ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

母のお古をいただきに♪

2012年05月28日 | 家族とわたし
ダコタハウスの隣のアパートメントを、都会ライフ用に購入した旦那の両親。
前のオーナーが使てた台所は、めちゃくちゃアンティークなガスコンロがあって、わたしは一目惚れしたのやけど、
使う当の本人にしてみたら、ひとりっきりしか立てへん幅と、使い勝手の悪いコンロはかなんかったんやろう、思いっきり今風のキッチンに改装しはった。

で、そこにあった電子レンジと食器洗い乾燥機、いらんか?と聞かれ、
食器洗い乾燥機は、ほとんど二人暮らしになった今となっては、無用の長物に近いので断り、電気レンジだけ、うちに引っ越してもらうことにした。

電子レンジは、いつか、使うのを止めようと思いつつ、今だについつい使てしまう。
こちらに引っ越してきた際に、旦那母が買うてくれたシャープのそれは、使い出してから一年も経たんうちに、デジタルの数字の表示がだんだん欠けてきて、
ずいぶんと前から、全く見えんようになったまま、スィッチを押してから、自分で秒数を数えながら使用していた。
母のはパナソニック。
さて、これが、我が家にとっての、最後の電子レンジになるのかどうか……。

昨日の蒸し暑さよりはちょっとマシなマンハッタン。


車が信号で停まるたび、ついつい写真を撮りとうなってしまうビルディングの古めかしさ。


これは、ユダヤ教の教会。


久しぶりに、あさことよく過ごしたアッパーウェストサイドを散策。


あさこぉ~!あの、フレンチカフェがぁ~!


閉店してた……めちゃショック!


第二のお気に入り店でランチ。レモネードミントティーでんがな。


これは、チキンカレーが乗っかっとるっす。


あさこ、懐かしやろ?


あさこのことを思い出してたら、いきなりオペラのアリアが聞こえてきた。うん♪?


素人のど自慢大会?!


出場者は楽譜持参でやってきて、右奥の、電子ピアノを弾いてる男性に渡す。慣れてはるとはいえ、全部初見やんね。


あさこが居たらなあ~……。

お茶屋さん。


どんだけあるん?!


まだまだ続く。


まだまだまだまだ続く。


マンハッタンの高級アパートメントは、中庭がまたまたアンティーク。


早めの夕飯を、旦那両親と我々、ほんでもって、久しぶりに息子Tも呼び出して、5人で一緒に会食!
いつものごとく、旦那父のおごりでいただいた……ええ年して、いつまでもおごってもろてる我ら夫婦……。

けどまあ、いっぱい話せて楽しかった。
父は73才にして、来月とうとうのとうとうリタイアする。
もちろん、予定がいっぱい入ってないとかなん性格の人やから、あっちゃこっちゃの団体や会社のコンサルタントをしたり、新鋭のオーケストラを支援したり、
勉強しに大学行ったり、見聞を広げに旅行したりしはるやろけど、結婚51年目にして、もうちょっとは一緒にいられる時間が増えるやろかと、母は楽しみにしてはるに違いない。

さて、うちのパン焼き器が修理不能になったので、母の、それはそれは古いパン焼き器をいただくことになった。
母は最近、グルテンもイーストも小麦も、一切食べないことに決めたので、パンなんてもんは、もっての他なんである。
なので、どうぞどうぞと言うて持ってきてくれた。
頑丈で、所々欠けてるとこに、陶芸家の母らしく、陶芸用の粘土で補強してある。
それはそれは古いけど、なんか信頼できるなあと思いながら後ろを見ると、なんとMade in Japan?!
日本製や~ん♪
これからもよろしゅうに。
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ある日のだんなランチ

2012年05月28日 | ひとりごと
数日前のランチ。
ここに載っけるの、忘れてた!

ボストンから空輸されてくる納豆に、カラードグリーンとベーコンを炒め煮したのが乗っかったトースト。


旦那は鍼灸師である。

人の健康に関わる仕事をしている。

若い頃からずっと、自分が何になりたいかわからないまま、風来坊をしたり、いきなり子持ち蜘蛛女に捕まったりして、

結局は、アメリカに戻ってから、失業の憂き目に会い、そこで初めて、鍼灸師というアイディアが天から降りてきた。

患者さんにはもちろん、治療中に、いろんな指導をする。

けっこう細やかに、時には心の問題も含めて、親身になって考えたことを伝えてる。

けれども、旦那だって、家に戻りゃ普通のおっさんなのである。

お腹が空いた。昼飯どないしょう?ああ、めんどくさい。ウェンディーズかスタバに行って食うてしもたろ。

なんてことも考える。ダンキンドーナッツだってめちゃハマってる。

なのに、なんかカタコトやってるかと思てたら、

「ちょっと、まうみ、見に来て」と声がかかった。



ドヤ顔で、「これには胡椒と塩とバターが必須である、って忘れんように書いといてや」と言う旦那。

納豆がずっと苦手やったわたしも、ようやく最近になって食べられるようになった。

一家にひとり、変な外国人(ここではわたしが本物の外国人やけど)! 
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今年の夏は『節電』!『縮電』!by 多摩美大の学生さん&保坂展人区長

2012年05月28日 | 日本とわたし
世田谷の、保坂展人区長のブログ『保坂展人のどこどこ日記』の、24日に書かれていた記事を紹介します。

2012年「全原発停止の夏」に効果的な「節電」「縮電」で臨む

2012年の5月5日から、「全原発停止」となって20日余り、夏がもうそこまでやってきている。
今年は、原発依存度が強かった関西電力で、「原発再稼働がなければ、計画停電だ」という声が強く、
いまだに、「政治判断」という便利な言葉で、「大飯原発再稼働」を狙う政府・与党からの言動も目につく。
ただ、10年後、20年後に、私たちの暮らしが平穏にあるとしたら、
「2012年の夏」は、どういう歴史的位置にあるのかという、やや遠方からの視点も持っていたい。

福島第一原発事故は、エネルギー政策の、大きなターニングポイントであり、
さすがに「3・11以前」の「原発増設」「原子力ルネッサンス」などの、現実を見ない幻想に回帰することはないだろう。
日本が、「福島第一原発事故」を契機に、どのように「脱原発依存」に舵を切っていくか、国民的議論や、賢い政策展開はどうなるのか。
はっきりしていることは、「現在の選択が、将来の現実をつくる」ということである。

