています。
食することによる内部被曝にご注意下さい。



1月2日グラブ採泥器/淡路島以西(香川県沖まで)/その1
鳴門海峡周辺海底土壌


セシウム134 86Bq/Kg
セシウム137 12Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月2日グラブ採泥器/淡路島以西(香川県沖まで)/その2
坂出沖海底土壌


セシウム134 ND
セシウム137 14Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

採取した底物ガシラの汚染は有りませんでした。


1月2日グラブ採泥器/淡路島以西(香川県沖まで)/その3
小豆島沖海底土壌


セシウム134 10Bq/Kg以下
のごく僅かな検出を見ましたが……今のところ、汚染は無いと見て良いのではないかと思われます。

1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その1
淡路岩屋・明石付近


セシウム134 376Bq/Kg
セシウム137 53Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その3
須磨海釣り公園5Km 沖海底土壌

セシウム134 826Bq/Kg
セシウム137 102Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その4
淡路島郡家沖海底土壌


セシウム134 1,052Bq/Kg
セシウム137 217Bq/Kg
ストロンチウム90 ND


1月6日グラブ採泥器/淡路島周辺/その5
姫路港周辺海底土壌


セシウム134 269Bq/Kg
セシウム137 38Bq/Kg
ストロンチウム90 ND

尚、淡路島周辺の底物ガッチョは汚染が見られません。
今のところ淡路周辺の魚は安全かと思われます。


以上、@JYCEagara http://twitter.com/JYCEagaraさんからの情報でした。

関空より北東域→堺方面の汚染は深刻ですが、今のところ、その他は過剰な心配は不要です、ということです。


 
ここからはわたしの思うところを書きます。
大阪湾に汚染が見られることは、前々から聞いていました。
けれども、こんなふうに数字ではっきり見えてくると、やっぱりとても悔しいし残念でなりません。

日本は今、事故があったので、いろいろな物が検査されるようになりました。
有志の方々、専門家の方々、市民団体の方々、そして個人個人の、想像をはるかに超える根気と努力と、手間を惜しまない気持ちの強さでもって、
数十年前だったら多分、有耶無耶にされていたような事柄の細部に渡る事実関係が、我々の目にもはっきりと見えるようになりました。

放射能と比べてもいいのかどうかわかりませんが、危険な化学物質による汚染や、膨れ上がる産業廃棄物の汚染などによって
我々が口にする水や食べ物が危険な物質を含んでいたら、いったいそれが体内にどのような影響をもたらすのか、
どの地域のどの食物にどのくらいの汚染があるのか、そんなことを調べて教えてくれる機関も組織もありません。
そして大半の人々は、汚染のことに関しては無関心。
よほどの事故や公害が身の回りで起こらない限り、のんきに安全を信じ込んで暮らしています。

それは多分、すべてのことを知る術がなく、またすべてのことを知ったら、その時点で生きる希望を失ってしまう可能性だってあるからかもしれません。
それほど人間という生き物の中に少なからずいる、正しく生きることに無頓着で、不誠実で、豊かさを勘違いしている者達が、
どうしてだか妙な権力や財力を手にし、企業や国の上に立って好き放題をするために、市民は虐げられたり、酷い場合殺されたりします。

今の日本が、まさにその、虐待の真っただ中にいるのです。
虐待というのは、人間として最低の行為です。
心身ともに弱らせて、抵抗する気力を削いでいき、虐待する者の思い通りに物事が進むように仕向けていく。

負けないでください。
もっと外に声を出してください。
叫び声を、声が枯れるまで、上げ続けてください。
もしあなたの声が枯れてしまったなら、それを聞いていた誰かが引き継いでくれます。
ひとりではないということを忘れないでください。
わたしはやめませんから。
明るい希望の出口に、ちゃんとみなさんの身体が出てしまうまで、絶対にやめませんから。
だから負けないでください。

敵が一番困るのは、人口の流出です。
声を出すのが苦手な人は、この無言の抵抗を実行してください。
日本は小さな国だけど、まだまだ住める所が他にあります。
できるだけ汚染の少ない所に引っ越してください。
汚染をなんとか食い止めようと頑張っている町もいいではないですか。
そうやって、国中汚染を広げてしまおうとしている敵に必死で立ち向かっている町を、応援することにもつながりますもんね。

とにかく、ここ10~20年以内は、活動期の最たるものだというデータが出ています。
もし近くに原発があるような所に住んでいる方は、どうか本気で、移住に向けて考えてください。
子供の頃に、突発的な(人はそれを夜逃げと言う)引っ越しも含めて十回以上、大人になってからは自分の意思で四回、
環境もガラリと変わり、仕事も人間関係もすべて一から、という引っ越しをしたわたしが保証します。
本気で決めてしまえばいろんなことが後からついてきてくれます。
まずはあなたの心と身体が、一歩二歩三歩と、歩みを進めていきさえすれば。
あきらめないで。
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これこそが、東京をはじめとする、無知で無能で欲深で恥知らずな知事が招いた地獄

2012年01月19日 | 日本とわたし
新井哉さんは、危機管理研究者・危機管理ジャーナリストとして活躍されている方です。
危機管理・国民保護ブログというブログを書いておられます。
その記事を読むと、わたしなどには到底調べられないような細かい実態が詳しく書かれていて、いつも参考にさせていただいています。
とてもありがたいです。

先日から、原発狂団がまた、もはや滑稽と思われるほどの政策を発表しましたね。
わたしはもう、笑い飛ばしでもしないと気がおかしくなりそうだったのですが、あの記事を読んだ旦那が、ちょいと眉をひそめて、
「書き方、ちょっと気をつけた方がええのとちゃうの?」などと心配しておりました。

呆れ果てて嫌気が差して、もうどうでもええわい!となるのを、物陰に隠れて待っているあの阿呆どもに、
今回ばかりは、呆れ果てようが、嫌気が差そうが、怒りで気がおかしくなろうが、あきらめへんで!という気持ちを忘れないためにも、
新井氏のように、コツコツと、大切な情報を提供してくださる方を応援していきたいと思います。


今日は、「汚染がれき」問題について、彼のツイートをまとめてくださったものを転載させていただきます。
ツイートというのは、ツィッターを使って140文字以内にまとめられた情報のことです。
どうか、ひとつひとつゆっくり読んで、現実を知ってください!


