みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「市民派政治」と女性議員/『都市問題』1月号特集「恥ずべき地方政治のジェンダーバランス」

2006-01-21 13:24:18 | ジェンダー/上野千鶴子
昨年11月に原稿を書いていた
『都市問題』(財・東京市政調査会)1月号、
特集「恥ずべき地方政治のジェンダーバランス」が
手元に届きました。



わたしが書いた論題は、
「市民派政治」と女性議員。

読んだ方から、ほめていただきましたので、
はずかしながら、掲載します。

  

興味のある方は、
写真を拡大して、お読みください。

わたしの記事の前には、
鳥取県知事の片山善博さんが
「自治体行政の正常化としての男女共同参画」
を寄稿していらっしゃいます。
《特集2》は、
「若者の雇用問題にどう向き合うか」で、
とてもよみごたえがあります。

『都市問題』は、定価750円。
発行は(財)東京市政調査会
03-3591-1262です。

ではまた。


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラミーチョコとバッカス/なつかしの洋酒チョコ

2006-01-20 07:52:46 | おいしいもの/食について
むかし、大好きだったチョコが
冬期限定で売り出される。



ロッテ・ラミーチョコとバッカスチョコ。
どちらも洋酒が入っている。

ラミーはラム酒ガけっこう強い。
バッカスは、コニャックがはいってるチョコ。

ウイスキーボンボンも好きだった。

   

ところで、おとといのワインのつまみの
函館のイカの沖漬けもおいしい。

ムラサキ花豆や白花豆を甘く煮て、
ブランディをどぼどぼと入れるのもおいしい。


お酒そのものもいいけど・・・・・。


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

む・しの音通信52号発行しました。

2006-01-19 07:50:27 | 市民運動/市民自治/政治
『む・しの音通信』52号
やっと発行しました(ホッ)。
  

とりあえず、会員さんには
昨日、ヤマトのメール便で発送したので、
今日届くと思います。



このところ、忙しくて
コメントもままならず、
ごめんなさい。

今日もこれから、
「自治ネット」の主催で、
市民自治に力を入れている杉並区、
文京区と千葉県我孫子市に視察に行きます。



朝から薪ストーブがあったか-い。

とはいえ、

ランキングは下落中(悲)。

写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ1周年!「毎日アップしましたぁ」。

2006-01-18 18:16:17 | Weblog
2005年1月18日。
ブログをはじめた、記念すべき日。

あれから一年。
雨の日も、風の日も、雪の日も、
ブログネタにしながら、
毎日記事をアップしました。

デジカメもブログのために覚えて、
画像の枚数は、365日で5050枚。
拡大縮小があるとしても、
一日にすると10枚以上。
われながら、おどろいています。

1年前、プログを始めるときに参考にしたのは、
増田真樹さんの『超簡単!プログ入門
-たった2時間で自分のホームページが持てる』でした。

いまは12月に増田さんが書かれた
『超実践!プログ革命
-共感が広がるコミュニティ作り』を読んでいます。

 

「継続するコツ」「読者を増やすツボ」
「ブログで起きるトラブル」などなど
1年やってきて、参考になることが満載です。



年末には『ブログマガシン』1号なる本も買ってきて、
すっかり、ブログライフを楽しんでいる、わたしです。

「ブログをはじめてみよう!」

というより、興味を持って作ってみたら、
ほんとにブログができてしまったので、
とりあえず1年間は、記事の内容はともかく、
毎日更新すること、を目標にしてきました。

ほんとに1年もつづいたなんて、
すごーい、
と、率直に思ってます。

だ・か・ら



ブログにカンパーイ!

  

そして、
ブロガーの皆さんにカンパーイ!




今日は記念すべき日なんだから、

お正月過ぎに半額で買った
ミニリキュールもずらっと並べて、
飲んじゃおう!