この夏の「節電」を、どのように実現するかについて考えてみたい。
誰もが考える通り、「電力需要を抑制する」ことが、一番の早道である。
昨年は、福島第一原発事故以後の、計画停電の実施をへて、「電力使用制限令」なるものを、国が発令したこともあり、
世田谷区は、公共施設の中での、区民利用施設の一部を、午後の「電力需要逼迫時」に閉鎖をした。
自治体に対して、制限令で、罰則をつけたこともあって、やむをえない面があったとしても、「効果的な節電」という意味では、課題が残った。
一方では、世田谷保健所が中心となって、熱中症対策で、
「熱中症対策ひとときお休み処」ののぼりを、公共施設や民間施設にも協力をしてもらって出した。
高齢者を中心に、水分を補給し、ひととき休憩してもらうという趣旨で、多くの区民が利用した。

一方、荒川区は、「荒川まちなか避暑地」を展開した。

「ここでは「国は、計画停電を、特別区では実施しないこととしましたが、電力の供給は、依然として見通しが立たっていません。
また、夏の暑さで、熱中症にかかってしまう危険もあります。
このため、区は、節電を徹底しつつ、特に、多くの区民の方々が、今夏を健康に過ごせるような対策として、「あらかわ街なか避暑地」を実施します。
「あらかわ街なか避暑地」は、ご家庭でのエアコンを止めて、公共施設をご利用いただくことで、
区全体として、節電効果を向上させるとともに、併せて、熱中症対策を図るものです」(荒川区hpより)

ここでは、節電対策と熱中症対策を、あわせて実施するという目標が明記してあり、
地域の電力需要総体を、公共施設を開放することで抑制するという、合理的な節電がうたわれている。
これは、昨年の状況を思い出した時に、冷静で賢いやり方だったと思う。

今年は、東京電力管内は、「電力使用制限令」も予定されておらず、
ひとりひとりの住民が、エアコンを使用するよりは、何人かで集まったり、また、街の喫茶店に出かけたりして、
「まちなか避暑地」的に、電力使用を抑制しながら、過ごすのがいいだろうと思っていたら、
区役所に、多摩美大の堀内正弘先生が訪ねてこられて、「クールシェア」というプレゼンテーションがあった。
5月17日に、東京新聞がまとめている。

[引用開始]

節電 涼しさ分かち合う みんなで集まって クールシェア

自宅のエアコンを止めて外出し、冷房の効いた、公共施設などに集まって過ごす「クールシェア」が、今夏、広がりそうだ。
人々の交流につながり、商業施設がシェアの場となれば、経済の活性化も期待できると、
多摩美術大(東京都世田谷区)の学生たちが提唱したところ、地元商店街や埼玉県熊谷市も呼応、環境省も、節電の有効事例として推奨する方針だ。(山内悠記子)

いかに消費電力を減らすか。
多摩美大デザイン学科の堀内正弘教授(57)のゼミは、昨年5月、東京電力福島第一原発事故と計画停電を受け、15人ほどのゼミ生が、授業で、節電策を練った。
家庭での、猛暑時の消費電力の約5割を、エアコンが占めていることに注目し、楽しい節電術として、クールシェアに行き着いた。

アイデアは、次々と飛び出した。
家庭内なら、一つ部屋に、家族で集まる。
近所の人たちが、一軒に集まるのも良い。
図書館や美術館を開放したり、喫茶店などが、「エアコンを止めて来た」という客には、割引や、店に長居できるサービスを提供する
のも手だ。
公園や、神社の境内など、涼しい場所で集まれば、消費電力ゼロじゃないか-と。

昨夏は、学生らの呼び掛けに、世田谷区内の等々力商店街振興組合と、東急電鉄が、啓発ポスターを掲示。
ショッピングセンターや飲食店など、約20店舗が、割引サービスなどの協力店となった。

認知度は、いまひとつだったが、今年1月に、エコビジネスを育てる「eco japan cup」(環境省など主催)の、エココミュニケーション部門で、グランプリを受賞。
環境省は、クールビズより一歩進んだ事例として、今夏の実践を、呼び掛けることを決めた。

「日本一暑いまち」で、地域おこしを進める熊谷市も、推進を決め、全国の商店街、日本百貨店協会も、参加を予定している。
持続可能な社会づくりに取り組む、米NPO「グリーンマップ」も、多摩美大と連携する予定で、海外で、クールシェアを呼び掛けるという。
ゼミ生たちは6月、参加施設や協力店などを紹介する地図を、インターネット上に公開する。

堀内教授は、
「大量エネルギー消費社会に、問題提起し、地域の絆を深める契機になれば」と期待を込める。
卒業生の田村祥子さん(24)は、
「震災を機に、周囲との関わりの希薄さを実感した。子どもからお年寄りまで、幅広い人たちの出会いの一助になれば」と話す。
問い合わせは、クールシェア事務局=電03(6421)2118=へ。


[引用終了]

多摩美大は、世田谷区、昨年のプロジェクトも、世田谷区内で行われていたことが判った。
今年は、熊谷市をはじめとして、全国いくつかの自治体でも、取り組みが予定されているという。
「地産地消」とは、こうした社会実験や、新提案にもあてはまる。
夏は、もうすぐそこまでやってきているが、今年は、より効果的で合理的な、「節電」「縮電」をやりたい。




いいなこれ!
エアコン止めてきてん言うたら、割引してくれたり、長居させてくれたりするんやて!
家にこもって、引け目感じながらエアコンつけてたり、それがイヤやからって、暑いの我慢して熱中症にかかってしもたりするより、
めっちゃ楽しいし、気分転換になるし、引きこもり症候群からも脱却できるし、ええこといっぱいやん!

昭和のど真ん中で幼少時代を送ったわたしの思い出には、でっかい氷の塊をリアカーで運んでるおっちゃんの、でっかい汗染みができた背中やら、
夕方になったら打ち水する、タオルを首からかけて、上はペラペラの木綿の白い下着着ただけのおばちゃんやら、
湿気と暑さでベトベトなまんま、畳の上にタオルケットだけ敷いてごろ寝してるわたしらの横で、ゆっくりゆっくり団扇で扇いでくれてるお姉ちゃんやら、

クーラーも無い、冷蔵庫の中に製氷機なんかもちろん無い、扇風機と団扇とよしずと打ち水で暑さを凌ぎながら、
縁側に置いた、ブタの蚊取り線香立てを、蚊帳の中からぼんやり眺めてた。

もちろん、気象は年々変わってきてるし、住居の環境も変わった。
おんなじようにはいかんとわたしも思う。

けどあの頃みたいに、ちょっとでも涼しいとこへ人が集まってきて、
「いやあ、暑いでんなあ~」「たまりまへんなあ~」
「脳ミソ溶けてしまいそうでんな~」「いやあんた、もう溶けてしもてるんちゃいます?」「え?やっぱり?わてもそないな気がしてましてん」
などと言いながら、知ってる人も知らん人も、楽しくしゃべったり買い物したり、
そしたら、電気使て冷やしてくれてるお店も繁盛するし、町も活気づいてくる。