「汚染がれき」問題 ツイートまとめ①
 

*汚染がれきを東京に搬出する宮城県女川町で、1月13日の仮設役場庁舎前の放射線量率が昨年7月の測定開始以来最高の1.1μSv/h(地上50㎝)に急上昇。
新たに放射性物質降下か。
女川の瓦礫は危険だ。

*政府は1月16日、宮城県角田市と白石市の原木シイタケ出荷停止を指示。
白石で最大1377ベクレル(1Kg)。
汚染実態判明で、同県の「汚染がれき」東京焼却はさらに困難な状況に。

*汚染がれきを洗浄等で処理する試験プラントが福島で始動予定だが、処理技術を持っているなら被災地にプラントを建設して処理すべき。
広域処理による放射性物質の拡散は被曝者を増やすだけの愚策だ。

*「汚染がれき」焼却の住民説明会が、1月20日に神奈川県横須賀市で開かれるが、情報公開は不十分だ。
同市の南処理工場は、処理過程で出る汚水の放射能濃度を未公開。
「汚染放流水」について、住民への説明が必要だ。

*宮城県は12月27日、政府に放射線の健康影響への対応を求める要望書を提出。
県民の被曝を宮城県が認めたことを意味し、「宮城県女川町のがれきは安全」とする東京都の主張は破綻同然だ。

*宮城や岩手の「汚染がれき」を受け入れて燃やせば拡散し、被爆者増の可能性大。
処分場等への封じ込めが必要。
政府や自治体は現地処理に政策を変更すべきだ。

*放射性物質拡散を懸念し、正月の飾り物等を燃やす「どんど焼き」自粛の動きは妥当な選択だ。
放射性廃棄物は燃やせば拡散するため処分場等への封じ込めが必要。
「汚染がれき」焼却は最悪の選択だ。

*「汚染がれき」焼却予定の東京23区清掃一部事務組合は、作業員に呼吸用保護具を着用させるなど、内部被曝防止に配慮する一方、
周辺住宅地等で放射性降下物測定をせず、住民の被曝対策に取り組んでいない。

*東北大学大学院の土屋範芳教授ら実施の津波堆積物調査で、青森県八戸市から福島県相馬市まで、129地点のうち39地点で基準値超のヒ素検出。
放射性物質と毒性強いヒ素含むがれき焼却は危険極まりない。

*「汚染がれき」焼却予定の東京23区清掃一部事務組合の、江戸川清掃工場の放流水からセシウム検出。
「汚染放流水」は規制値以下として、下水道に流されて汚染を拡大していたことが判明。

*廃棄物の処理及び清掃に関する法律に「放射性物質及びこれによって汚染されたものを除く」と明記されている。
清掃工場での「汚染がれき」焼却は想定外だ。

*福島県内の「汚染がれき」は深刻だ。
瓦の放射性セシウムの値は南相馬市で5500ベクレル(1kgあたり)。
子供たちの疎開が必要であろう。

*東京の「汚染がれき」問題で、東京都が約280億円を貸し付ける、財団法人東京都環境整備公社の常勤役員の平均報酬支給額は、1274万円。
常勤職員の平均給与支給額も、600万円超。
がれき処理で今後も高額維持か。

*「汚染がれき」処理で、東京都が約280億円を貸し付ける東京都環境整備公社の理事に、東京都環境政策部長や東京商工会議所理事ら、評議員に東電執行役員、特別区副区長会長らが名を連ねる。
政官財のオンパレードだ。

*東京の「汚染がれき」問題で、東京都が処理費等約230億円を貸し付ける財団法人東京都環境整備公社の評議員に、福島第1原発事故以降も、東京電力執行役員の影山嘉宏環境部長が名を連ねていたことが判明。
癒着か。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都内で焼却する問題で、東京都が約230億円を貸し付ける財団法人東京都環境整備公社の理事に、紺野秀之・東京都環境局環境政策部長が就いていたことが判明。
「利権」の温床か。

*『東京「汚染がれき」処理、「利権」優先か』記事をアップしました。
天下り団体に約280億円を貸付予定。
石原都知事と都庁、リサイクル・産業廃棄物処理業者ら政・官・財の不透明な「利権の構図」が明らかになったことで見直しを迫られるのは必至だ。

宮城県内の「汚染がれき」は危険だ。
東京都は女川町から受け入れるが、同町隣接の石巻市の災害廃棄物(繊維類)は1140ベクレル(1kgあたり)、福島県に近い山元町で最大2500ベクレル検出。

*東京都が受け入れる宮城県女川町の「汚染がれき」の焼却試験ではスラグから141ベクレル(1kgあたり)検出。
23区内清掃工場は28~89ベクレル。
女川町のスラグの放射能濃度は1.6~5倍。

*宮城、岩手両県の「汚染がれき」の受け入れに否定的な回答をした都道府県と政令市が計36団体、約6割に及ぶことが産経新聞の調査で判明。
焼却で放射性物質を放出する可能性があるので当然の判断だ。

