2024年10月14日(月)
比例ブロックの様相
東海ブロック(定数21)現有絶対・複数議席へ全力
東海ブロックで日本共産党は、もとむら伸子(前)、すやま初美(新)、山口ゆうき(新)の3氏を擁立します。同ブロックの愛知、静岡、三重、岐阜の4県は「東海いっせい宣伝」に取り組むなど、得票68万票、得票率10%以上の獲得で現有議席の絶対確保、複数議席の奪還に向け奮闘しています。
躍進で腐敗断つ
岸田文雄内閣の退陣につながった自民党の組織的な裏金づくりは、東海各県から選出された自民党議員でも明らかになりました。「企業・団体献金の全面禁止」を前面に押し出し、日本共産党の躍進で腐敗政治の根を断とうと、東海からも声を上げています。
もとむら氏は、愛知県内の保育士や保護者によるアンケートで浮かび上がった保育現場の実態を示し、保育士1人が担当する子どもの人数の基準を国会で追及。4、5歳児で76年ぶりとなる配置基準の改善を勝ち取ることができました。
すやま氏は、党愛知県人権ジェンダー平等部責任者として、男女の賃金格差是正に力を入れます。格差解消に向けた実効ある法律制定の必要性を訴えます。山口氏は、奨学金を借りながらの大学進学や高齢者施設での勤務経験から、「多くの人を幸せにしたい」と奮闘しています。
JR東海がすすめるリニア建設工事は総選挙の大きな争点の一つです。もとむら氏は岐阜県瑞浪(みずなみ)市大湫(おおくて)町の水枯れ問題で、現地調査で聞き取った農家からの被害に苦しむ切実な声を国会でも紹介し、リニア建設工事の中止を迫りました。
軍需産業が多く集まる東海地域。日本政府がイタリア、イギリスとともに共同で進める次期戦闘機の開発は、愛知県の三菱重工小牧南工場で行われています。すやま氏は「東アジアの平和構築への提言」を手に、自公政権による「戦争国家」づくりに抗し、憲法9条に基づく対話による平和外交の大切さを訴えています。
若者宣伝に共感
名古屋市で、党と日本民主青年同盟が共同して取り組む定例の若者宣伝では、党の学費支援策や気候危機対策などをシールボードで対話。「政党助成金を受け取らない共産党は好印象」との反応が寄せられています。
自民党政治を変え、国民とともにたたかう選挙戦の軸に位置付ける「折り入って作戦」に活用するため、3候補の写真が入ったリーフを作成し、行動に踏み出しています。
東海ブロックでは、定数21のうち自民9、公明3とその補完勢力である維新2、国民1が15議席を占めます。今回新たに、日本保守党から河村たかし名古屋市長が出馬予定です。日本共産党は、行き詰まった自民党政治を変え、新しい政治実現のため「比例2議席奪還へ」と訴えます。