韓国、軍事緊張高揚…韓米国防長官、B52爆撃機などの韓国への展開を議論
国防長官、米国、日本と電話会合
相互軍事協力方案で意見を交わす
韓国合同参謀は警戒態勢強化
9日、北朝鮮の5回目の核実験と関連して、米空軍が発進させたという核探知専門特殊航空機 WC135 「コンスタント・フェニックス」米空軍ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
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韓国、米国、日本の軍当局が、北朝鮮の5回目の核実験直後に多様な対話チャンネルを通じて緊密な軍事共助を続けている。
韓国国防部のハン・ミング長官は核実験が強行された9日の夜、米国のアシュトン・カーター国防長官と意見を交わしたのに続き、10日午前には日本の稲田 朋美防衛相との電話協議を通じて、北朝鮮の核実験と関連した相互軍事協力方案について意見を交わした。特に韓米両国の国防長官は、北朝鮮の5回目の核実験 を強力に糾弾し、米国のB52爆撃機と潜水艦の韓国展開など、軍事的手段を動員する方案を議論した。
また10日午前には韓米日の国防部室長級実務者は、テレビ会議を通じて北朝鮮の核脅威に対する防御システムの構築と今後の対北朝鮮軍事対応方案について意見をとりまとめた。
北朝鮮の追加挑発に備えて韓国軍の警戒態勢も強化された。合同参謀本部は休戦ラインおよび西海(ソヘ)北方境界線(NLL)を中心に監視・警戒態勢の強化を指示した。
ハ・オヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
稲田防衛相は10日、韓国の韓民求(ハンミング)国防相と電話で会談し、北朝鮮の核実験を受け、日韓が防衛機密を共有するための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結を呼びかけた。韓氏は国内世論を見極めながら協議を進める意向を示した。
日韓のGSOMIAを巡っては、2012年6月に締結予定だったが、韓国側が国内世論の反発を受け、署名直前にキャンセルした経緯がある。稲田氏と韓氏 は電話会談で、日韓、日米韓の情報共有などでの連携を改めて確認した。これに関連し、日米韓3か国は10日、防衛当局局長級によるテレビ会議を開催した。
また、日米両政府は、自衛隊と米軍の緊密な連絡・調整を行う協議機関「同盟調整メカニズム」の局長級テレビ会議を10日に開催した。 (yahooニュース)