どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

夏の記憶―横浜(2) 旧三井物産横浜支店倉庫

2014年08月15日 | 日記
旧三井物産横浜支店は 今はKN日本大通ビルという名称に変わっている(変更は昨年のことだと後で知った)

明治44(1911)年竣工の 日本最初の全鉄筋コンクリート造の建物とプレートに説明がある

4階建ての実に綺麗な建物で 100年以上経た建物とは思えないほどだ

全景写真を撮らなかったのはなぜか 

う~ん 出勤時間とあって人が多かったせいか あるいは道を渡るのがめんどうだったからかもしれない



中に入って見たかったが関係者以外はだめのようで 向かいにある旧横浜地方裁判所やら 横浜情報文化センターやらにも心を奪われながらもとりあえずこの綺麗なビルの横顔も見ることにした

3階建ての倉庫らしき建物が付属している

もはや使用されていないと思われるにおいがする

こういうところに 面白いものが隠されている こともある

見えない部分に真実があるのは なんでも同じ




ビルとビルの間 わずかな隣のビルとの隙間を覗いてみて 私はにんまりした

煉瓦だ!!


(わずかな隙間にレンズを向けて撮った写真)


この日記を書くにあたって検索したところ やはり取り壊しが予定されているようだ

壁は私が見たように煉瓦造 柱と屋根が鉄筋コンクリート 床が木材と素材が多様である点で非常にユニークであること

なんとあの煉瓦倉庫よりも古く 関東大震災の時 ここに保管されていた生糸が震災を免れ 国家財政を助けたともいわれる建物だったことを知った

文化財の指定を受けることは 確かに開発を阻むものである

所有者が望まない限り どんなに歴史があり学術的価値があろうとも ビルや私邸を残すことには非常に難しいものがある

ノスタルジーだけではやっていけない

すでに建築学会等からも保存の要請は出ているようで 解体反対の運動も起きているようだ

所有者である(株)ケン・コーポレーションにも要望書は提出されているらしい

内部を調査した大学教授の調査書も内部写真と一緒に見ることができた

倉庫であるから外観はそう目を引くものでもないのは確かであるが ビアホールかレストランにでもして何とか残せないものかと思う

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2 コメント

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うん、あったあった (yokochann)
2014-08-15 23:28:31
朝早くからめずらしいなって思った。
コンビニでもないしね・・・。

まさにテリトリーなんだね~。
毎日、あんな景色が見られるなんて、うらやましいなぁ。

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古いレンガ (みらい)
2014-08-15 22:20:23
100年以上前の煉瓦なのかな・・・
古いとは思ってましたが、そうなんだ~
せっかくの地元なのに、もったいないことしてるかも・・・

物産ビルも名前が変わったんだ・・・
右隣にスーパーみたいなお店があったでしょう?
パンやオニギリが美味しくて、朝7時からやっているので、
時々買ってます~^^
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