アジアの女性の人権問題に取り組んでいる友人から
以下の「タイ人女性緊急カンパ」のメールが届きました。
ご本人の了解を得て、転載します。
わたしもアジア女性の問題に、微力ながらかかわっています。
趣旨に賛同される方は、支援のためのカンパのご協力を、
また、お知り合いにも【転載歓迎】以下を、ぜひお知らせください。
-----------------------------------------------------
三重県四日市市で起きた下記の事件の『加害者』に、
昨年裁判傍聴、拘置所での面会、差入れなど、
ささやかながら支援を続けてきましたが、
不当な「懲役7年」の有罪判決後の「発病」に言葉もありません。
彼女の逮捕直後から、献身的に支援にあたられた、
INEB-JAPAN(仏教者国際連帯会議・日本会議)の
杉浦明道さんと弁護団他から、緊急のカンパ要請が届いています。
どうかよろしくご協力ください。
杉戸ひろ子
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緊急カンパのお願い【転載歓迎】
人身売買で日本に連れて来られて連日無償の売春を強制され、そこから逃れるためにしたことが強盗致死罪とされて懲役7年の刑を受け、受刑中にガンを発症したために強制送還されたタイ人女性がいます。彼女のために、緊急カンパをお願いします。
タイの貧しい農村の出身であるケイさん(仮名) は、騙されて、2000年2月に日本へ連れて来られました。そして、暴力団とつながったタイ人のママに買われて四日市市内のアパートに連れて行かれ、多額の架空の「借金」の返済を口実に、5ヶ月の間1日の休みもなく無償の売春を強制されました。
ケイさんは、このままでは生涯タイに帰れないと思い、逃げようと決意しました。そして、一人のタイ人男性に助力を求めたのです。ママのアパートまで来た男性がママを殴っている間に、彼女は自分の所持品とお金を持って逃げました。
ところが、男性は、このままではヤクザに殺されると思い、ママを殺してしまいました。ケイさんは、警察に捕まり、強盗致死罪で起訴され、懲役7年の刑を受けました。
ケイさんは、5月中旬頃から激しい腹痛に襲われ、医療刑務所で検査・手術の結果、ガンで余命数ヶ月と診断されました。私たちは、家族の見守る中で治療を受けて欲しいと思って彼女の帰国の実現を図り、タイ大使館のねばり強い努力もあって、9月下旬にタイへの帰国を実現することができました。現在、彼女はバンコク市内の救急指定の病院に入院しています。
ケイさんは、これからガンと闘っていかねばなりません。私たちも、まったく希望を失ったわけではありません。もう一度、彼女が元気になってくれることを願っています。そのためには、ガン治療のできる病院に転院する必要があり、それには多額のお金が掛かります。ケイさんは、人身売買の被害者です。彼女を救わず、このような境遇に追い込んだ責任は、人身売買を放置していると国際的非難を浴びている日本政府にあります。本来ならば、日本政府が、彼女のために医療費を出すなどのことをすべきです。しかし、日本政府が責任を果たさないのであれば、多くの日本人が、代わりに責任を果たすしかないと思い、緊急カンパのお願いをすることにしました。
ぜひとも多くの方々のご協力をお願い申し上げます。
2005年10月
【呼びかけ人】 福井正明 (四日市タイ女性人身売買事件弁護人)
稲垣 清 (四日市タイ女性人身売買事件弁護人)
内河惠一 (四日市タイ女性人身売買事件弁護人)
加城千波 (四日市タイ女性人身売買事件弁護人)
近藤雅樹 (四日市タイ女性人身売買事件弁護人)
平川宗信 (中京大学法学部教授)
杉浦明道 (INEB-JAPAN)
〔郵便振替口座〕 (通信欄に「タイ人女性緊急カンパ」とお書きください)
口座番号:00800-1-60602 口座名:INEB-JAPAN
〔問い合わせ先〕 INEB-JAPAN(仏教者国際連帯会議・日本会議)
愛知県豊田市上野町1-9 杉浦明道
TEL:0565-88-1972
*INEBは、1989年にアジア諸国の人権、女性、環境問題に取り組む
国際的な仏教者のネットワークとして、タイで発足しました。
また、INEB-JAPANは発足以来、人身売買の被害者となったタイ女
性のための支援活動に取り組んできました。
みどりの一期一会!
⇒♪♪人気ブログランキング♪♪
あなたがクリックしてくださると、
わたしのポイントになります。

クリック!わん!