いやあ、やっぱり日本人、賢いわ。
もったいない精神が活きてるわ。

それに比べてあいつらときたら……だんだん可哀相になってきたわ。
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「すべての原子力発電所の運転停止と廃炉を求めます!」真宗大谷派の見解

2012年05月27日 | 日本とわたし
原子力発電所の再稼働に対する真宗大谷派の見解

原子力発電所の再稼動に対して、真宗大谷派では4月23日、解放運動推進本部長名による宗派の見解を発表しました。

-すべての原子力発電所の運転停止と廃炉を求めます-
 
真宗大谷派は、昨年末、政府に対して「原子力発電に依存しない社会の実現を目指す」要望書を提出いたしております。
あらためて、生きとし生けるもののいのちを脅かすことなく、さらに未来を生きる子どもたちのためにも、
一刻も早く、原子力発電に依存しない社会の実現を、目指すことを求めます。

これまで、大地震にいつ襲われるとも知れない、狭い日本の国土に、54基もの原子力発電所を作り、
電力供給を、原子力に依存する生活を、私たちは営んで来ました。

原子力発電所は、小さな事故であっても、放射線による被曝によって、取り返しのつかない事態となり、
すべてのいのちを奪ってしまう危険性があることを、東京電力福島第一原子力発電所事故で学びました。
 
原子力発電所の稼働は、原発作業員の被ばく労働に支えられる社会を生み出し、
ひとたび放射能に侵されれば、その地域や国土の風評被害を含め、そこに住む人々までも排除してしまうような「差別社会」を助長します。
更に言えば、現状の科学では、この地球上で、原子力発電所で生じる放射能とは共生することはできず、
むしろ、いのちの根源を奪うものと認識しています。
 
さらに、このたびの事故により、原子力を利用する限り、現在のみならず、未来のいのちをも脅かす、放射線被曝を避け得ないことが、明らかになりました。
 
私たちは、すべてのいのちを、摂めとって捨てない、仏の本願を仰いで生きんとする念仏者として、
仏智によって照らし出される無明の闇と、事故の厳しい現実から、目をそらしてはならないと思っています。
 
すべての原発の運転停止と、廃炉を通して、原子力に依存しない、
共に生きあえる社会の実現に向けた取り組みが、なされる歩みを進めてまいりたいと、意を決しております。


2012年4月23日
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原発ムラのみなさん、わたしらはもう原発の電気使いとうないねん。さっさと燃料冷やしてんか!

2012年05月27日 | 日本とわたし
【滋賀】大飯原発再稼働 県民は反対「8割」 中日新聞 2012年5月26日

滋賀県が実施した、県政モニターアンケートで、回答者の8割が、
関西電力大飯原発3,4号機(福井県おおい町)を、現時点では、再稼働するべきではない、と答えた
ことが、県のまとめで分かった。
今回の結果は、嘉田由紀子知事が、再稼働問題に対する県としての見解をまとめる際、判断材料の一つとなるとみられる。

16~23日の間、県民モニターとして登録する、県民357人を対象に実施した。
288人が、インターネット上で回答し、回収率は、80.7%%だった。

再稼働の賛否を聞いた設問回答で、
「条件が整うまで再稼働するべきではない」が最も多い43.8%
「今後も再稼働するべきではない」は36.8%で、大半が、少なくとも今の段階で再稼働することに反対だった。「現状で再稼働するべきだ」は16.7%にとどまった。

賛否の理由では、
「福島原発事故を教訓とした安全対策が取られていないから」が6割。
「放射性物質の拡散で県民の健康への影響や琵琶湖の環境汚染のおそれがある」(45.7%)、
「原子力規制庁の設置など安全確保体制が不十分」(44.3%)
を挙げた人も多かった。

嘉田知事が、京都府の山田啓二知事と共同でまとめた、政府への原発政策に関する提言には、
74%が「賛同」「どちらかといえば賛同」と回答。

原子力規制庁の早期設置など、中立性の確立や、透明性の確保、中長期的なエネルギー政策の見通しなど、提言に盛り込んだ7項目の中で、
重要と思う項目を選ぶ設問では、「福島原発事故を踏まえた安全性の実現」が6割を占めた。

一方、原発が再稼働しない場合、電力需給の逼迫(ひっぱく)が予想される今夏に、消灯やエアコンを切るなど、
家庭の節電対策への協力の意向は、
「無理のない範囲でできる」(53.8%)
「大いにできる」(40.3%)と回答し、合わせて94.1%を占めた。
(梅田歳晴)



ちょいと前に、大阪の市長が、臨時再稼働とかなんとか、またけったいなこと言い出してたけど、
自分でちゃらちゃら好き勝手なこと発言する前に、京都や滋賀みたいに、市民の声を聞いたらどう?
市民は今までもずっと、電力会社の姑息で狡賢くて強慾で無責任な言い値を、料金として払わされてて、
それは原発に関係するケタ違いに高額な費用や、これから廃炉にするための費用もしっかり分担させられてて、
そやから、電力会社は、たいていのことでは損せんようになってて、
そんなこんなの、めちゃくちゃ腹立つことがわかってからでも、暴動が起こるわけやない、不払いが広がるわけやない、
今まで通り、きちんきちんと料金払てる市民の、ほんまの心のうちに、耳を傾けたってよ。

停電やら節電やら、不便で、人によっては健康や命に関わることでもあるのに、
あの原発さえ停められるんやったらって、節電に協力しますよって思てはる。
核物質の塊に、二度と熱を帯びささんために。
一日でも早う冷やし切って、次の大地震が来たとこに原発があったとしても、
ああ、今回は、きちっと冷却できてたから、大事に至らんでよかったなあと思えるように。

放射能好きのあんたらにはわからんのやろけど、
放射能なんか、市民の誰も、動物も、植物も、魚も、好きなもんおらんねん。
めちゃくちゃ迷惑やねん。
どうしても放射能と遊びたいんなら、ロケットにでも積んで、宇宙の果てに一緒に飛んでって。
この地球から消え去って。
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猫の手も借りたいぐらいに

2012年05月26日 | ひとりごと
ちょっと、いや、かなりグロテスクです、すんません!

昨日、ニーナちゃんちのキッチンで、きゅうりをスライサーで切ってたら、やっちまいました……。
家には、ああいう便利物が無く、なんだって包丁で切っているので、気持ちがいいほど切れていくのをいいことに……。

で、ニーナちゃんのおかあさんが、こういう時には、卵を割って、殻についてる薄皮をはがして、傷口に貼ったらいいらしい、と教えてくれたので、

やってみました。



今はまだ、指先の傷口らしく、心臓の鼓動と一緒に、ビンビンと響いています。

でもまあ、そのうち治るでしょう。


かあちゃん、あんたもええ年なんやから、もうちょっと気ぃつけや。


わたしのお耳は傷だらけやけど、見て見て、このお手て。うす桃色の可愛いお手てやろ。


猫やから、貸したらへんけどな。
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Happy Birthday Nina!