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シクラメンを買いました/阪神大震災から11年。

2006-01-17 10:34:28 | 地震・原発・災害
  

1995年1月17日の明け方、
異様な地ひびきを感じて目を覚まし、
直後にドーンとつきあげるような揺れがきた。
「地震!」と飛び起きて、
どこかで大きな地震だ、と直感し、
すぐにテレビをつけた。

岐阜、京都、大阪・・・・・
つぎつぎに画面に写る震度。
数字に取り囲まれて神戸だけは空白だった。
震源地は神戸なのか?
午後になると、空から、燃えている神戸が写った。
神戸と縁が深い会社の社宅で育ったわたしは、
胸がつぶれる思いで一日中テレビを見ていた。

そのころわたしは、
チェルノブイリ原発被災者のためのNGO、
「チェルノブイリ救援・中部」の代表をしていた。
活動の経験から、いったん大災害が起きると、
現地は大混乱でなにもかも届かなくなる、
ことを知っていた。
なによりも情報の空白地帯になることも。

同時に、自治体議員もしていたので、
必要なひとに必要なものを届けるために、
正確な情報を知りたいと、
援助が必要なあちこちの役所に電話をかけた。
わかったのは、どこも情報が錯綜し混乱していて、
行政システムがまったく機能していない、
という事実だった。

3日目の朝、いてもたってもいられない思いで、
リュックサックに思いつくかぎりの物を詰めて、
とるものもとりあえず、4人で神戸に向かった。

西宮から徒歩で神戸にはいり、
目に映る現地の惨状に言葉もなく、
唇をかみしめながらただ歩きつづけた。
「この大地震はどこに起きても不思議はなかった。
あの朝、救われていたのはわたしだった。
わたしは無力だ」と思いながら。

現地を自分の目で見たわたしは、
チェルノブイリへの救援活動をきゅうきょ
「阪神大震災の被災者支援」に切り替えた。

その後、救援車両の許可証をもらって、
必要な医薬品や生活物資を届けるために
なんども岐阜と神戸を往復した。
わたしたちの救援の基本は、
「援助が受けにくいより弱い人たちに」
「ハンド・ツー・ハンドで」だった。

テントの中などで孤立している人を探し、
救援物資を届けながら、あちこちの避難所に
「岐阜にきませんか」とポスターを張り、
たくさんのひとを無条件で受け入れた。

 

  

 

  

あれから11年。

わたしが出会ったひとたちは、
いまどうしているのだろう。


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都・国分寺市への公開質問状/上野千鶴子さんへの講師拒否の続報

2006-01-16 11:30:13 | ジェンダー/上野千鶴子
国分寺市の人権教育事業の講師を都に拒否された事件で、
上野千鶴子さんが公開質問状を提出された記事の続報です。

なお、この件については毎日新聞が記事を書いていて、
わたしも引用してアップしました。

上野千鶴子さんの講演を都が「見解に合わない」と拒否(1/13)

上野千鶴子さんが公開質問状を出しました。(1/14)

以下に、上野さんが東京都および国分寺市に送られ公開質問状
(回答期限は1月末)の本文を紹介します。(転載、引用自由)

公開質問状のあて先は、
東京都知事、東京都教育長、教育委員長、
教育庁生涯学習スポーツ部社会教育課長、および、
国分寺市長、教育長、教育委員長、生涯学習推進課長です。

-------------------------------------------
公開質問状
                           2006年1月13日
 平成17年度における文部科学省委託事業「人権教育推進のための調査研究事業」について、私を講師とする事業計画案を都教育庁が拒否した件について、国分寺市の「人権に関する講座」準備会のメンバーおよび、2005年11月20日に開催された「人権を考える市民集会」参加者から、経過説明を受けました。
 また2006年1月10日付け毎日新聞夕刊報道「「ジェンダー・フリー」使うかも・・・都「女性学の権威」と拒否」(別送資料1)によって、都の発言内容が一部明らかになりましたので、以下の事実について、説明を求め、抗議します。

(1)今回の国分寺市の委託事業の拒否にあたって、都および市のどの部局がいかなる手続きによって意思決定に至ったか、その責任者は誰であるかを、私にお示しください。
(2)その際、上野が講師として不適切であるとの判断を、いかなる根拠にもとづいて下したかを、示してください。
 