*東京都内で宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する東京23区清掃一部事務組合の管理者は、西川太一郎・荒川区長。
23区内で最後まで測定と除染に取り組まず、荒川区民に無用な被曝を強いた人物だ。

*東京都内で、宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する事業主体は、「東京23区清掃一部事務組合」。
組合議会は、23区の区議会議長23名で構成。
つまり区議会が「反対」を議決すれば、搬入阻止が可能。

*東京都内で、宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する事業主体は、23区が分担金拠出する「東京23区清掃一部事務組合」。
自治体財政難で予算切迫。
「汚染がれき」搬入で息を吹き返せるか。

*宮城県女川町の「汚染がれき」の東京都受け入れは問題だ。
「放射性廃棄物」の処理を想定していない清掃工場等での焼却は、大気中に放射性物質を放出する可能性があり、住民は被曝の危機に直面。

*福島市の「あらかわクリーンセンター」では、集塵機能の高い「バグフィルター」を使っていたにもかかわらず、
放射性セシウムを大気中に放出寸前の煙突部分で検出。
関係者に困惑が広がっている。

*『「汚染がれき」焼却、清掃工場から放射性物質を放出か』 
記事をアップしました。
東京都内で「汚染がれき」を焼却すれば、大気中にセシウムを放出される可能性が高い。
放射性物質の拡散は最悪の選択肢で、封じ込めが現時点で最も有効な対策といえよう。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を焼却する清掃工場は、東京都内では20カ所の予定。
施設や焼却炉等が放射性物質で汚染される上、汚染焼却灰等の「放射性廃棄物」を生み出す。
東京都内に20カ所の「ミニ原発」が出現か。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都内で焼却しているが、清掃工場内や焼却炉が放射性物質で汚染されるため、事故やトラブル発生の際、修理等の対応が困難に。
施設や炉の爆発・火災で、放射性物質が飛散する恐れも。

*宮城県女川町の「汚染がれき」を東京都が受け入れた問題で、品川、大田の両清掃工場での試験焼却後、敷地境界の一部で空間放射線量が上昇したことが判明。
子供たちや住民の被曝を防ぐため、正確な情報公開が必要だ。

*「汚染がれき」の焼却灰から、高い放射線量を測定。
宮城県女川町の災害廃棄物を、東京都の足立清掃工場等で焼却するが、女川町での試験焼却で焼却灰から2300ベクレル(1kgあたり)を検出。
住民の被曝対策が急務だ。

*放射性セシウムを大気中に放出している、福島県の須賀川地方衛生センターと伊達地方衛生処理組合清掃センターは、バグフィルターより性能の劣るとみられる電気集塵機を使用。
旧式な焼却施設の周辺住民は、被曝の危機に直面。

*放射能汚染が深刻な福島県内では、2カ所の一般廃棄物焼却施設の排ガスから、放射性物質を検出。
須賀川地方衛生センターと伊達地方衛生処理組合清掃センターが、放射性セシウムを大気中に放出。
周辺住民の被曝は確実だ。

*東京都が宮城県女川町から受け入れる「汚染がれき」は、セシウムが1キロあたり最大440ベクレル。
10万トン焼却で440億ベクレル。
除去率99%で4億4000万、99.9%で4400万ベクレルを大気中に放出。

*環境省の一般廃棄物焼却施設における排ガスのモニタリング結果によると、福島県内2ヵ所の焼却施設の排ガスから放射性セシウム検出。
受け入れた汚染がれきを焼却すれば、大気中にセシウムを放出。
住民の被曝は確実だ。


新井哉
危機管理研究者・危機管理ジャーナリスト
専攻分野:危機管理
職歴:千葉日報社記者、中国新聞社記者、安全保障専門紙記者(現職)
学歴:福島大学行政社会学部卒 放送大学大学院文化科学研究科在学
所属学会:日本安全保障・危機管理学会
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米国おおきにモミの木事情

2012年01月18日 | 米国○○事情
毎年のことながら、いつもこの一瞬は胸が痛みます。
こんな、まだ活き活きとしている木をポイッと棄てなければならないやなんて……。


去年出会ったこのモミの木は、うちに来てくれる人が皆、口を揃えて褒めてくれた、器量良しの木でした。
というか、年末に、政府がこっそり、モミの木にかける税金をポォ~ンと上げたそうで、
木の代金が急に高くなっていて、それであまり良いランクの木を買えなかったのですが、
値段の高い木ほど、枝振りがみっちりしている→我々が選んだのは、枝振りがスカスカっとしている、ということで、
どうせ飾り物もたくさん無いし、シンプルでええやんと、葉っぱの活き活きさに惚れて持ち帰ってきた木なのでした。

うんしょうんしょと運び入れ、モミの木入れにグイッと差し込み、飾りをつけ終わったら、なんとまあ、ショボイ飾り物によく似合うスカスカっぷり。
すっかり気に入ったのでした。

一ヶ月近くも、部屋の中にいい香りと豊かな緑をありがとう。
引っこ抜く時に、木の幹をぎゅっと握ると、皮がすっかり弱っていることに気がつきました。
ああ、もうギリギリやったんやなあ……。

違う州では、モミの木の再生を始めた所があるそうです。
飾り終わった自分ちのモミの木を、家具や小さなインテリア物に変身させる、というような。
ニュージャージーにも、そういう企画が始まればいいなあと思います。

こんなふうに、道ばたに寝かされて、回収車のトラックを待たなくてもいいように。


ばいばいモミの木、ありがとね。
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こいつら全員無期懲役!

2012年01月17日 | 日本とわたし
わっはっはっはっはっ!
こんなん政府ちゃうわ!
記者さん、そういう単語使わんといて!
原発狂い集団その1、その2でええねん!