2012年05月26日 | 家族とわたし
息子のガールフレンドのニーナちゃんの、誕生日祝パーティ。
ファッジとチョコのくじらアイスクリームケーキ!


つーしょっと♪


ケーキ入刀!


お祝い犬くん!


旦那は出張ギター弾きに変身。
ビートルズの歌をみんなで唱いましょう~大会になった。


子供達は二階でボードゲーム、大人達は一階で熱唱♪


ニーナちゃん、誕生日、おめでとう!
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4号機、やっぱりめちゃくちゃヤバいやんっ?!

2012年05月26日 | 日本とわたし
早っ!!
今回の削除は、えらい早かったですねえ。
よっぽど、見て欲しなかったってことかなあ。
けど……ふっふっふっ……文字は残ってます。

ただ、名嘉社長の、お腹から振り絞るような苦悩の声は、文字からは聞けません。
そして、東電松本氏の、まるで他人事のような、地球外生物的な態度は、文字からは観れません。

でもまあ、内容だけは残りました。どうか、ゆっくり、頭に叩き込むように読んでください。

と、ここまで書いて、YouTubeにまだ残っているのを見つけました。
これも多分、削除されてしまうと思いますが、残っている間だけでも、どうぞ観てください。




古舘:早速、今日のゲストをご紹介いたします。
この方は、人間の習性を追及している、あるいは、人間の業を追及し続ける、といっても言い方だと思います。
作家の佐野眞一さんです。
よろしくお願いいたします

佐野眞一:よろしくおねがいいたします

古舘:まずですね、後ろにも映っておりますが、今や世界で、これが言われていっていると言っていいと思います。
福島第一原発の、4号機の燃料プールの懸念です。
東電は、いまだに納得できる材料、情報を出しておりません。

一方ではですね、検証が無いままに、世の中に、その燃料プールの不安が、ネットももちろん含めて増幅している、といってもいいと思います。
検証します。
このテレビ番組自体も、今日ようやく、4号機の燃料プールの検証をお伝えする、という事に至ったわけです。
えー、二つポイントがあります。
内部で働いている方、一つの証言を得ました。
ここから見えてくる事、開けてくることがあります。

それからもうひとつ、実験も含めて、取材をしておりますけれども、
燃料プールの中に眠っている、被覆管というものにおおわれた燃料棒。
ある状況になったと想定した時には、温度が急上昇して、ある温度のあたりで、その燃料棒が破裂するという、そういう実験結果を得ました。
これを中心にお届けします。
まずはこちらを。


東電は『安全』強調も
無残な姿4号機に『不安』


おとといの福島第一原発。
霧のむこうで、ひときわ無残な姿をさらしていたのは、4号機だった。

隅田繁(ヘリより):海側の部分なんですが、かなりやはり損傷が激しいです
特にですね、3号機側の壁なんですけれども、骨組すらもですね、大きく外に曲がってしまっています。
非常にですね、やはり不安定な状態に見えます。


事故収束という言葉とは裏腹に、いま、危険性を指摘する声が強まっている。
4号機は、地震で崩壊するのではないか?

午後6時過ぎ
東電・松本純一:今回の測定結果をもっても、あの~、健全性は確認できたと。
使用済み燃料を安全に保管出来ているものと、いうふうに考えております。

番組では4号機に潜む危険を徹底検証。
新たな事実が明らかになった。


今日夕方開かれた、東京電力の会見。
福島第一原発4号機について、傾きや、ひび割れなどの調査結果を公表した。

東電・松本:この建物(4号機)に対して、えー、ま、壊れるんじゃないかですとか、
あるいは、傾いているんじゃないか、というようなご意見をよく聞くこともございましたので、
実際に、ま、レーザーの測定、あるいは水位の測定を行った結果では、傾いていない、という判断をしたものでございます。
従いまして、強度の確認もできておりますので、使用済み燃料を安全に保管出来ているものというふうに考えております。

この映像は先月、内閣府の中塚副大臣が、4号機の内部を視察した時のものだ。
ここでも、

東電:プールの床下の補強をしてございます。
あの天井がもうプールの床下ということになります。
見ての通りですね、ほとんど健全な状況でございまして

なぜ東京電力は、4号機の安全性を、やっ気になってアピールするのか?


事故当時、4号機は、定期点検中だった。
炉心のメルトダウンは免れたが、水素爆発が、建屋の中程、4階部分で発生。
3号機などは、建屋の上側が吹き飛んだのに対し、4号機は、建屋の下の方まで、大きく損傷した。


このため、余震で崩れるのではないか?との声が、事故直後から挙がっていた。
これは、おととい撮影した、4号機。

隅田繁(ヘリより):外壁がですね、反り返っていますね。
外側に反り返ってしまっています。
特にやはり海側の方なんですけれど、外壁のほとんどがですね、骨組みを残して外れているような感じです。


大きく外側に反り返った鉄筋コンクリートは、見る者に不安を抱かせる。
そして中でも懸念が高まっているのは、この白いカバーの下にある、燃料プールの存在だ。
ここには、使用済みも含め、核燃料が1500本以上(1535本)も置かれてたままになっている。
抱えている放射性物質は、膨大だ。


小出裕章:(4号機プールの核燃料は)セシウム137の量は、広島原爆に換算すれば、少なく見積もっても、5000発分はあると思っています。

原発の危険性を訴え続けてきた小出氏も、4号機の現状を、最も危惧する。

小出:使用済み燃料プールが埋め込まれている階そのもので、爆発が起きて、壁などがもう、吹き飛んでしまっている。
本当に大きな余震が起きて、使用済み燃料プールがくずれおちてしまうというようなことになれば、
また再び、大量の放射性物質が吹き出してしまう事になると思っています。

アメリカでも、先月福島第一原発を視察したワイデン上院議員が、藤崎駐米大使に手紙を送付。
4号機の危険性を訴えている。

不安は、第一原発の現場でも広がっている。

福島第一原発の作業員:プール自体が、噂だと何パーセントか傾いているとか、いう話も去年からずっと聞いているし、
だから作業している最中に、外でも感じる揺れとかきたときに、まず「4号機大丈夫かな?」って見るんですよ。


果たして、これ以上4号機が崩れることは、本当にないのだろうか?
東京電力が、単独取材に応じた。

東電・松本純一:使用済み燃料プールの強度という意味では、事故前、爆発前の状況よりも、向上しているというふうに考えてございます。

東京電力は、去年7月、燃料プールの下に鉄柱を入れ、コンクリートで固める補強工事を行っている。
地震に対する強度は、工事前と比べて、2割上がったという。


Q:100%安心しても、よいのでしょうか?

松本:あのー、1か0か、100か0かっていうのは、非常にお答え辛いですけれども、
わたくしどもとしては、今後地域の皆様が、避難されている皆様が、あのまあ地元にお帰還、あ、帰還されるのに関しては、安心して大丈夫というふうに考えています。

本当にそうなのか?
原発の耐震設計に携わっていた専門家に話を聞いた。

後藤政志:壁があるけれども、どの位の強度を持っているかは、簡単には分かりませんね。
火災によって、熱でどのくらい強度が落ちているのか、本来は構造計算をやる時には全データが無いと分からないわけですね。
毎回そうですけれども、東電から出てくるデータというのは、
「こういう事を計算しました。で、やった結果がこうです。だから安全です」と言っているんです。
それを第三者が、外からデータをもとに計算を、再計算ができるようなデータは一切出していないです。



政府と東京電力は明日、4号機を報道陣に公開する。
細野大臣が建屋の中に入り、安全性をアピールする予定だという。


燃料プールの危険検証
「メルトダウン」可能性は


古舘:第一の、耐震の問題の懸念が、今ちょっと出てきたわけですけれど、ここからさらに続くんですが、
この時点でも言えることはですね、『起こり得る最悪の事態』を考えていない、東電は。
そして、1年2カ月が、ゆうに経っているという、この状況下ですね、
東電は今後“燃料棒”使用済み核燃料を中心とした燃料棒の、4号機燃料プールの、その取り出しを、3年かけてやると言っているんですね。
それも、実現するかどうかは見えませんが、それを仮に信用したとしても、その間で余震が起きない、とは言えない。
いろんな懸念がありますね。
で、この番組ではちょっと切り口を変えましてですね、
燃料プールに関して、この心配材料から見てみるとどういう証言が得られたか、次ご覧いただきます。


東電協力会社社長が訴え
4号機「地震で危機が……」


名嘉幸照社長(70)東北エンタープライス:私が、原発と長年共生してきて、被災者でもあり、加害者でもあるという認識です。
国民に迷惑をかけて、これからもさらに迷惑をかけることは絶対にやってはいけない。
その思いだけです。


長年、福島第一原発での作業に携わり、今も事故収束にあたる技術者。
4号機の現実を知る人物が、その危険性について口を開いた。

名嘉:「怖い」というのは、ちょっとあまり、表現が適当ではないと思う。
「そこ(4号機)にリスクがありますよ」という表現が、私はいいと思う。

名嘉幸照氏。
おもに、原子炉のメンテナンスなどを行う、東京電力協力会社の代表だ。
事故直後から、福島第一原発に社員らを派遣し、復旧作業にあたっている。

名嘉:(名嘉氏の隣に立っている男性を指して)去年の夏まで、現場に入って作業をしていたんですけれど、
(被ばく)線量が(上限)いっぱいになって、今は全体のコーディネーションを担当しています。

もともとGEの技術者だった、名嘉氏。
福島第一原発には、建設の段階から深くかかわった。
(1号機、2号機、6号機の建設に携わる)

配管などの構造に詳しい名嘉氏が、今懸念しているのは、燃料を冷やしている、プールの水が失われることだ。

名嘉:今ある(4号機の)燃料プールの冷却システムっていうのは、仮設で順調に冷やされているんだけど、
何十kmも配管があって、あくまでも仮説ですから、仮設が地震に強い訳はないですよ。
サポートも十分しない、がれきの間を全部通してやっていますから、
下の方からかなり損傷して、漏れた場合には……おそらく短時間で、プールの水が無くなるでしょう。


名嘉氏の指摘はこうだ。
去年3月の時点で、使用済み燃料を冷却するシステムが破損。
現在は、仮設で配管をつなぎ直すなどして、使用済み核燃料を冷やしている状態だ。
しかし、この仮設の冷却システムは、脆弱なため、強い地震が起きた場合、配管などが壊れ、
燃料プールの水が、外に流れ出て、全て無くなってしまう恐れがある
のだという。


名嘉:(水が無くなってから)どの位の時間で(燃料が)溶けるのかは分かりませんけれど、
再臨界には至らなくても、(プールが)空になることによって、そこから出る放射能、放射線というのは……もう人間は近づけないです。

プールの冷却水は、核燃料の放射線を遮る役割もある。
水がなくなれば、1号機から3号機にも近づけなくなるという。
復旧作業に与える影響は甚大だ。


燃料プールの危険検証
「メルトダウン」可能性は


高い放射線以外にも、危険性はある。
冷やしている水が失われたら、発熱し続けている使用済み核燃料は、いったいどうなってしまうのか?

思い起こせば、1号機から3号機では、炉心で水が無くなってからわずか数時間で、メルトダウンが始まった。
(燃料棒が1800℃でメルトダウン)
悪夢は再び蘇るのか?

東京電力に聞いた。

松本純一:水が無い、空の状態になりますと、徐々に燃料棒の集合体の温度としては、上がってくるという事になります。

とはいうものの、東京電力は、どの位の高温になるのか、詳しい予測は行っていなかった。
では、国ならば、把握しているのだろうか?

森山善範 原子力安全保安院:今現在の数値は・・あの、持っておりませんけれども……、

こちらも、データを持っていなかった。
しかし、燃料棒がメルトダウンしてしまうのかどうかは、重要な問題だ。
そこで番組では、独自に解析を依頼した。

熱工学が専門の、東北大学圓山重直教授。
4号機の核燃料が現在出している熱量や、燃料棒の内部構造などのデータを使って
水がなくなった場合どの位まで温度が上がるのか計算してもらった。

圓山重直教授:空気がきちんと(燃料棒の隙間を)抜けて流れてくれるという仮定を計算しますと、
一番温度の高い燃料棒の上端で、せいぜい140℃ぐらいの温度にしかならない。


意外にも、140度程度にしか、温度が上がらないというのだ。

圓山:空気で冷やされるからですね、
(温度が)一定以上になると、空気の流れと放熱がバランスしますので、それ以上は温度が上がらない。

圓山教授によると、燃料プールから水がなくなった場合、空気が燃料棒の隙間を流れ、熱を奪って上昇していくという。
4号機の燃料プールは現在屋根が無い状態。
このため熱は内部にこもらずに外に放出され続ける。



加えて、1年以上、水で冷やされていた事で、使用済み燃料の発熱量も、下がってきているのだという。
番組では、他に、2つの機関に同じ依頼をしたが、100℃から300℃程度の温度上昇にとどまる、という予測だった。

