みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

上達したい「ことばのワザ」

2005-02-23 09:20:13 | あそび/しゅみ
「スタジオパークからこんにちは」を見ていたら、
遥洋子さんが出ていた。

はるかさんの元気のもとは、
1.突撃精神。
2.上岡龍太郎。
3.フェミニズム(女性解放思想)、ということだった。

フェミニズムとの出会いについて、
はるかさんは、30ちょっとで、
「これからと言う自分の心情」と「もう年という回りの評価」と、
「結婚しなければ」という価値観に引き裂かれて、すごく悩んだ。
そんな中で、上野千鶴子さんの講演会を聞いて、
「これだ」と思って、上野さんに突撃して、上野ゼミに通ったそうだ。

その後、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(筑摩書房)という本を出して、
有名になったが、もちろんケンカの仕方を学んだ、わけではない。
「自分が学びたかったのは、ひとことで言えば、
社会から自分に向けられるコトバへの反論だった」。
「上野さんにひかれたのは、反論の見事さ」
「ことばのワザに感動した」etc。

「ちいさいころから、こうであってほしいと、
自分に投げかけられる家族や回りからのことばに、
「どうして私なの?」と疑問を持ち続けていた。
本を書いて講演を頼まれることが増えたが、同じように、
女に生まれて回りから期待されることと、
自分がしたいことしていることが同じではない、
と悩んでいる女性は多い」と結んだ。

NHK教育の「福祉ネットワーク」には、12月に上野さん、
先週はカン・サンジュンさんが出ていた。
はるかさんも含めて、聞く人をひきつける、
魅力的なわかりやすいことばで、
自分の考えていることを明快に語っていた。
(カンさんとはお会いしたことはないが、
はるかさんとは、上野さんの紹介で一緒に食事をしたことがある。
とってもすてきな人だった。)

ちなみに、
昨日午後は、3月26日の上野千鶴子さんの講演会の打ち合わせだった。
講演会のハードの部分の役割分担は決まった。
後半は、「当事者主権」をテーマに、
どんな話を聞きたいかを話し合ったが、
それぞれ思いはあるのだが、なかなか言葉にならず、
沈黙が続いた(「沈黙は金」とも言うけどね・笑)。

ことばで、ひとに思いを伝える、ってむずかしい。



コメント
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