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長い労働運動の結果、勝ち取られたもの

2007-01-24 | ドイツの友人からのメール
Es geht mir wieder gut.(良くなりました.)

風邪で御心配おかけしてすみません.

もうしっかりして,仕事でも影響無しです.
いやなことは,今2度目の"別のばい菌/ヴィールスによる風邪ひき”が流行り始めている事です.
もらうのいやなので,そういう同僚には間を置いて,接していますがどうしようもないですよね,
こればかりは.

すごい嵐が吹きまくり,大木が倒れて亡くなる人がでたり,北海でタンカーが沈没,オイルが垂れ流しになったり,うちのほうは大丈夫でしたが,屋根瓦がはがれる所などが多くあったようです.

全くいやになるのは,最高にモダンでキンキラキンで異常に高価なものとなった新しいベルリン中央駅がこの嵐で一部破損し,使えなかった事です.

テレビで"こんな高いものをこしらえておいて,嵐暴風雨の時にそのまっただ中へ追い出されるなんて!”
と憤慨している人が写り,すぐその後に国鉄当局の人が“安全を期しただけで,建物そのものは心配ない."なんて最低のコメントを出しているので,もっといやになってしまいました.

話は変わりますが
ドイツの平均労働時間は6年ぶりに長くなった,そうです.
公務員や私など,介護職のほうはすでに週40時間になっていますが,金属労働者関係は35時間の所もあるようで,38,28/週労働時間が平均だそうです.

私が学校へ行っていたときはどのように勤務表を作成するか,どのように労働時間を計算するかなども習いましたが,その折,この時間から病休を“平均値で9日/年,引くのです.

これは時の労働大臣が嘆いたもので,“ドイツは世界で最も短い週労働時間を誇り,最も長い年休を誇り,最も多い病休を誇る.”といった146時間/年,よりは少ないのですが.

同じ新聞紙上に,“ハノーバー市役所は今まで異常に高かった病休の日数が努力の甲斐あって2006年は減少した.”とでていました.
“2005年は平均病休日数年26日だったのが,2006年は18日に減少した!”

私はおそらく7日も病休の数は この20年間でないと思いますが・・・
健康なのを喜ぶべきなのでしょう.

数年前まではこれに“クア,KUR,保養”が有りました.
いえ,今もあるのですが,以前は医療保険が割りに気軽にOKを出し,費用を負担したのですが,これが改悪され,今は認可が難しい上,個人負担が多くなったので余り利用する人が亡くなっただけなのですが,2年に一回,6週間の保養が効きましたから,これと平均6週間の年休を合わせると,働く方は良いのですが,決められた人員数で勤務表をこしらえるのは至難の業だと思いました.

ドイツって景気が悪いのなんのと言いますが,まだまだ余裕がある,反対に言えば,たるんだ所,贅肉がある国と思います.

 ではこの辺で.

 

今年2度目のメールは、興味深いことが沢山書かれていましたので、ほとんど全文ご紹介します。ご意見歓迎、質問は、ドイツに回します。



コメント
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