しかし、決して、4号機の燃料棒はメルトダウンしない、というわけではない。

圓山:プールが全部ひっくり返って、崩れて地面に、こう、(燃料棒が)重なっちゃったとしますね。
そうすると空気が流れなくなりますから、真ん中の方は熱くなるでしょうね。
溶けるかどうかは分かりません。

たとえば、燃料プールが地震で崩れた。
核燃料は重なり合い、コンクリートのがれきの中に埋もれる。
そうなれば、水も空気も燃料棒に届かず、冷却できなくなってしまう。
かなりの高温まで加熱し、メルトダウンする可能性も否定できない
のだ。



燃料棒低温で”破裂”も
4号機の「危険」を検証


さらに取材を続ける我々は、新たな危険性にたどり着いた。
メルトダウンするような高温にならなくても、放射性物質が漏れ出すことが分かったのだ。

原発の安全性を研究している、日本原子力研究開発機構。
番組では、ある実験を行った。

永瀬文久リーダー日本原子力研究開発機構:これが試験用の模擬燃料棒です。
中央の部分が燃料棒を模擬しております。
で、表面の温度を測るためのセンサーが、3つ付いています。


使った燃料棒は、中身こそ放射性物質が入っていないが、実物と同じ材質だ。
この燃料棒を加熱し、温度を高めていく。

永瀬:600度を超えましたね。

急速に上昇する、燃料棒の温度。
そして、700度台の後半にさしかかった時だった。
ビシッ!
中にある燃料棒に、いったい何が起きたのか?

燃料棒に潜む、新たな危険。
加熱実験を行ったところ、700度台の後半で、異変が起きたのだ。

永瀬:今破裂しました。

この時、温度は780℃。
カバーを開けると、赤くなった燃料棒が。
放射性物質を閉じ込める筈の被覆管は、外側に膨らみ、ポッカリと穴が開いていた。


永瀬:これが温度が上がることによって、被覆管が破裂した跡です。

実は、燃料棒には、メルトダウン以外にも、破裂するという危険性があったのだ。
しかも、急激な温度変化があった時には、穴が開くだけにとどまらない。
あとかたもなく、燃料棒が”崩壊”する事すらもある。

永瀬:温度が上昇してまいりますと、徐々に燃料棒の被覆管、ペレットを包んでいる管でございますけど、
こちらの強度が下がってくると。
と同時に内部の圧力が高くなってまいりまして、大体700℃以上になることによって、燃料棒は破裂いたします


過去にも、同様の実験を行っているが、ほとんどが、700℃から900℃に達すると破裂してしまったという。

永瀬:何らかの原因で、(4号機の)建屋、あるいは、使用済み燃料プールが壊れてしまうと、
燃料棒が一カ所に固まってしまって、除熱が出来ないような状況になれば、
メルトダウン以前の状態でも、(燃料棒の)被覆管が破損して、内部から徐々に、放射性物質が出てくる可能性はあります。



東京電力はー

Q:700℃位で、破裂してしまうっていうような実験結果を頂いたんですけれども、それはご存知ですか?

松本純一:破裂するっていう事ですか!?
ちょっと、わたくしも存じ上げませんけれども、
被覆管自身がもろくなっていることも相まって、破裂といいますか、亀裂が入るってことはあると思います。


ぬぐいきれない、4号機の危険性。
今のところ、燃料棒の取り出し作業が始まるのは、来年の12月からになる。

小出裕章:大量の放射性物質を、すでに抱えてしまっているのですから、
それが大気中に噴き出してくるという、その危険が何よりも重大だし、それを何とか防ぐという事をしなければいけません。
やるべきことは、中に入っている使用済み燃料を、とにかく安全なところに早く移す、という事だろうと思います。



今も不安を抱えながら、作業員を送り出す名嘉さん。
政府や東電に、4号機の危険性を訴え続けてきた。

名嘉幸照:想定外で起きるであろう緊急事態に、現場を、政府も東電も、危機感を持って準備して欲しい、と僕は思うんです。
(作業員は)みんな被ばくして、もう、線量ギリギリになっている訳です。
想定外の事も、最高に対応しなくちゃいけない。
もっと、政府も東電も、国民に、しっかりした情報を出すべきです。

Q:今は出してない?

名嘉幸照:十分とは言えません。


東電は安全強調も
無残な姿4号機に「不安」


古舘:佐野さん、あの・・・事故処理に関して、東電任せになっている。
国も、情報を隠しているのか、「いや知らない」と言っている。
これ、あの・・・こんなことで、燃料棒取り出しに3年以上かかるというような話で、それ以上かもしれない。
「いったいなんだ!」という事になりますけれども、1年2カ月以上経って。
 

佐野眞一:そうなんですよね、もう本当に、3.11から1年2カ月経ってですね、
で、未だにですね、僕は、もう、あの瞬間に、日本の安全神話というものは崩壊したにもかかわらず、
彼らが言っているのは、「安全だ安全だ」という事しか言っていない訳ですね。
で、これは本当に、原子力ムラの論理
であってですね、実際に、ま、古舘さんも、福島に何度か行かれていると思います。

悲惨な現場。
豚たちはですね「共食い」を始め、それから誰も見ない、桜だけが咲いているという、「沈黙の春」のような風景を、
一体この原子力ムラの人々というのは見たことがあるのか?

僕は、人間にとって、大きく出るとですね、
一番大切な感情というのは、「身につまされる感情」だと思うんですよね。
「身につまされる」というのは、相手の立場に立ってですね、「その立場に自分がいたら、どういう思いがするんだろう」と。
たとえば、東京電力の、何時もスポークスマンで出てくる方。ま、論理的に破たんはないような気はしますけれども、
じゃ、彼がですね、たとえば、「浪江のですね、牧場経営者であったら」ということは、人間ならば必ず、想像はできるんですよね。

その時に、彼の論理というのは、僕は通用しない、と思うんですよね。
あくまで、原子力ムラの論理であってですね、それが一歩、外へ出ると、通用しない論理になっていて、
これを、テレビを見ていらっしゃる福島の方達はですね、「何を言っているんだ!」という事だけしか思わないと思うんです。
で、もう一つ言いたいことは、
この1年2カ月の間に、どんどんどんどん、なし崩し的にですね、再稼働であったり、それから、値上げの攻勢であったりですね、
どんどんどんどん、やっぱり東京電力というものに対して、我々がつのってくるのは、不信感だけなんですよね。
その事を彼らは、身を持って感じながら言ってくれなければ、困ると思うんですね。
で、僕はあの映像を見ていて、破裂する、ペレットが飛び出す、これはもう、本当に空恐ろしい風景なんですよね。
それにもかかわらず、「は、そうですか」みたいな、まるで地球圏外の生物が言っているような、我々と地べたが違っている。

この恐ろしさを一番感じましたね。
なんか、背筋が寒くなりましたね。

古舘:国は、ある部分、東電任せ、東電は、ある部分、国策民営である、という事で国にと。
そういう事をやっている場合じゃなくて、世界が、注目せざるを得なくなっている。
日本から世界に向けても、福島に向けても、全部ひっくるめて、「世界の英知結集してやらねば」って声が前からあるんですが、
本当に、第一原発に関しては、やらなくては収拾がつかないんじゃないでしょうか?