地震の活動期に入ったっちゅうのに、それを無視って原発原発原発!
もうわかってたっちゅうねん!
最初っからこうするつもりやったんやろが!
うんざりも通り越したら笑えてくるわ!

アメリカがそうやから世界的?
アメリカがやってるから国際的?
「国際的な動向を参考にした」やと?
「60年運転でも十分な余裕がある」やと?
アホ抜かせ!
アメリカで活断層の真上に建ってる原発は104基のうちの2基だけやねん!
環境が全くちゃうやろが!

それに、アメリカこそが、あっちゃこっちゃに原発押しつけて、自分らが使う核兵器の材料集めてる悪の元締めやがな!
おまえらの言うハードルなんか、高かろうが低かろうが意味ないねん!
もうほんま、おまえら日本から出てって!
とっくの昔から、日本にはもう、政府も司法も行政もなくなってしもてん。
今、それでもなんとかやっていけてるのは、国民のおかげやねん。
いらんねん!
消えてくれ!


原発:40年廃炉、一転「60年」容認へ 政府が方針

『政府は17日、原則40年で廃炉にすると公表していた原発の運転期間について、
「20年を超えない期間、1回に限り延長を可能とする」との方針を新たに明らかにした。
今月6日に細野豪志環境相が「40年で廃炉」方針を公表した際には、例外もあり得るとの見解を示していたが、年数は明らかにしていなかった。
この「例外規定」が適用されれば、国内で今後認められる原発の運転期間は最長60年となる。【江口一】

政府は、24日に召集される通常国会に関連法案を提出し、4月1日施行を目指す

内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室によると、関連法案では、原子炉等規制法に「40年」の運転期間制限を明記する一方、
「環境相の認可を受けて20年を超えない期間、1回に限り延長を可能とする」との規定を追加する。
具体的な期間は、20年を上限に政令で定める。

延長の考え方は米国を踏襲したもの。
米国では、法律で認められた40年の運転期間の後、交換困難な機器類の劣化対策を確認し、
原子力規制委員会の許可が得られれば、最長20年の延長が何度でも認められる。
同準備室は「国際的な動向を参考にした」と説明する。

細野氏は6日に「原則40年で廃炉」の方針を公表した際、事業者から運転延長の申請があった場合は、
(1) 施設自体の老朽化の評価
(2) 施設を保全できる技術的能力--を審査し、問題ない限り延長を承認する、との例外規定を示していた。
一方、この規定により、事故リスクが高い老朽化原発を減らしていく、という原発安全規制が形式化するとの指摘もあった。
 

◇「60年」経産省の従来見解に合致

原発の寿命を原則40年と定めながら、その発表から11日後に、最長で20年もの延長を容認した今回の原子炉等規制法の改正案は、
「60年運転でも十分な余裕がある」としてきた経済産業省の従来見解に合致し、政府の原発規制姿勢が後退した印象を与えるものと言える。
政府は「延長には高いハードルを設ける」と例外を強調するが、具体的な延長基準は示されず、専門家から強い疑問の声が出ている。

内閣官房の担当者は、20年という延長期間の根拠として米国の例を挙げ、
「世界的に認められている。(延長できる)可能性として短すぎるのも妥当ではない」と説明。
具体的な延長期間や基準は、新たな規制機関となる原子力安全庁で、専門家の意見を聞いて政令などで決めるという。

原発の老朽化問題に詳しい市民団体「原子力資料情報室」の上澤(かみさわ)千尋氏は、
「米国でも延長基準は緩く、実際に(運転延長が)例外になるかどうか疑問だ。
原子炉の劣化を診断する方法が技術的に確立していないことを真摯(しんし)に受け止めるべきだ」と厳しく批判しており、
原発の40年運転制限制が形骸化する恐れは、依然ぬぐいきれない。【西川拓、比嘉洋】』


なあ報道屋さんら、
そろそろ、こんなお伝え記事ばっかり書いてんと、
あんたらが思てる本音をガツンと書いたらどう?

いつまでこんなことやってるん?
次のおっきな地震が来るまでか?
いよいよ日本が半分以上つぶされてしまわな、良心は出てこんのか?
共犯もしんどいやろ。
ええかげんにしたらどうや?
コメント (8)
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「冥土の土産に、電力会社を血祭りにあげてくれよう!」

2012年01月17日 | 日本とわたし
広瀬隆氏の叫びをふたつ、『談』立ち読み週刊朝日に掲載されたものをここで紹介します。

原発破局を阻止せよ!
(40)『東電が責任放棄、追認する国の狂気』
(41)『原発全廃へ決戦、2012運命の年』



「東電が責任放棄、追認する国の狂気」

前号で、福島県内のゴルフ場が放射能汚染されたので、東京電力に除染を求めた裁判で、ゴルフ場側の訴えが却下されたことについて述べたが、
東電によれば、原発事故を起こして大気中と海水中に放出された放射性物質は、所有者が存在しない「無主物」という定義だ。
これほど不条理な理屈を、なぜ東電は持ち出したのか? 
ならば、松本サリン事件、地下鉄サリン事件で、オウム真理教がばらまいたサリンも、無主物ではないか
なぜ、オウム真理教の実行犯たちは、死刑判決を受けたのか? 
同じように放射性物質を日本全土にばらまいた東電は、業務上の過失ではなく、
事故が起こり得る可能性を充分に知りながら大事故を起こし、司法界で「未必の故意」と定義される重大犯罪者なのである
正気とは思えない東電と、彼らの除染の責任を認めない裁判官の頭の中を、理解できる人がいるだろうか。
ゴルフ場側は、決定を不服として東京高裁に即時抗告したが、ここまで日本という国家全体が狂ってしまった。

