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福山氏は、子育て支援・五つの無償化政策を紹介し「財政再建といえば多くの人は削減の話ばかりするが、社会保障充実で市民の懐を温め消費を活性化、地域経済を元気にして税収もアップするのが王道だ」

2024-01-21 | なるほど、その通り

2024年1月21日(日)

京都市長選 きょう告示

暮らし寄り添う市政へ

山添政策委員長が福山候補応援

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(写真)声援に応える(右から)福山、学校給食充実を求める市民弁士、山添、堀川の各氏=20日、京都市山科駅前

 京都市長選は21日告示(2月4日投開票)です。日本共産党の山添拓政策委員長・参院議員は20日、「つなぐ京都2024」の無所属新人で弁護士の福山和人候補=日本共産党も参加する「民主市政の会」推薦=必勝へ市内を巡り「福山さんで暮らしに徹底的に寄り添う市政を」と訴えました。山科(やましな)駅前には堀川あきこ衆院近畿比例候補も駆け付けました。

 山添氏は、京都市が「行財政改革」で暮らしの施策を次々と削減したことに触れ「地方政治は、住民福祉の増進のためにあると法律に書いてある。カットするのが仕事じゃない」と指摘。「福山さんは同じ弁護士の大先輩。国や大企業相手に自由と権利の回復・獲得のために先頭に立ち、役所や他の弁護士が断った相談を断らず、徹底して市民に寄り添ってきた。解決しないからと泣き寝入りせず、ならば政治を変えようと今回も挑戦を決意したのが福山さん」だと話しました。

 福山氏は、子育て支援・五つの無償化政策を紹介し「財政再建といえば多くの人は削減の話ばかりするが、社会保障充実で市民の懐を温め消費を活性化、地域経済を元気にして税収もアップするのが王道だ」と訴えました。

 

京都市長選 攻める福山候補

「オール与党」陣営 防戦一方

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(写真)声援に応える福山候補=20日、京都市西京区

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(写真)福山候補の訴えに声援をおくる聴衆=20日、京都市西京区

 京都市長選が21日告示(2月4日投開票)されます。「つなぐ京都2024」の無所属新人で弁護士の福山和人氏(62)=日本共産党も加わる「民主市政の会」推薦=が、引退する門川大作市長時代の「オール与党」陣営を相手に市民の力で市政を変えようと大奮闘。「政治とカネ」でも子育て・くらし応援でも、大攻勢をかけています。

クリーンな政治が大争点

 同市長選には、福山氏のほか、元内閣官房副長官・元参院議員の松井孝治氏(63)=自民、公明、立民、国民推薦=、元京都市議の村山祥栄氏(45)、元自民党府議の二之湯真士氏(44)らが出馬表明しています。

 大きな争点として浮上したのが「政治とカネ」です。

 昨年12月15日に行われた京都新聞の紙上候補者討論会。福山候補は「裏金疑惑が浮上している政党から推薦を得たり、かつて所属していた人もいる」として有権者への説明を求めました。これに、松井氏は「自治体の首長(候補)がどうこういう話ではない」とし、村山氏は「政治とカネの話にはあまり答えたくない」と回答を拒み、二之湯氏は「(パーティー券の)ノルマを超えた分のキックバックは裏金と違う」と問題なしとの態度でした。

 自民党京都府連には国政選挙前に候補者から集めた資金を府議、京都市議に各50万円を配った「マネーロンダリング」(資金洗浄)疑惑もあります。「金権腐敗の自民党丸抱え候補」との批判に松井氏は「私は自民党公認候補ではない」と防戦一方です。

