今日も朝日新聞の特集記事「2006年 この一冊」の対談で言及されていた早坂隆さんの「世界の日本人ジョーク集」の紹介です。
題名から日本人に関するジョークがたくさん楽しめると思ったら、大間違い。大半は外国人が日本人のことをどう思っているかについての解説です。また、紹介されているジョークもつまらないものばかり。
その中でも、少しは面白いかなと思ったのは、「アメリカ人が二人集まると、三つの諍いと四つの正義がうまれる」。「浮気の現場に居合わせたフランス人の夫は、自分も服を脱ぎ始めた」。「無人島に男二人女1人が流れ着いたら、ロシア人は、女が愛していない方の男と結婚し、三人で果てしなく嘆き悲しんだ」。「日本人の幸福とは、食事をさっさと終えて再び働き始めた時」。「豪華船が沈没し始め、乗客に速やかに脱出させるには、日本人に言う言葉『みんな飛び込んでますよ』」。「レストランでスープに蠅が入っていた時、韓国人は、蠅が入っているのは日本人のせいだと叫び、日の丸を燃やす」。
ここまでのジョークは、すべて前ふりがあります。例えば、最初のジョークだと、「各国の人が二つ集まると、いったい何が生まれるだろうか。ドイツ人が二人集まると、三つの規則と四つの法律が生まれる。ユダヤ人が二人集まると、三つの意見と四つの政党が生まれる。日本人が二人集まると、三つの銀行と四つの会社が生まれる。」そして最初のジョークへと繋がる訳です。つまり、ある状況下で各国人によって振る舞いが違う、というのを笑っている訳で、そこに共通する各国人のイメージとは、ドイツ人は真面目、イギリス人は料理が下手、フランス人はセックス好き、スペイン人は昼寝してばかり、イタリア人は戦いに弱い、日本人は勤勉、といった感じです。
ところが、このつまらない本でもとっておきのジョークが一つありました。「問い;ピョンヤン、テヘラン、バクダッドとヒロシマの共通点は? 答え;ナシ(今のところは)」。これは恐い。我々被爆国としては笑えないけど、これをジョークとして笑う人がいるというのが、またまた恐い。
ということで、結果としてこの本は売れたそうです。題名にだまされたんでしょうね。暇つぶしにはいいかもしれません。ちなみに真鍋かをりさんは「皮肉がきいてて面白いですね」という感想を述べておられました。
題名から日本人に関するジョークがたくさん楽しめると思ったら、大間違い。大半は外国人が日本人のことをどう思っているかについての解説です。また、紹介されているジョークもつまらないものばかり。
その中でも、少しは面白いかなと思ったのは、「アメリカ人が二人集まると、三つの諍いと四つの正義がうまれる」。「浮気の現場に居合わせたフランス人の夫は、自分も服を脱ぎ始めた」。「無人島に男二人女1人が流れ着いたら、ロシア人は、女が愛していない方の男と結婚し、三人で果てしなく嘆き悲しんだ」。「日本人の幸福とは、食事をさっさと終えて再び働き始めた時」。「豪華船が沈没し始め、乗客に速やかに脱出させるには、日本人に言う言葉『みんな飛び込んでますよ』」。「レストランでスープに蠅が入っていた時、韓国人は、蠅が入っているのは日本人のせいだと叫び、日の丸を燃やす」。
ここまでのジョークは、すべて前ふりがあります。例えば、最初のジョークだと、「各国の人が二つ集まると、いったい何が生まれるだろうか。ドイツ人が二人集まると、三つの規則と四つの法律が生まれる。ユダヤ人が二人集まると、三つの意見と四つの政党が生まれる。日本人が二人集まると、三つの銀行と四つの会社が生まれる。」そして最初のジョークへと繋がる訳です。つまり、ある状況下で各国人によって振る舞いが違う、というのを笑っている訳で、そこに共通する各国人のイメージとは、ドイツ人は真面目、イギリス人は料理が下手、フランス人はセックス好き、スペイン人は昼寝してばかり、イタリア人は戦いに弱い、日本人は勤勉、といった感じです。
ところが、このつまらない本でもとっておきのジョークが一つありました。「問い;ピョンヤン、テヘラン、バクダッドとヒロシマの共通点は? 答え;ナシ(今のところは)」。これは恐い。我々被爆国としては笑えないけど、これをジョークとして笑う人がいるというのが、またまた恐い。
ということで、結果としてこの本は売れたそうです。題名にだまされたんでしょうね。暇つぶしにはいいかもしれません。ちなみに真鍋かをりさんは「皮肉がきいてて面白いですね」という感想を述べておられました。