このように、被害を起こして平然としていられる社員が集まった企業が、東電という会社だったのである。
そのような人の集団が、この世で最も危険な原子力発電所を運転しているのだ。
会長・社長ばかりか、全社員に人間の血が通っていないからこそ、このような事件があっても、社内で誰も異論を唱えない。
原発事故を起こせば、電力会社は今後考えを改めるだろうと読んできたわれわれは、甘かった。
どうやら東電は、水俣病を引き起こしたチッソをはるかにしのぐ、度を越した極悪人の巣窟である
ことがはっきりしてきた。

放射能の汚泥・汚染土壌・汚染瓦礫(がれき)・焼却灰は、人体にきわめて有害なのである。
日本全土に降り積もった放射能の汚染物を、すべて東電本社の社屋に投げこむぐらいの行動を起こす必要があるのではないか。
そして、投げこんだあと、「それは無主物だ」と、怒鳴りつけてやらなければ気がすまない


そもそも、事は、こうして始まったのだ。
6月16日、全国各地の上下水処理施設で汚泥から放射性物質が検出されて深刻になってきたため、
政府の原子力災害対策本部は、放射性セシウムの濃度が1キログラムあたり(以下すべて同じ単位で示す)8000ベクレル以下であれば、
跡地を住宅に利用しない場合に限って汚泥を埋め立てることができるなどの方針を公表し、福島など13都県と8政令市に通知した。
また、8000ベクレルを超え、10万ベクレル以下は、
濃度に応じて住宅地から距離を取れば、通常の汚泥を埋め立て処分する管理型処分場の敷地に仮置きができるとした。

さらに6月23日の環境省の決定により、放射性セシウム濃度(セシウム134と137の合計値)が8000ベクレル以下の焼却灰は、
「一般廃棄物」扱いで、管理型処分場での埋め立て処分をしてよいことになった。
さらに環境省は、低レベル放射性廃棄物の埋設処分基準を緩和して、8000ベクレル以下を10万ベクレル以下に引き上げてしまい、
放射線を遮蔽できる施設での保管を認めてしまった。

おいおい待てよ。
原子力プラントから発生する廃棄物の場合は、放射性セシウムについては100ベクレルを超えれば、厳重な管理をするべき「放射性廃棄物」になるのだぞ。
環境省は、なぜその80倍もの超危険物を、一般ゴミと同じように埋め立て可能とするのか。
なぜ汚染した汚泥を低レベル放射性廃棄物扱いとして、ドラム缶に入れて保管しないのか。
この発生地は、無主物どころか、福島第一原発なのだから、その敷地に戻すほかに、方法はないだろう。
これが「廃棄物の発生者責任」という産業界の常識だ


さらに環境省は、放射性物質の濃度が適切に管理されていれば、再生利用が可能であるとして、
一般の市場に放射性廃棄物を放出するというトンデモナイおそろしい道を拓(ひら)いた

環境省のガイドラインに従えば、リサイクル製品にはフライパンも入ってくる。
えっ、放射性廃棄物が、いよいよフライパンに化けるのか。

6月半ば、汚泥は関東地方全域で深刻な量に達し、数万ベクレルの汚泥があと数日で置き場がなくなるという危機になった。
すると6月24日、農林水産省は「放射性セシウムが200ベクレル以下ならば、この汚泥を乾燥汚泥や汚泥発酵肥料等の原料として販売してよい」というトンデモナイ決定を下した
対象となる地域は、汚泥から放射性セシウムが検出された以下16の都県、
岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、山梨県、静岡県、新潟県であった。
えっ、放射性廃棄物が、いよいよ発酵肥料に化けるのか。


◆レンガに化ける放射性廃棄物◆

11月2日には、千葉県市原市にある廃棄物処理業者「市原エコセメント」が、9月15日と10月11日に排水を測定した結果、
1000ベクレル以上の放射性セシウムを検出していたことを千葉県が発表した。
原子力安全委員会が6月に示した基準値の14~15倍に相当するこの高濃度放射性排水が基準値を超えていると知りながら、
同社は、1ヶ月以上にわたって計1万3200トンを東京湾に排水してきた
が、この日、県の要請を受けて操業を停止した。
市原エコセメントは、県内34市町村から受け入れたゴミの焼却灰などを原材料に、セメントを製造してきた。
えっ、放射性廃棄物が、新築マンションやビル建設用のセメントに化けてきたのか。

さらに東電子会社の東京臨海リサイクルパワーが、3年間で52万トンの瓦礫を、宮城県と岩手県から受け入れる計画だが、
可燃ゴミを600℃で焼却し、焼却灰を1450℃で再溶融して固化する。
不燃ゴミは破砕処理して、いずれも中央防波堤内に埋め立てる。
残留スラグは、8000ベクレル以下であれば、レンガの下地材として転用される。
えっ、放射性廃棄物が、レンガに化けるのか。

問題は、こうした焼却によって、放射能が大気中に振りまかれることにある。
一般ゴミの焼却は、低温で焼却するとダイオキシンが出るので、800℃以上の高温で燃焼するように義務付けられているが、
震災瓦礫を焼却すると、そこに含まれている放射性セシウムは、沸点が800℃よりずっと低い671℃なので、ガスとなって大気中に拡散するからである。
さらに焼却灰では、放射能が高濃度に濃縮されるから、到底、一般廃棄物として扱うことなどできない

こんなおそろしいことを、いつから日本の国民は認めるようになったのか。
環境省、厚生労働省、文部科学省、農林水産省の大臣と官僚たちがやっていることは、もう、メチャクチャである。
国民がこのような不始末を認めれば、日本列島には放射性廃棄物と呼ばれない放射性物質が散乱して、
その自然界で採取される食品の放射能汚染はますます長期化して、深刻になる。