 村山氏に至っては、「京都民報」が昨年12月24日付で、前回市長選直前の1カ月半で政治資金パーティーを7回開催し、収益率が96%だったことを報道し、「違法献金の恐れも」と告発しました。今回も昨年12月から今年にかけて9回政治資金パーティーを企画し、うち8回はパーティー券を売りながら参加者がいなかったことが発覚。さすがに村山氏を擁立した日本維新の会も「コンプライアンス(法令順守)に抵触する」と推薦を取り消し。「京都で積み上げてきたものが瓦解(がかい)した」(馬場伸幸代表)とショックを隠せません。しかし、村山氏は維新らとつくった公約を選挙で問うと、あくまで出馬の姿勢を変えていません。

 福山氏は「クリーンな政治は市長選の『入場切符』」「お金ではなく、市民の声でつくる政治を」と訴えています。

生活・子育て やる気が問題

 この間の候補者討論会で共通したテーマとなった一つが、京都市の人口流出問題です。

 門川市政は、若い世代を呼び込むとして建物の高さや容積率を緩和し、タワーマンションなどを建てられるようにしようとしてきました。福山氏は「高さ規制緩和ではなく子育て・若者支援こそ必要」と訴えています。

 福山氏が「市の予算約1%で実現可能」として公約している「すぐやるパッケージ」(「5つの無償化」と「4つの安心」=別掲)はいずれも切実な問題ばかりです。

 ところが、松井氏らは「財源はどうするのか」と実現不可能な公約であるかのように描こうとしています。「優先順位の問題」であり、「やる気」(福山氏)が問われる問題です。

 一方で、松井氏は橋本龍太郎内閣時代の「行革」に携わったことを自慢し、門川市政が「行財政改革」の名で削減した住民サービスを元に戻すのかを問われても明言を避け、「私は門川市政の継承候補ではない」と追及をかわすのに必死です。

 莫大(ばくだい)な地元負担や地下水問題などが懸念される北陸新幹線の京都延伸問題でも松井氏は「第2国土軸の必要性は認める」と繰り返しつつ、「賛否はいまの段階では慎重に判断したい」と防戦。松井氏を推している自民党の西田昌司府連会長は推進派だがと突っ込まれると「私は西田さんの推薦をいただいているわけではない。たしかに自由民主党さんからは推薦をいただいているが」と弁明。反対世論との矛盾が露呈しています。

大激戦に競り勝つ活動を

 維新などが村山氏推薦取り消しを発表した13日に開かれた、松井陣営の決起集会。自民党の西田府連会長は「構図的には変わらない。『もう勝負があった』なんて思ったら、とんでもない。共産党から京都を守らないといけない」と引き締め。公明党の竹内譲府本部代表も「まだまだ危険水域」とハッパ。同党の1週間前の調査では、松井、村山、福山が横一線で、無党派、女性、必ず投票に行く層では、松井氏より福山氏の方が多かったと報告。「もう松井が勝ったと思い選挙に行かないと(福山氏が)競り勝つ」として、16年前に門川氏が「951票差」で辛うじて初当選した選挙を振り返りました。

 もう一つ、今の状況と似ていると松井陣営やメディアが引き合いに出すのが、自民、公明、民社の3党が支えた新人が辛勝した1989年の市長選です。「リクルート疑惑や消費税導入を巡って逆風が吹き、新人9人が乱立、次点の共産推薦候補に321票差まで迫られた。陣営は『今回もマイナスイメージが付きまとう選挙になる。影響がないはずがない』と警戒する」(「読売」18日付)

 京都市長選は市政はもちろん、自民党政治そのものが問われる選挙となっています。

福山候補の「すぐやるパッケージ」

【5つの無償化】

・子どもの医療費を18歳まで無償化

・小中学校給食をまず半額無償化

・第2子以降の保育料無償化(ひとり親家庭は1人目から)

・18歳まで国保料均等割無償化

・返さなくてよい給付制奨学金の創設

【4つの安心】

・削られた保育園の補助金を元にもどす

・引き上げられた学童保育料を引き下げ

・中学校給食は巨大工場ではなく学校調理で

・値上げされた敬老乗車証の負担引き下げ

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