佐野眞一:と思いますね。
本当にね、そういう小さなことにこだわってるんではなくてですね、
これはもし、何かが起きた場合、もう、日本が沈没するだけの話じゃないんですよね。
おそらく世界的な規模での、大きな沈没が始まってしまう。
その危機意識というものを、ぜひ持っていただきたい
と思いますね。
本当に……なにか……そんな場合じゃないんだと、僕は思いますよ。

古舘:佐野さん、さっき「身につまされる」ということっていう、大変、根幹大事なことをおっしゃって下さったと思うんですけれど、
わたしそれでね、一つ、僕の勝手な想像なんですけれども、質問があるんですけど。
あの、区域が再編されましたよね、福島で。
で、これはですね、「賠償のお金がかかる」っていう事を、多少でも圧縮するために、一部区域を、線量の高い低い色々あります、問題ありますが、
そこを「大丈夫だ、帰って来られる」っていう形にしたんじゃないかと。
「お金がかからないようにしているんじゃないか」という事も言われていて、わたしも「そうかな」と、ずっと疑いを持っていた。
で、さっきのお話しを聞いていてふと思ったんですけれど、それもあるかもしれませんが、逆の想像をしますとね、
一部の区域には、結果今賠償が、一人につき10万なら10万出ていると、家族4人で40万としても、
もうなんとか避難しながら、ぎりぎりの生活をしているとして、
そういう方が、帰りたいと思っても、結果的には戻れば、その賠償費用はでなくなる、お金がでなくなる。
「帰れったって、帰れないじゃないか」と。
じゃあ「帰るな」と言っているのか?と、逆に。
「もうあそこは無理だから」と。
私は、そういうあたりも想像してしまう
んですが。

佐野眞一:そうですね。
全く、本当に帰るに帰れないという現状が、実はある訳ですよね。
で、先程の東電の方の説明で、「帰還安全」というような、「帰還しても大丈夫だよ」と。
ああいう言葉を、不用意に言ってしまう、この鈍感さ。想像力の無さ。
彼らにね、僕がぜひ言って欲しいのは、言葉を失う現場は沢山あるんです。
福島原発に、あの地域に、僕は何度も入りましたけれども、言葉を失う現場ばっかりです。

彼らに一番足りないのは、言葉を失う体験が無いんじゃないですかね。

言葉を失う体験が無いから、ああいう言葉が出てきてしまう。
非情な鈍感力。
これは世界に対して、本当に恥だと思うんですよね。
世界中が見ているんです、みんな。
その認識を、本当にヒリヒリとした感情で、危機意識を持って、
あの、最後に、福島原発を最初に造った、で、現在メンテナンスをやっていらっしゃる社長さんがですね、本当に痛切なことばで、
「私も、自分も加害者であった」と。「だから言うんだ」と。

もう悲痛な声で言った言葉が、(心に)響きますよね。
本当に、対照的だったと思いますね。


古舘:これから考えていくべきことの重要さというものが改めて出てまいりました。



世界の叡智に助けを乞う。
これがどうしてできんのやろう。
もうどうしようもない状態のまま、1年以上も時間が経って、結局今だに想像と推測の世界でしか何も言えんのに。
頭がどうかしてしもてんのやろか?
ひょっとしたらほんまに、あの連中は、地球圏外の生き物で、地球侵略を企ててる宇宙人なんかもしれん。
そう思たら突然、原発ムラの連中の顔が、地球外生物に見えてきた。

わたしらは、えらいもんと闘うてるのかもしれん。
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島田市長、あんたのデタラメをわたしら(地権者)は了解できん!

2012年05月25日 | 日本とわたし
『安心して暮らせる島田をつくる市民の会のブログ』という、静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた、年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない、個人有志の方々によって運営されているブログがあります。

島田市の状態について、ずっと経過を見守っているわたしにとって、とても重要な意味合いを持つ記事が載っていました。
転載させていただきます。


島田市最終処分場の地権者さんの動き
 

島田市の最終処分場は私有地です。
その地権者さんたちが昨日、本焼却を前に、市に「通知書」を提出しました。



この通知書を提出したのは、11名いる地権者さんのうちの、7名の方たちです。


島田市長 桜井勝郎 様

ご通知書

平成24年5月23日に、島田市のゴミと災害がれきを混合溶融焼却し、
5月25日には、焼却によって発生した焼却灰を、坂本の最終処分場に埋め立て処分する、と発表しました。

しかしながら、地権者7名は、了解しておりません。
その理由は、次の通りです。

1.地権者の、平成24年3月28日の話し合いにおいて、市役所の担当課長より、平成24年3月31日で契約が終了する最終処分場に、島田市のゴミについて、どのようにしたらよいか、という提案がありました。
そこで、出席した9名の地権者は、市民を混乱させてはいけないと思い、島田市で発生したゴミであれば、口約束ではあるが、埋めてよい、と言う返事をした。 
しかし、市長は、協議中の5月15日、島田市は、地権者との協議の途中であっても、
「本契約があるから、埋め立ては出来る」などと、根拠のない誤った事実を述べ、
{5月1日に、本契約書と言うものを見せて頂いたが、平成8年12月の拡張に伴う同意書であった(コピーの一部を5月9日に頂く)。
又、部長は、契約書第7条に、当該土地の用途が、終了後と記してあるので、埋め立てできる、などと虚言した}、
地権者の意見を無視し、契約のないまま、最終処分場に、島田市のゴミと災害がれきを混合溶融焼却し、
焼却によって発生した焼却灰を、埋めようとしている。
これは、契約期間が切れて、使用権限がないのに、なんでも持ちこめるなどと、市が無法状態を作ろうとしており、
法治国家には、到底考えられない事態であること。

2.放射能汚染があるがれきを、埋め立て処分することは、将来地権者が返還を受け、土地利用しようとするとき、大変困るからです。
地権者は、本来ここを返還を受けた時、農地として利用する予定であるところ、
地下に、高濃度の放射性物質が埋まって入れば、安心して作物をつくれないし、供給できないからです。
もともと、放射性物質を埋めるために、この土地を使うなどとは聞いておりませんし、そんな事態なら、土地を貸すこともなかったはずです。
したがって、協議の途中であるにも係らず、田代環境プラザで、島田市のゴミと災害がれきを混合溶融焼却した焼却灰を、坂本の最終処分場に埋め立て処分する事は、
地権者7名の権利や、地権者との約束を、反故にするものであり、発言・発表の撤回を求めたいと思います。