     
「原発全廃へ決戦、2012運命の年」

福島原発事故で、悲惨な大被曝・汚染国家となった日本で、電力会社が正気を失って暴走しようとするのを、
全国の住民運動・市民運動が食い止めた2011年が過ぎ去り、いよいよ最後の決戦の幕が開いた。

今年2012年の正月を迎えた時点で、運転中の原発は、54基中のわずか6基となっている。
出力で見れば、およそ5000万キロワットのうち、たった562万キロワットしか発電せず、実際の能力は11.5%にまで落ち込んだ。
さらに残る6基が定期検査によって運転を停止する予定は、
1月に四国電力/伊方2号、中国電力/島根2号、東京電力/柏崎刈羽5号、
2月に関西電力/高浜3号、
3月に東京電力/柏崎刈羽6号、
4月に北海道電力/泊3号
とされている。

原発をすべて今年限りで廃炉にできるか、それとも日本という国家が滅亡への道に再び突進するか、日本人はその分かれ道に立っているのである。
この全基廃止の運命の年は、この機を失えば今後二度と訪れないほどの重大な節目である。

本誌で連載してきた通り、昨年3月の福島原発事故発生以来、その最大の意味は、次の原発事故「第二のフクシマ」が、目前に迫っていることにある。
なぜなら、第一に、東日本大震災の津波大災害をもたらした昨年3月11日のプレート境界型の大地震によって、
東北地方が太平洋側・海底側に引っ張られ、日本列島が大きくひん曲がってしまった
からである。
この巨大な歪みは、自然界の地殻が元に戻ろうとする調整運動を続けているため、昨年末までずっと余震を引き起こしてきたが、
これから大型の余震がまだまだ起こり得る。
それが証拠に、東日本大震災後の日本全土で、東日本だけに限らず、西日本でも広島や熊本に至るまで、断層運動の活発化が著しくなって、人びとを震えあがらせている。
余震といっても、阪神・淡路大震災クラスの大地震になる可能性が高いのだ。

さらに、ここ数年、地球規模でますます活発になっている太平洋プレートの運動が引き続いたままで、
それがまったくおさまっていないので、余震とは別に、新たな大地震がどこで、いつ起こるか分らない

この余震と、新たな大地震の脅威は、今後少なくとも30年は続くのだ。

そして、昨年の恐怖のフクシマからようやく真剣にスタートを切った過去の歴史的な津波の調査がおこなわれるにつれて、
日本中に大型津波の記録のあったことが報告されるようになってきた。
四国電力の愛媛県・伊方原発では、豊後水道周辺で2009年~2010年にかけて、スロースリップ現象による地殻変動が顕著となって、かなり危険な兆候だと見られているが、
四国電力は「瀬戸内海には津波が来ない」とタカをくくっている
のだ。
1596年(慶長元年)9月1日(一説には4日)、大分県別府湾でマグニチュード7級の海底地震が発生し、
津波が押し寄せ、瓜生(うりゅう)島が一夜で水没したことが判明した。
その4日後の9月5日には、京都の伏見でマグニチュード8近い大地震が起こり、伏見城の天守閣が崩落した。
その結果、愛媛県西条市の幸の木遺跡では、12世紀以降の液状化跡が発見されており、
別府湾と、四国の中央構造線と、伏見の断層が400キロにわたって、ほぼ同時に動いた可能性が出てきたのである。
瀬戸内海には津波が来ないなどと、誰が言えるのか! 
内海の津波来襲は、最もおそろしい結果を招く。
もし中央構造線が動けば、瀬戸内海に巨大津波が発生することは間違いない。
日本中の電力会社が、実はみな、ほぼ同じレベルの無策状態にあることが、フクシマ後に明らかになっている。


そして第二の問題は、もし西日本の原発が、たとえば佐賀県の玄海原発、鹿児島県の川内(せんだい)原発、愛媛県の伊方原発、いずれかが「第二のフクシマ」となれば、
台風の通過コースによって日本人の誰もが知る通り、放射能の雲は、一気に東上して日本列島をなめつくすことにある。
すでに深刻化している食品の放射能汚染が、救いようのない地獄に突き落とされることは見えている。

あるいはまた、日本海側の原発が、たとえば島根原発か、能登半島の志賀原発か、福井県若狭の14基の原発群か、新潟県の柏崎刈羽原発7基、
いずれか1基が「第二のフクシマ」となれば、
日本海が一挙に汚染し、その放射能は永久に滞留して、魚介類は全滅するのだ。
柏崎刈羽原発の場合は、コシヒカリの米どころ、酒どころだから、食料問題は一層深刻になる。


◆浜岡原発事故で7千万人が避難◆

言うまでもなく、静岡県の浜岡原発が「第二のフクシマ」となれば、
一夜にして名古屋の中部経済圏ばかりか、首都圏と関西経済圏が、同時に全滅する。
それは7000万人の民族大移動というあり得ない地獄図になる
路頭に迷う大都会人たちの阿鼻叫喚を想像すれば、凄惨きわまりない人類史上最悪の原発震災になることが分っている。

北海道の泊原発が「第二のフクシマ」となれば、
日本中に食べ物を供給している食料自給率210%を誇る広大な土地で起こる大悲劇だ。
酪農王国、魚介類の宝庫、昆布の95%を生産する海藻類の宝庫、それらすべてが崩壊して、日本全土が食料難に襲われるのだ。

