凍える森

先日の日曜は夜遅くの帰宅で　荷解きもせぬまま

∴相変わらず　部屋はごった返している

帰宅が遅く疲れもあったので　あまり日記は書けなかったし　ましてや人様の日記まで手が回らなかった

心が狭いので　多くの方（今のところ２０名ほどだろうか）を拒否設定にさせて戴いているお蔭で　

足跡がすっきりしているのは　こんな時には実にありがたい事だ


今日の東京は土砂降りで　予定していた植木屋さんは一ヶ月後に延期になってしまった

良かったのか　悪かったのか


先日の旅のお供にと　気楽な本を２冊買っておいた

一冊はヴィク・シリーズの新作

よく比較されるスー・グラフトンのキンジー・シリーズと共に　私の好きな女性達だ

どちらもお隣さんに素敵な老人の友達がいるが　それがまた良い味を出している

私としては　ややキンジーが好みだが　最近若返ったのが気に食わないところ

読者と共に年齢を経て欲しかったが　タフな探偵というのは男性なら老齢でもそれなりに絵になるが

女性では限界があるのだろう

私だって　更年期に悩んだり痛む足腰を引きずって格闘する彼女達は見たくも無いし


もう一冊は「凍える森」　

実際にあった戦後のドイツの農村で起こった殺人事件を　証言という形式で書いたものだ

それまで一冊も本を書いたことの無い４０代の主婦のデヴュー作品であり

あっという間にドイツのミステリー大賞を受賞し　ベストセラーになったという

斬新な手法と閉塞的な村社会に潜む偽善―それは　証言の後に引用される聖書の一節で判る―

短い作品だがグイグイと引き込む魅力がある

福井から米原までの間　一気に読んだ

来年　映画が公開されるというが　映像ではどう語るのか　それが見物でもある