以上の次第ですので、万が一、坂本の最終処分場に埋め立てられる事があった場合には、
私たち地権者7名は、平成24年3月28日の、市内ゴミの受け入れ期間の、一時的延長と言う口約束を、
前記、がれき焼却灰の埋め立て日を持って解除し、今まで市に対してお貸ししていた私どもの土地を、
お約束通り、現状復帰・覆土造成して、返還されることを請求します。

平成24年 5月22日



↑ 
本焼却も始まっていないのに、焼却場施設の近くにある小学校では、すでに今までの何倍もの放射能汚染が計測されています。

この通知書が、島田市を、これ以上の汚染から救う手だてになることを、心から祈ります。

そしてできれば、デタラメな市長の免職も叶いますように。
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がれきの量、水増しやったんやて?!そやし、広域処理は必要なくなったんやて?!

2012年05月25日 | 日本とわたし
以下は、『あざらしサラダ』(愛知県がれき受け入れ問題)というブログからの転載です。

広域処理は今すぐ中止可能 (環境省の水増しが発覚)

5/21、宮城県と岩手県の瓦礫総量精査結果を受けて、環境省は、広域処理計画を一部見直したが、
その数値には大きなデタラメがあり、広域処理は、今すぐにでも、中止可能であることが発覚した。

◆こちらは見直し前の環境省資料

宮城県の瓦礫総量=約1569万トン
岩手県の瓦礫総量=約476万トン
両県合わせて=約2045万トン


このうち、環境省がこれまで、「どうしても現地で処理できないので広域処理が必要」としていた瓦礫の量は、

宮城県=約338万トン
岩手県=約57万トン
両県合わせて=約395万トン

一方、今回の、宮城県の精査で明らかになった瓦礫総量は、約1154万トンと約415万トンも減っており、
環境省が「広域処理が必要」としていた約395万トンを上回り、全て、現地処理が可能
となる。

災害廃棄物処理対象量(県受託処理分)の見直しについて(宮城県)

ここで「岩手の瓦礫が増えているはず」との指摘があるだろうが、実はここにもデタラメが隠されている。

以下は岩手の精査で明らかになった瓦礫総量だ。


災害廃棄物推計量の見直し、及び、これを踏まえた広域処理の推進(概要)

一見すると、約480万トンから約530万トンと約50万トン増えたように見えるが、実はこの増えた分は、本来の「被災瓦礫」ではなく、
「がれきに含まれていた土砂」や「海水をかぶった農地の土」を、無理矢理「がれき」として処理して総量を水増やした、いわば「上げ底」の数字だ。


岩手のがれき 約100万トン増に NHKニュース

「がれきに含まれていた土砂が、想定より多かったことや、海水をかぶった農地の土などを、がれきとして処理することになったのが、その理由です」

この「上げ底」の量は約83万㌧もあり、純粋な「がれき」に限れば岩手の瓦礫総量も約33万トン減っていることになる。

これらを再計算すると、宮城で約415万トン、岩手で約33万トン、両県合わせて約448万トンも瓦礫総量が減っており、
「どうしても現地で処理できないので広域処理が必要」という、これまでの環境省の説明に従えば、今すぐにでも広域処理を中止できるはずである。



ガレキは本当に広域処理しないといけないの?

「もともと、中で出来ないものを外でやるという考え方ですから、全部できるんだったら、外でやる必要はないんです」(環境省廃棄物対策課:山本昌宏課長)


どうして「岩手県」ではなくて「環境省」の水増しなのか?

5/21の、両県知事の記者会見禄を読むと、その理由がなんとなく見えてくる。


宮城県知事記者会見(平成24年5月21日)

宮城県知事コメント
「推計量というのは、たくさん処理しなければいけないと思っていたがれき(量)が、だんだん少なくなってきたという分については、
それほど大きく周りに迷惑をかけることはございませんが、
少なく見積もっていて、思った以上にたくさんがれきがあるということになると、いろいろなところに大きなご迷惑をおかけいたします。
私が当初、指示いたしましたのは、雑駁(ざっぱく)な数字である限りは、なるべく厳しく見積もるようにということでございます」


この宮城県知事のコメントは正しい。

つまり、総量が増えた岩手県は、「色々なところに大きな迷惑をかけている」わけだから、
まずは、各関係者へのお詫びから始めなければならないはずだが、どうもそのように自覚しているとは感じられない。


平成24年5月21日知事会見記録

記者の質問
「宮城県では、広域処理に回すガレキの量の推計が、かなり減ったという話ですが、岩手県では、どのようになられる見込みかということを教えてください。」

岩手県知事コメント
「そこも、今日の午後に相談をして、その方向性を決めていくわけですけれども、
4月に、細野環境大臣が、岩手県庁にまでいらっしゃって、
それで、今手を挙げてくれている都道府県で、大体岩手のほうで必要としている、広域処理分について調整していけば、
全部引き受けていただける目途が立ってきたので、そのとおりお願いしようと、
そこのところも、見直しが必要になってくるとは思いますけれども、
基本はやはり、手を挙げてくださっているところであり、特にも、地元のほうで、受け入れ準備、さまざま試験焼却までやって進んでいるところもありますので、
そういうところから、どんどん受け入れの作業に入っていき、
そして、発災から3年以内に、災害廃棄物、ガレキを処理できるようにしていこうという考え方は、基本的に同じだと思っています」


宮城県知事のコメントと較べるとまことに歯切れが悪い。

この知事コメントを読む限り、岩手県の瓦礫総量が増えたことについて、どうも知事は、「他人事」のように受け止めていると思えてならないのだ。

それはなぜか、私は次のように考えている。

もちろん岩手県も、宮城県と同じく、多めに推計していたので、
本来であれば、約33万トン減っていたのだが、広域処理量を減らしたくない環境省に、瓦礫総量の水増しを、無理矢理迫られたのではないか。

だから、「色々なところに大きな迷惑をかけている」という自覚もなく、各関係者へのお詫びのコメントも全く無いのではないだろうか。

もしそうでなければ、宮城県知事のコメントを借りるまでもなく、岩手県知事は「大きく周りに迷惑をかける」ことすら配慮出来ない無能な知事となってしまうのだが……』



あ、やっぱり違た!◯◯やった!

これはもうずっと、政府や電力会社や学者が、後出しで言い訳するやり口。

こんなこと、あんな奴らを、いつまで許したるつもりですか?
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