さらに第三の問題は、原子力発電所が、「地震の揺れ」にまったく無防備な機械装置であることが、フクシマ事故によって実証されたことにある。
東日本大震災では、津波が到来する前に、すでに配管破損が起こって、原子炉内の熱水が噴出し、それが大事故を招いた第一歩だった可能性が濃厚である。
その事実をサイエンスライターの田中三彦氏、もと格納容器の設計者だった渡辺敦雄氏、後藤政志氏に指摘され、ついにあの原子力安全・保安院が認めたのが、昨年末であった。
これは、まさに、日本中の原発すべてに共通する最大の恐怖である。その対策など、100%あり得ない。

加えてフクシマでは、人間の本質的欠陥が明確になった。
原発のコントロール・ルームに働く運転員たちは、結局は大事故が発生してみれば何もできなかったのである。
運転員たちは、大事故を想定して訓練を受けていたが、実際にそれが起こってみれば、気が動転して思考力を失い、何をしてよいかまったく分らなくなった。
こんなことは、運転員が人間であれば当り前のことだ。
複雑怪奇なメカニズムを内包した原子炉の安全装置は、決して自動的にあらゆる問題を解決するようには設計されていない。
つまり、ある一定の事故を想定しているだけで、それは、現実に起こり得る出来事の100分の1もカバーしていないのだ。
大地震の揺れに襲われたパニック状態のオペレーターたちに、その想定もされていないすべての緊急事態に、万全に対処せよというのは、不可能な要求である。

こうなったら原発の全基廃止という条件は、日本人の生き残りにとって、絶対に引けない国民の要求である。
冥土の土産に、電力会社を血祭りにあげてくれよう



ひろせ・たかし 
1943年生まれ。
早大理工学部応用化学科卒。
『原子炉時限爆弾--大地震におびえる日本列島』(ダイヤモンド社)、『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(集英社新書)、『FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン』(朝日新書)、本連載をまとめた『原発破局を阻止せよ!』(朝日新聞出版)など著書多数     
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東京の赤い雨に濡れる『喪失と孤独』

2012年01月17日 | 日本とわたし
今朝のニューヨーク・タイムズに掲載されたフォトエッセイを転載します。
お粗末ながら、わたしが日本語に訳したものも載せておきます。

旦那から記事を教えてもらい読んだのですが、去年の丁度同じ時期に日本に帰省していたわたしが感じた、チリチリとした『喪失』と『孤独』が表されていたので、とても共感しました。
写真もとても素晴らしいので、どうか御覧下さい。

Lost and Alone Under Tokyo’s Red Rain

Soon after shooting memorial concerts on the 10th anniversary of the Sept. 11 attacks, my sister called to tell me that our father had died unexpectedly. Two days later, I returned to Japan for the first time in 20 years to attend his funeral. I felt constant vertigo, like I had been violently cut and pasted from New York to Tokyo.
『9.11・同時テロの10周年記念コンサートを撮影した直後に、僕の姉が電話をかけてきて、こう言った。
「おとうさんが死んじゃった。突然に」
二日後、父の葬式に参列するために、実に二十年ぶりに日本に戻った。
僕はずっとくらくらしていた。
それはまるで僕が乱暴に切り離されて、ニューヨークから東京に連れてこられたみたいに』

Hiroyuki Ito

The first thing I had to do was go to the men’s clothing store and buy everything – a funeral suit, shoes, shirt and socks. The manager was speechless, like I had just landed in his store from another planet.
『僕が一番最初にしなければならなかったことは、紳士服の専門店に行って、全ての物(礼服、靴、ワイシャツに靴下)を買うことだった。
店の店長は、まるで別の惑星からやって来た人間が自分の店に入ってきたのを見たみたいに、絶句していた』


When I arrived, I saw red drops everywhere. I thought it was red rain falling from the sky. It has been said that the day after the atomic bomb was dropped, there was black rain in Hiroshima. Although there was radiation in Tokyo after the Fukushima nuclear fallout last year, there simply isn’t such a thing as red rain.
『日本に到着した時、赤いつぶつぶがそこら中についているのを見た。
僕はそれはきっと、赤い雨が空から降ったんだろうと思った。
それはまるで、そう、原爆が投下された翌日に、広島の空から降って来たと言われている黒い雨のように。
去年、福島の原発事故が起こった後に、東京も放射能に汚染されていると言われているけれど、だから赤い雨が降ったんだ、みたいな単純なものではなくて』

But even when the sky was clear, I kept seeing red rain, as if a filter was over my eyes.
『でも、たとえ快晴の日であっても、僕は赤い雨を見続けた。それはまるで、僕の目をあるフィルターが覆ってでもいるかのように』

Two weeks after my father’s funeral, my aunt passed away, so I traveled alone to the Hokuriku region of Japan for her funeral. The red was intensified and the rain seemed to fall harder and harder. At times my emotions were so raw, I couldn’t tell what was real and what was my imagination. But I didn’t even bother ― or simply didn’t have any strength left ― to figure out what this red rain was and why I saw it, everywhere, all the time.
『父の葬式の二週間後に、僕の伯母が亡くなった。
それで僕は、彼女の葬式に参列するために、北陸地方にある町にひとりで行った。
僕にまとわりついている赤は色の度合いを増し、雨は日に日に激しく降り続けているように見えた。
その頃の僕の精神は丸裸で、いったい何が現実で、何が想像の世界なのかわからなくなっていた。
いや、そのどちらでもなかったのかも……
もしくは、ただ単に、その赤い雨はいったい何なのか、そしてどうして僕が、ありとあらゆる場所で、途切れることなく見ているのかを解決できないほどに弱り切っていただけなのかもしれない』

A week later, the red rain disappeared from my eyes without explanation.
『その一週間後、赤い雨は突然、なんの理由も無しに、僕の視界から消えた』

In the middle of November, my girlfriend called me from New York to tell me that she was leaving me. I waited for the red rain to return to blur my vision and alleviate my pain.
『11月の中頃に、ニューヨークに住む僕のガールフレンドが電話をかけてきて、別れましょうと言った。
僕は、赤い雨がまた戻ってきて、僕の想像力を曇らせ、心の痛みを和らげてくれるのを待った』

It never did.
『でもそれは、二度と実現しなかった』
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津波来たらもたない!ストレステストは批判をかわす為の言い訳にすぎない!事故直後、情報は米国に!

