大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

現在の婦人相談員の86%が非正規で、その割合も増加傾向にあります。倉林氏は、処遇改善を困難にしているのが2020年度導入の「会計年度任用制度」だと指摘。

2022-04-13 | 市民のくらしのなかで

女性支援新法を提出 全会一致

倉林氏「相談員処遇改善を」

参院厚労委

写真

(写真)質問する倉林明子議員=12日、参院厚労委

 参院厚生労働委員会は12日、女性支援新法の委員会提出を全会一致で決定しました。公的支援(現・婦人保護事業)の根拠法を人権の理念が欠如した売春防止法から切り離し、新たな女性支援の根拠法を制定するものです。法案は超党派でまとめました。支援に取り組んできた関係者の長年の実践と要請が結実したものです。

 日本共産党の倉林明子議員は質疑で、関係者に敬意を表するとともに、法の実効性を担保するためには財政措置の抜本的拡充が必要だと強調。公的支援事業の相談員の抜本的な処遇改善を要求しました。現在の婦人相談員の86%が非正規で、その割合も増加傾向にあります。倉林氏は、処遇改善を困難にしているのが2020年度導入の「会計年度任用制度」だと指摘。▽1年ごとの更新で3~5年で雇い止めとなるケースが少なくない▽賃金は月16万円未満が35%といった深刻な実態を示し、無期雇用への転換を求めました。後藤茂之厚労相は「地方公務員制度の運用のあり方の中で婦人相談員の適切な処遇の確保に努めていく」と答えました。

 倉林氏は新法でも「婦人相談員」を、専門的技術に基づいて必要な援助を行う「女性相談支援員」に改めるのに、雇い止めでスキルアップを阻み、相談員自身を「困難を抱えた女性」にすることなどあってはならないと強調しました。また相談数は大幅に増加する一方で相談員は増えていないとして増員を要求。市区の財政負担を軽減し、全市区町村配置の目標を持つよう求めました。

 さらに売買春・性搾取被害者を犯罪者とみなす一方、買う側は問われない規定が残っているとして、売春防止法の抜本的な見直しを求めました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーストリアのカール・ネーハマー首相は11日、ロシアを訪問し、ウラジーミル・プーチン大統領に会った後、ウクライナ危機の外交的な解決見通しについて「非常に悲観的」だとする見方を示した。

2022-04-13 | ちょっと気になるマスコミ報道

オーストリア首相

「プーチン大統領、戦争論理に没入…外交見通しは悲観的」

登録:2022-04-13 02:37 修正:2022-04-13 07:47
 
ウクライナ開戦後、プーチン大統領と西側首脳が初の対面会談
 
 
オーストリアのカール・ネーハマー首相が11日、モスクワでウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談後に記者会見をしている=モスクワ/AP・聯合ニュース

 オーストリア首相が、ロシアのウクライナ侵攻後に西側首脳としては初めてロシアのプーチン大統領に直接会ったが、特別な成果を得ることはできなかった。

 オーストリアのカール・ネーハマー首相は11日、ロシアを訪問し、ウラジーミル・プーチン大統領に会った後、ウクライナ危機の外交的な解決見通しについて「非常に悲観的」だとする見方を示した。AFP通信が報じた。

 同首相はプーチン大統領が「戦争の論理に強く没入していた」とし、「私に楽観的なのか悲観的なのかを問うのであれば、極めて悲観的だと言う」と語った。また「平和交渉と対話には常に多くの時間を要するが、軍事論理では簡単に『時間を浪費せず、ただちに戦争に入る』となる」と付け加えた。

 今回の首脳会談は、ロシアのウクライナ侵略後に初めて欧州連合(EU)加盟国の首脳とプーチン大統領が対面で会談したため、特に注目を集めた。

 ネーハマー首相は、プーチン大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に「直接会って話しあうことには、ほとんど関心を示さなかった」とし、イスタンブール平和交渉に関心を表明し続けていることに一抹の希望を持っていると述べた。

 ネーハマー首相はまた、プーチン大統領との首脳会談後、EUのウルズラ・フォンデアライエン執行委員長およびドイツのオラフ・ショルツ首相と電話で会談したと述べ、二人に、ロシアの侵略行為に欧州がいかに怒っているのかを直接伝えるためには、このような会談がもっと必要だという考えを伝えたと語った。

 彼はこれに先立ち、首相室が出した声明で、「プーチン大統領との対話は、非常に直接的かつ率直で難しかった」と述べ、「これは友好的な会談ではなかった」と明らかにした。ネーハマー首相は、今回のモスクワ訪問に先立つ9日、ウクライナのキーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。首相室報道官は、今回の会談が約75分間行われたと伝えた。

 この会談について、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官はインテルファクス通信に、両首脳がこの日午後、モスクワ郊外の大統領官邸「ノボオガリョボ」で会ったと述べ、「主な議題はウクライナ周辺情勢」だと説明した。今回の会談は、オーストリアの要請により公開での写真撮影や共同声明の発表もなく、非公開で行われた。

パク・ピョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする