みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

完熟キンカンのシロップ煮

2005-02-03 09:38:52 | おいしいもの/食について
昨日、「完熟キンカン」を見つけて買ってきた。
「完熟キンカン」は、粒が大きくて、濃いオレンジ色。
生で食べても甘くておいしいが、
少しの和三盆糖で甘煮にすると、日持ちもしておいしい。

「キンカンのシロップ煮」を作るのは、今年2回目。
先日の温泉旅行に、宿のおやつに持参して、好評だった。
帰りに幸子さんにあげてしまったので、また作ることにした。

作り方は、
1)キンカンを洗って、フキンでふきながらヘタをとる。
2)竹ぐしで小さな穴を10個くらいあけておく(こうすると破れにくい)。
3)ホーローかガラス容器で少量のアカシアハチミツをまぶす。
 (ハチミツは浸透圧が高いようで、シロップが出やすい)
4)シロップが出てきたら、ホーローか土鍋(金属はだめ)に、
 キンカンを並べ、和三盆糖を、小さじ2杯ほど振りかける。
5)ごく弱火にかける。焦げ付きやすいので要注意。
 ・キンカンが透明になり始めると、シロップが増えて、焦げにくくなくなる。
 ・透き間が空いたら詰めていくが、破れやすいのでかき混ぜないこと。
7)小さじ一杯ほどの、和三盆を少量の水でとき、
  ナベのキンカンに振りかける。
8)ふっくらと煮えたら、一たん火を止めて、みつをキンカンに含ませる。
 (ずっと煮つづけると、みつが煮詰まって、
  キンカンのエキスが出てしまい、しわしわで堅くなる。
  このとき、保温容器やスロークッカーなどで温度を維持できるとベター)
9)水分が多いようだったら、もう一度弱火にかける。

ここまでを、昨夜のうちにすませ、
一晩寝かせて、けさできあがり。

10)もう一度、弱火にかけ、味見をして、 
   仕上げにごく少量の自然塩(粟国の塩)を入れる。
  (こうすると甘味が引き立つ)
11)シロップごと自然に冷ましてから、密閉容器に入れる。

ね、カンタンでしょ。
使う和三盆の量は、おどろくほど少ないのに、
キンカン自体の甘みも活きて、ほどよい甘さ。
もう少し甘いほうがよい人は、自分で好きに調節して・・・。
上手につくるコツは、
まずよい材料を使うこと。
強火にしないこと。
失敗したら食べてしまって、また挑戦。
何度かつくるとコツが分かってくる。
(しょうちゅう漬けに使った梅も、
 おなじやり方で、シロップ煮ができる)

「キンカンのシロップ煮」はお茶うけに食べると美味。
キンカンは、のどにもセキにも効くし、肌にもよい。
毎日ひとつぶずつ食べると、風邪をひきにくくなるとか。
ただし、ひとつで我慢できることは、めったにないが・・・(笑)。


コメント
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