2012年01月16日 | 日本とわたし
3つの、東京新聞紙上で報道された記事を、美代子さんのブログから転載させていただきます。

津波来たら、もたない (ふくしま作業員日誌)から

今年になってから、地震が多い。 
12日に震度4の地震があった時は、福島第一原発で作業をしていた。 
近くにあったタンクがガタガタ鳴るから風がすごく強いなって思ったら、一緒にいた仲間が地震だと気づいた。

慣れは怖い。 
「また来た」とは思ったけれど、津波のことは考えなかった。
仲間もみんな落ち着いていた。
だけど、高台の方で他の作業員たちが騒ぎ始めた。

建物内に放送が入って、休憩所にいた同僚が「津波が来るから安全なところに逃げろー」と、慌てて知らせてくれた。
「そうだ津波だ」と思ってから慌てた。
すぐに道具を回収して高台に。

今考えると、道具を回収している場合じゃないんだけど、福島第一は海のすぐそばにあるから、実際に津波が来なくて良かった。 
ほんと怖かった。


元日にも地震があったけど、最近また地震が増えていて気になる。
大小はあるけど、毎日のように来ている気がする。
防波堤も高くはなったけど、海が荒れている時は波が超えたりしている。

今の状態で大地震や津波が来たらー。
福島第一はとてももたない
』(聞き手・片山夏子)


ストレステストは、国民の(原発に対する)批判をかわすための言い訳にすぎない

『ブルガリア原子力安全庁の元長官で、欧州連合(EU)加盟国の原発の安全性を評価するストレステスト(耐性評価)の議論に加わったゲオルギ・カスチェフ氏(62)が東京新聞の取材に応じ、
「ストレステストは、国民の(原発に対する)批判をかわすための言い訳にすぎない」と指摘した。

日本政府は、欧州の制度を取り入れることで、原発の再稼働に理解を求めようとしているが、
本場の欧州で実際にストレステストに加わった人から強い疑念が出された。

原子力物理の専門家で、東京工業大で客員教授を務めたこともあるカスチェフ氏はまず、
EU加盟国のストレステストが福島第一原発事故以前と同じ事業者や専門家によってなされていることを問題視。

「今まで安全と判断してきた人々が再び評価したところで、結果は同じだ。その結果を誰が信じるだろうか」と述べた。

テストの方法についても、
「新しい研究成果をテストに適用する時間はなく、これまでと同じ基準で審査することになる」とし、基準が必ずしも最良ではないと指摘

審査にかける期間が短すぎるほか、事業者による報告書が非公開であることも非難した。
批判は日本の状況にも及んだ。
日本政府が、原発を稼働させ続ける条件として、ストレステスト合格を打ち出したことに 
「妥当性がない。テストを行う意味は、国民の批判をかわして言い訳するためだ」と言明』


緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、事故直後の昨年3月14日、外務省を通じて米軍に提供していた

『文部科学省の渡辺格科学技術・学術制作局次長は16日、
福島第一原発から放射性物質がどう拡散するか緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、
事故直後の昨年3月14日、外務省を通じて米軍に提供していた
ことを明らかにした。

試算結果が国民に公表されたのは、米軍への提供より9日も遅い3月23日のことだった。
公表が遅れたため、住民の避難が遅れ、放射性物質が拡散する方面に非難した人もおリ無用の被ばくを招いた
と批判されてきた。

その一方で、米国側には早い段階で連絡していたことになる。

16日に開かれた国会の事故調査委員会で、委員からの質問に答える形で、渡辺氏が明らかにした。
渡辺氏は「(事故対応を)米軍に支援してもらうためだった。公表という認識ではなかった。
(住民ら国内への公表は)原子力災害対策本部で検討しており遅くなった
」と釈明した』



いったいもう、どういうこと?!

年末に、もっともらしい顔して収束宣言(まああれほど言うた瞬間からウソつくな!って世界中から非難された宣言も珍しかったけど)したのに、
今の状態で大地震や津波が来たら、福島第一はとてももたんって、現場で現実に直面しながら作業してはる人が言うてる。

ストレステストの本場で、実際にそれに深く関わってきた人が、
「ストレステストは妥当性がなく、テストを行う意味は、国民の批判をかわして言い訳するためだ」と明言しはった。
テストのやり方もうだうだ、テストをする人間も仲間内、今までウソばっかついてきた連中のこと、いったいどないして信じられんねん?

ほんで極めつけは、緊急時に、迅速に、放射能の影響を予測できる装置があって、その試算もしっかり出て把握してたデータを、
市民には隠し続けてたのに、米軍に支援してもらいたいからっちゅう理由でしっかり報告してたって?!
震災と津波の後で、被災地の人達が外に出て、お水や食料を受け取るためにずっと長い間立ち続けてたり、
被災した人達を助けに回ってたり、生き別れになった家族を探し回ってたことも重々しってたくせに。

もうほんまにクソの中のクソや!
おい、司法に関わってるあんたら、なんであの連中らを逮捕せえへんねん?
業務上過失致死、少なくともこれは、業務上過失傷害罪に相当するんとちゃうの?
いつまで見てへんふりしとんねん!ちょけとんのか!ええかげんにせんかい!
コメント
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