ラグビーワールドカップ。13日のスコットランド対日本戦の前日は、大型台風19号が、日本各地に大きな被害をもたらしました。河川の氾濫による住居の浸水がテレビ画面に流れるたびに胸を痛めました。心からお見舞い申し上げます。
中止も予想された試合は、多くの人々の努力によって開催にこぎつけました。私は塚本にあるカープ居酒屋笑顔工房さんで、応援させていただきました。
丹波笹山からご夫妻で参加された方が、栗入りのおこわを作って来てくださりありがたくいただきました。元ラガーマンのご主人が、細かいルールや試合運びを説明してくださったおかげでラグビーの面白さがわかって来ました。
試合前練習を終えて、キャプテンリーチマイケル選手中心にチーム同士肩に手を置いて、控え室に戻る選手を観ただけで感動し、君が代を選手が歌う姿を観ただけで感動し、スコットランドの国家を会場の観客が歌っているのにも感動しっぱなしでした。そして結果は日本の圧勝。スコットランドは、心技体全てを兼ね備えた一流のチームです。決して楽な試合ではありませんでした。おかげで祝杯をあげることができました。
昨日は、マダムKとスコットランド戦の総括をしました。彼女は次男がラグビー経験者で、長年のラグビーファンです。今の日本代表の一人一人の成長を見守って来たひとりでもあります。代表を輩出した吹田ラグビースクールのことも話してくれました。吹田ラグビーは当時はゆるゆるのクラブで、もっと厳しく指導して欲しいと保護者が心配するほどだったのですが、そんな子供たちも徐々にまとまって、最後は優勝するようになったそうです。
「息子はは感動的な試合を見るたびに、自覚が生まれ、必死で練習するようになりました。最初からやたらに厳しいのはどうなのかな」
とも話します。
堀江選手は、本来は、もっとラグビーの強い高校に行くことも頭にあったようですが、島本高校に進学して環境が彼に合っていて頭角をあらわしたそうです。その後メキメキ実力をつけて今にいたるのです。
今回の日本代表のバックスは、田村のポジション、スタンドオフの経験者が多いし、田村はサッカーの経験者、ラグビーは、サッカーやバスケット、柔道など他のスポーツの要素を持っているので、それぞれの競技やポジションは関連性があり、他の競技やポジションを経験するのも大事だそうです。
そして故障に繋がるので、危険なプレイはどんなに勝利に貢献しても、監督に厳しく注意され、賞賛されません。
日本の代表選手一人一人が成長の歴史を持っている。それが今のプレイに生かされていて、さらに厳しい練習を重ねて素晴らしいチームを作った。スコットランド戦のような、素晴らしい試合が観れたことに感謝している
とマダムは熱く語ってくれました。
ラグビー日本代表の試合を応援して思うことなのですが、
日本の国とはなんだろう?日本の国民とはどういう人?
日本は単一民族の国と言われていました。同じ民族だから一つにまとまることができるのだと。
それは必ずしも正しいとは言えないのではないでしょうか?
日本人とは、日本の国を愛する人のことです。日本の素晴らしさを理解して、日本の国土や人々を愛する人が日本人なのです。日本は日本を愛する人が多くいるから心を一つにできるのです。
ラグビーの日本代表は、日本以外の国で生まれた選手が半数を占めます。海外出身の選手をよそ者と思う人はいません、日本人よりも日本を理解しようと努めているからです。
未来の日本は、今よりもっと国を愛する人が多くいる国となってくれることを願っています。
ラグビーの代表選手のように、日本が大好きで、日本人になりたいとやってくる人は歓迎すべきです。
日本代表は、これから決勝リーグを戦います。
勝つと言うよりも、次の試合でも、自分たちが作って来たラグビーを我々に見せて欲しいと私は願っています。