![]() | くまとやまねこ |
湯本 香樹実 | |
河出書房新社 |
絵本セラピーの会に参加してみました。大人のための読み聞かせの会です。
いくつかの作品をピックアップして読んでくださいました。
その一つが上のくまとやまねこです。大切な友人を失ったくまが主人公で、立ち直るさまを描いています。
少ない言葉と、絵は、我々に、限りない想像力をもたらし、感動しました。
それから この作品
![]() | おかあさんだもの |
サトシン | |
アリス館 |
先日、おかあさんのことについて、ブログで述べたのですが、とてもタイムリーでした。子育てにすこし疲れ気味のお母様に読んであげたい作品なのだそうです。私は、今高齢の母と一緒にいるので、疲れることもありますが、本来はおなかの中で一つだったということを思うと私は母の一部であり、母とははなれられない関係であることを実感しています。親は子供に対して無償の愛情を注いでくれたことを、この作品で思い出しました。母のこと大事にしなければと思います。
最後は
![]() | 父は空 母は大地―インディアンからの手紙 |
クリエーター情報なし | |
パロル舎 |
自然は母とおなじ、人間は自然の一部であるというメッセージを発信している作品です。
私は、郷里島根県浜田市も一部に考えもなく開発をはじめて、自然をこわしたまま、放り投げられている場所があったり、あるとき、毎年楽しみにでかけていたくわがたのいるクヌギ林がそっくりなくなっていた話をしました。一度失うと、もう2度と取り戻せないのが自然です。考えさせられる大きなテーマの作品でした。
絵本と言うのは年齢に関係なく、人を、元気づけたり、癒したり、ときには人に問題を投げかけたり、大事な存在であると実感しました。
絵本セラピーの活動。これからもどんどん広まっていくことを願っています。