どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

憧れの人は

2007年11月25日 | 日記
昨日 久しぶりに徘徊

世田谷文学館で開催されている 植草甚一展に出かけてみた

場所は 芦花公園という駅から5分ほど歩いたところにある

駅の名前だけは知っていたが 世田谷区というのは私にとっては未知に近い

山手線の中は地下鉄が縦横無尽に走っているが 其の外の交通は山手線の駅から放射状に線が走っている

つまり それらを結ぶ南北の線というのはほとんど無い

それを繋ぐ交通手段はバスになる

そんなわけで 中央や東や西は比較的行きやすいが 南北となるとどうも足が進まないのだ


植草甚一は 私の青春時代の憧れの人のうちの一人だった

映画の配給と宣伝から始まるのだが・・・

キーワードは ジャズ・古書店・散歩・コラージュ・映画・宝島・ミステリ・喫茶店・お洒落ってなところだろうか

とにかく本は山のように買う

それで家の床が抜けたくらいだ

古書店では誰もが知る顔だった

こんな生活をしてみたいと思い 一時期 真似をして古書店にも通ったりしたっけ


凡そ 興味を持ったことは 何でも勉強としてしまう

おまけに収集魔というのか メモ魔というのか^^

だが そのあたりもまた 憧れたものだ

サブカルチャーの先頭を走っていた


文体がまた特徴的で ちょっとイカす とか 実に上手いんだな とか 

時々一文が長くなり それが語り口調となり 主語は?と思うような書き方も 彼ならではであった

彼の本を読んだ後は その癖のある文体がうつったりしたものだった


芦花公園というくらいだから 当然公園がある

今の今まで それが徳富蘆花の家があった場所とは知らなかった


天気は上々で 歩いていると汗ばむくらいだ

神保町(古書街)に行ってみることにした

幾つか書店を覗き 買ったものは澁澤龍彦の古寺巡礼に関するもの

夕刻 友人と会い 約束していた本を貸す

飲んだ後 某書店で本をごっそり買ってきた

文体と同じく 簡単に影響されてしまったようだ

憧れの人は 私の中の何処かに 今も生き続けている

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夜毎の飲酒から足を洗う最高にして唯一の方法は

2007年11月24日 | 日記
姐さん 本 何読んでるのと チラッと見えたのだろう 訊かれた

ん? カポーティ

またまた渋いところいっちゃって~

今 誰も知らないよ~

あ~そうかい!私はどうせ古いよ!(と 心の中で)


カメレオンのための音楽 という三部構成の短編集は なかなかである

彼の 冷血 は 遥か昔に読んでいる

その他 幾つかの短編も

だが そう気になる作家ではなかった


ところがだ 年齢のせいなのか何なのか 今回この短編集を読んだら 途端に気に入ってしまったのだ

何事にもチャンスというのはあるもの 出会いの旬というものはあるのだと感じる


彼が気に入っていた作家に・・・ 

ヘンリー・ジェイムズやプルースト アイザック・ディネーセン E・M・フォスター等が挙げられているが

これ等も 渋いね~ という存在になってしまったのかもしれない

今や 英米文学や仏文学を学ぶものにとっても 教科書で習う程度の作家かもしれない


カポーティのイメージは 私にとっては幾分ゴシップに塗れた小太りの老人といった風だったので

少し若い頃のシャープな写真に驚いた

彼の孤独とガラスのような繊細さが伝わってくる


瀬戸内寂聴は 人生の愉しみは 美味しい食事とセックス(あはっ 彼女らしい~)と読書だと言っている

本のページを繰る事は 美女の脚を開くようなものだと言って 女性差別と批判された人もいる

読書はエロティックな体験と言う人も居る

携帯小説が流行り ネットで読む人が増えているというが 私は やはり ページを捲る快感が好きだ

本の版の大きさ 装丁 紙の手触り ほのかな匂い 

どれもが 読書の愉しみの一部でもある

それは 一曲幾らで買うことも出来る昨今 一つの作品としてCDアルバムを買い 

ジャケットやライナー・ノーツもその作品の一部と見なすのと同じ


夜毎の飲酒から足を洗う最高にして唯一の方法は 眠りに就く前の読書にあるかもしれない

面白くて堪らない 読まずに眠れるか そんな本を探しに 今日はチョイとお出かけ
 
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考えちゃったよ

2007年11月23日 | 日記
何時もの時間に起きて ノンビリとした極上の朝を満喫する

昨日の東京は年末の寒さで 新年を迎える頃の慌しい日々を連想させた

今年の冬は寒くなると噂に聞いたので 長期予報を検索してみたら・・

寒暖の差が激しいでしょう と・・・

なんだぁ~ これだけか・・・

コラムにある今月の運勢だって もう少し書いてあるのに

まっ 真剣に調べる気も無かったけれど


南向きの二階は 日が燦々と入る

冬はそれをまともに背中に受けると 汗が流れるくらいになる

そんな中 家計の帳簿をつけ 請求書の整理

随分前に受け取った健康診断の結果も じっくりと眺めた

正常範囲以内だが 総コレスレテロール値も中性脂肪の値も高めである

一方 善玉コレステロールもまた 範囲値をはるかに超えて高い

中性脂肪は 悪玉コレステロールを増やし 善玉コレステロールを減らす役目があるという

う~~ん

判らない

皆仲良く 頑張ってるってことかいな


善玉君の値が高いのは長寿の因子とも言われている

ところが ある種の酵素が欠如していても高くなるとの報告もある

原因は 多量の飲酒によるらしい

私は それほどの量を飲んでいるつもりは無いのだが 何しろ ほぼ毎晩だ

γ-GTPの値も 年々上がる傾向にある


そろそろ気にしても良いお年頃

ってなことを 山盛り生野菜サラダを食べながらビールを飲みつつ 考えちゃったよ

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誕生日

2007年11月22日 | 日記
昨日日記に書いた お誕生日おめでとう は 勿論自分のではない

自分の誕生日に 自分でおめでとうを言うほど それこそ お目出度くはない


会長の喜寿の誕生日だった

数年前まで ただ本当に祝いたいだけで

互いの誕生日を祝ってきたのだが


手紙を添えたら 涙ぐまれた事もあった

今の社長(息子)と なにやら折り合いが悪いのも知っている

私から貰った手紙はお棺に入れて持っていく なんて言われると

凄く 複雑な気持ちになる

決して他人は でしゃばりたくないから

家族には 家族の想いがある


父の喜寿の祝いはクス球を割ったり 私は手書きの色紙を贈った

それを父は大そう喜んでくれて 

そのクス球を割った写真を撮った時 母に お前も撮れと

だからなのか 母には喜寿の祝いは来なかった

とても愉しみにしていたのに


そんな こんな あれこれ 思い出した

だから 書けなかった


私の誕生日は夏

その日の事を 両親から沢山聞いている

暖かい思い出であり 私を支える一部でもある

誕生日は トシを取るだけ 嫌いだと言う人もいる

だが 私は その人が生まれた日

その日に その偶然の出会いに 感謝したいと思っている

そういう日なのだと 
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おめでとう♪

2007年11月21日 | 日記
日記を書き始めたのだが 消した

一つだけ

今夜は 今夜も 好い夜だ

お誕生日 おめでとう
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