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「今年の激動をたたかいぬくことを心から呼び掛けたい」「党の魅力を広い国民に語り選挙勝利と党づくりですばらしい結果を出そう」と訴えました。

2025-01-05 | しんぶん赤旗を読んでください。

2025年1月5日(日)

党の魅力を広い国民に語り 

選挙勝利と強く大きな党づくりを

25年党旗びらき 田村委員長あいさつ

 日本共産党は4日、2025年の党旗びらきを党本部で開き、田村智子委員長があいさつしました。田村氏は、昨年1月に党委員長に就任して以来、活動の「道しるべ」になったのが昨年の第29回党大会決定だとして、これに立ち返り、「今年の激動をたたかいぬくことを心から呼び掛けたい」「党の魅力を広い国民に語り選挙勝利と党づくりですばらしい結果を出そう」と訴えました。東京都議選の勝利とともに、参議院選では、比例5議席、選挙区現職3議席の必勝と、複数選挙区での議席増に挑戦することを呼び掛けました。(あいさつ全文


写真

(写真)党旗びらきであいさつする田村智子委員長=4日、党本部

 田村氏は「新しい挑戦が次々と求められたなかで、活動の『道しるべ』となったのが第29回大会決定だ」と指摘。昨年4月の第2回中央委員会総会が全国の支部・グループにあてた「手紙」にある「新しい理論的・政治的突破点」の五つにそくし、自身が大会決定の生命力をどう実感したか話しました。

 一つ目は「世界論・外交論の発展」です。田村氏は、党が昨年4月に発表した「東アジア平和提言」と志位和夫議長の講演について、「(発表した)一夜限りのことで終わらなかった」と指摘。その後、ベトナム、インドネシアの独立記念日の式典に参加した際にも、東南アジア諸国連合(ASEAN)の「対話と包摂」による平和づくりに注目して「提言」をまとめたと話し、参加者と意気投合した経験などを紹介し、「『提言』がたくさんの新しい友人を得るパスポートになっている」「ぜひ今年もさらに友人を広げることに挑戦したい」と抱負を語りました。

 田村氏は、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞を「昨年の私たちの大きな喜びの一つだ」と強調。「しんぶん赤旗」で新春対談をした被団協代表委員の田中煕巳(てるみ)さんも、「赤旗」新春インタビューで志位議長も、被爆者が核軍縮交渉に「人道的アプローチ」をもたらしたと指摘したと述べました。

 国連の場などでの被爆者の訴えによって、「核兵器の非人道性が国際社会の共通認識となり、核兵器禁止条約の誕生へとつながった」「大会決定は、この流れを世界の本流と位置付けたが、被団協のノーベル平和賞受賞がこのことを鮮明に証明した」と指摘しました。田村氏は、核抑止力に固執し核兵器禁止条約に背を向ける日本政府を批判。「被爆80年の今年、核兵器禁止条約への参加ができる政治へと変えよう」と呼び掛けました。

 二つ目は「自民党政治の全体が末期的状況に陥っている」ことです。

 田村氏は「大会決定は、あらゆる面での行き詰まりを暴き、それを打開する希望ある政策を日本共産党がもっていることを打ち出した」と強調。それを実感したのが総選挙での党首討論だったと述べました。

 党首討論では、どの党首も賃上げに賛成しながら具体的政策を示したのは田村氏のみ、教育費無償化についても、教育費の2倍にまで膨れ上がった軍事費=大軍拡の問題点をあげたのは共産党だけだったことを紹介。「論戦を通じて政策とその根本にある、自民党政治の『二つのゆがみ』をただす立場はどんな場面でも他党を圧倒する力をもつことを確信している」と語りました。

 田村氏は一方で、「日本共産党の政策と魅力は広く国民のなかに知らせるにはいたっていない」と強調。今年の選挙では「国民によく伝わる言葉をみがいて、SNSを抜本的に強めれば、共産党の新たな躍進は必ずやり遂げることができる」と力を込めました。

 三つ目は「社会進歩の事業のなかでの日本共産党の役割」です。

 第29回大会決定は、「多数者革命と日本共産党の役割」について1項をたて、「社会変革をすすめる主人公は主権者である国民自身。国民の多数が自ら世の中を変えようとなってこそ社会は進歩する」と明記しました。田村氏は、日本共産党は「どんな困難にも負けない不屈性、科学の力で先ざきの展望を明らかにする先見性を発揮して国民の自覚と成長を推進することが役目だ」ということを大会で確認したと説明。暮らし、平和、ジェンダー平等、気候危機などで切実な要求がうずまき多様な運動がとりくまれているなか、「今年を『国民の苦難軽減』という立党の精神にたち、あらゆる分野で要求実現の運動を国民とともに取り組む年にしよう」「ここが『新しい政治プロセス』を前に進める出発点だ」と語りました。

 四つ目は「党勢の後退から前進への転換」です。

 田村氏は「党員拡大・入党のはたらきかけの日常化」などに懸命に努力してきたがこれは途上にあると強調。第28回大会比「130%の党」を達成した大分県宇佐市の党組織の経験を紹介。昨年1月の第29回党大会にむかう「大運動」から、毎月、党員拡大について考え行動する時間を設け、毎月の「集い」も開くなかで、五つの支部すべてが党員を迎え、「大運動」以降で42人、大会後で25人の仲間を迎えたことを話しました。「この1月は次期党大会の折り返し地点。党づくりの目標達成と、参院選、都議選勝利のためにみなさんと力をあわせて『強く大きな党』をつくっていこう」と訴えました。

 五つ目は「未来社会論の新しい発展」です。田村氏は、志位議長による『Q&A 共産主義と自由』で、自ら対話宣伝に取り組んだ経験を語り、やりがいのある面白い活動だと強調。「この新しい開拓的挑戦を今年はさらに全国的規模に展開させよう」と呼び掛けました。

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