あとを頼むぞと言い残し ガクっと首を横にして亡くなった…なんていうのは大ウソだけど
まぁ 不肖の跡取り娘としては年に二度の墓参は責任でもあり そんなわけで今日出かけた
我が家から電車とバスを乗り継ぐこと 1時間はかかる多磨霊園にある
父が生存中は車で出かけていたが 今は車もないし 第一私は免許を持ってはいない
きっと父が母より先に亡くなるだろうと(5歳年下でしかも女性だ!) そんな予想を勝手にたてて
年老いた母と二人でお墓参りをする姿を想像していたが(父の思い出話をし 悪口もちょっぴり^^)
見事に裏切られたわけだ
この時期にしか来られない人もいらっしゃるのだろう 墓参の人はここかしこに
真新しい献花は 昨日の名残らしい
草取りに1時間かかった
2坪に満たない程度の広さ(狭さ?)だが 木の枝をはらったり 小さな雑草まで取り除くとなると
2本の腕ではそのくらいかかる(腕が6本だった頃が懐かしい^^)
その間 聞くともなく墓参の家族の話を耳にする
ご先祖様の話 今後のお墓の整理のこと 花代が高いとか(女性の発言) まあ色々
記念撮影をしている家族もいる
思い出す
じっとしていない幼子(私)の肩をしっかりと摑まえるようにして立っている 余所行きの服を着た母
いつしかそれは普段着に変わり…
墓石に水をかけながら洗う
お彼岸に来てくれた人の献花とお線香の痕跡を奇麗に掃除して 今回はちょっと奮発した花を^^
水を取り替える余裕も無い私は 普段 滅多に花も活けない
だが お墓に花は見事に美しく…
いつの間にか 話し声も消えていた
たった一人 鶯の声 そよと吹く風 すうっと立ち上るお線香の煙
ビールを飲みながら ぼんやりとあれこれ考える
静寂の時間が 流れているのか停滞しているのか それさえわからなくなる
おそらく 時間は過去から未来へと一直線に流れるものではなく
混沌とした 複雑に入り交ざった そしてスパイラルのようでもあり
お墓は 故人を偲びたい人のためにある
そういう人が居なくなったら さっさと片付けられるべきだろうし それで良いと思う
我が家の三倍はある立派なお墓に 老女が一人 枝切り鋏も携えて…
帰りに見ると姿はもう無かった
小振りだが可愛らしい花が 彼女の気持ちとなってそっと寄り添っている
そんな風に 私には思えた
まぁ 不肖の跡取り娘としては年に二度の墓参は責任でもあり そんなわけで今日出かけた
我が家から電車とバスを乗り継ぐこと 1時間はかかる多磨霊園にある
父が生存中は車で出かけていたが 今は車もないし 第一私は免許を持ってはいない
きっと父が母より先に亡くなるだろうと(5歳年下でしかも女性だ!) そんな予想を勝手にたてて
年老いた母と二人でお墓参りをする姿を想像していたが(父の思い出話をし 悪口もちょっぴり^^)
見事に裏切られたわけだ
この時期にしか来られない人もいらっしゃるのだろう 墓参の人はここかしこに
真新しい献花は 昨日の名残らしい
草取りに1時間かかった
2坪に満たない程度の広さ(狭さ?)だが 木の枝をはらったり 小さな雑草まで取り除くとなると
2本の腕ではそのくらいかかる(腕が6本だった頃が懐かしい^^)
その間 聞くともなく墓参の家族の話を耳にする
ご先祖様の話 今後のお墓の整理のこと 花代が高いとか(女性の発言) まあ色々
記念撮影をしている家族もいる
思い出す
じっとしていない幼子(私)の肩をしっかりと摑まえるようにして立っている 余所行きの服を着た母
いつしかそれは普段着に変わり…
墓石に水をかけながら洗う
お彼岸に来てくれた人の献花とお線香の痕跡を奇麗に掃除して 今回はちょっと奮発した花を^^
水を取り替える余裕も無い私は 普段 滅多に花も活けない
だが お墓に花は見事に美しく…
いつの間にか 話し声も消えていた
たった一人 鶯の声 そよと吹く風 すうっと立ち上るお線香の煙
ビールを飲みながら ぼんやりとあれこれ考える
静寂の時間が 流れているのか停滞しているのか それさえわからなくなる
おそらく 時間は過去から未来へと一直線に流れるものではなく
混沌とした 複雑に入り交ざった そしてスパイラルのようでもあり
お墓は 故人を偲びたい人のためにある
そういう人が居なくなったら さっさと片付けられるべきだろうし それで良いと思う
我が家の三倍はある立派なお墓に 老女が一人 枝切り鋏も携えて…
帰りに見ると姿はもう無かった
小振りだが可愛らしい花が 彼女の気持ちとなってそっと寄り添っている
そんな風に 私には思えた
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