いつも私が書く小説のアドバイスをくれる後輩とランチをして、大学のキャンパスとその上にある三階山の頂上まで紅葉狩りに行きました。
見事な紅葉で、山頂の神社も、そこからの眺めも最高でした。
そこから戻った後、自宅でテレビを見ました。そしたら、丁度、
こちらの地元山陰の放送局のアナウンサーが大山の紅葉を中継していました。一つ前の松島の中継は、いわゆる美人と言われる美しい地方局のアナウンサーでした。その後続いたこちらの局アナウンサーはどちらかというと可愛いタイプの人でしたが、キャスターの男性アナウンサーが松島のアナウンサーほど好みではなかったのか、普通に実況中継して、大山のおすすめグルメを一生懸命紹介しているのに、「あなたはお笑い系ですね。」などと揶揄するんです。そして天の声みたいに、メインのスタジオで、面白おかしく、中継している人を語っていました。他のコメンテーターも癖のある感じの人がいらっしゃって、その方々に対してもキャスターは面白おかしくいじっておられました。もちろんテレビに出ているアナウンサーやコメンテーターですから、プロ意識がありいじられてなんぼという覚悟はご本人にはできているでしょう。でも、視聴者の側からは、あまりいい感じはしませんでした。見た目だけで、人を評価する人は教養の程度が知れます。
間違いなく私は、お笑い系と言われるグループに入ります。そうだから不快に思ったのではなく、アナウンサーという職業の人が、そういう人をいじることを売りにしたり、美人が大好きであることを平気で口にして視聴率を稼ごうとしているのが見え見えで嫌でした。
もちろん世の中のほとんどの男性が、若くて美女が好きなのは理解できます。当然です。だけど男性が女性にそれを求めるのと同じくして、女性の私は、男性に対しては、ジェントルで教養がある方に憧れますし、しかも、女性に対して一定の尊敬を持って接し、女性の前では格好をつけようと、やせ我慢するような男性が好きです。
関西には、MBSが同じ時間にちちんぷいという番組を放送していますが、芸人さんも協力して、楽しい関西情報番組を作り上げていて、午後はずっと付けっ放しで見ていますが、今回のような不快なことは一切ありません。それが当たり前のように思っていましたので、今回の別の情報番組で、初めて、実感できました。
今回の番組のキャスターは最近すごい人気なのだそうですが、私には全く理解できませんでした。不快に思ったのは私だけだったのでしょうか?