 なお、報告と報道にもとづいて知り得た限りの、都の説明に対する反論を、以下に記しておきます。
 1)今回の講師案は「人権講座」であり、「女性学」講座ではない。講演タイトルにも内容にも「女性学」が含まれないにもかかわらず、「女性学」の専門家であることを根拠に拒否する理由がない。それならば、今後、この種の社会教育事業に、女性学関係者をいっさい起用しないということになる。
 2)女性学研究者のあいだでは、「ジェンダー・フリー」の使用について一致がなく、一般に私を含む研究者は「ジェンダー・フリー」を用いない者が多い。さらに私は、「ジェンダー・フリー」を用語として採用しない立場を、公刊物のなかで明らかにしている。(別送資料2)都の判断は、無知にもとづくものであり、上野の研究内容や女性学の状況について情報収集したとは思えない。
 3)とはいえ、私自身は「ジェンダー・フリー」の用語を採用しないが、他の人が使用することを妨げるものではなく、とりわけ公的機関がこのような用語の統制に介入することには反対である。なお、「ジェンダー・フリー」という用語について申し述べておけば、「ジェンダー・フリー」を「体操の着替えを男女同室で行うなど、行きすぎた男女の同一化につながる」という「誤解」が生じたのは、「誤解」する側に責任があり、「ジェンダー・フリー」の用語そのものにはない。
 4)毎日新聞報道によれば、都の説明は「上野さんは女性学の権威。講演で『ジェンダー・フリー』の言葉や概念に触れる可能性があり、都の委託事業に認められない」とある。
 私は女性学の「権威」と呼ばれることは歓迎しないが、女性学の担い手ではある。都の見解では、「女性学研究者」すなわち「ジェンダー・フリー」の使用者、という短絡が成り立ち、これでは1)と同様、都の社会教育事業から私を含めて女性学関係者をいっさい起用しないことになる。
 5)上記、都教育庁生涯学習スポーツ部の説明では、「『ジェンダー・フリー』の言葉や概念に触れる可能性があり」と婉曲な表現をしている。
 だが、「可能性」だけで拒否の理由とすれば、根拠もなく憶測にもとづいて行動を判断することになる。そうなれば、「『ジェンダー・フリー』の言葉や概念に触れる可能性がある」との理由で、女性学研究者はすべて都の社会教育事業から排除される結果となる。
 6)もしそうではなく、他の女性学研究者は講師として適切であり、上野だけが不適切であるという判断を都がしたのであれば、その根拠を示す必要がある。
 7)上野は、他の自治体の教育委員会や人権関係の社会教育事業の講師として招請を受けている。また解散前の東京都女性財団に対しても、社会教育事業の講師として貢献してきた。かつての上野に対する都の評価が変化したのか、あるいは他の自治体とくらべて都に上野を拒否する特別な理由があるのか、根拠を示してもらいたい。
 8)以上の都の女性学に対する判断は、女性学を偏った学問と判定するこれこそ偏向した判断であり、学問として確立された女性学に対する、無知にもとづく根拠のない誹謗である。

 以上の反論をふまえたうえで、上記2点の質問に対する回答を、1月末日までに、文書でお送り下さるよう、要求します。以上、内容証明付きの郵便でお届けします。
 なお、同一の文書は主要メディアおよび女性学関連学会にも同時に送付することをお伝えしておきます。

上野千鶴子
東京大学大学院人文社会系研究科教授

資料1:2006年1月10日付け毎日新聞夕刊報道「ジェンダー・フリー」使うかも・・・都「女性学の権威」と拒否」
資料2:上野インタビュー「ジェンダーフリー・バッシングなんてこわくない!」
『We』2004年11月号(p2-19)
(資料は別送)

cc人権を考える市民の会/毎日新聞社/読売新聞社/朝日新聞社/日経新聞社/サンケイ新聞社/東京新聞社/日本女性学会/日本女性学研究会/ジェンダー学会/ジェンダー史学会/学術会議/内閣府男女共同参画会議/男女共同参画大臣

--------------------------------------------------------


この事件を毎日新聞で読んだ時、
わたしは大きないきどおりを感じました。

この事件は、もちろん
女性学やジェンダーの問題としても重大ですが、
東京都の国分寺市に対する介入は
市民自治への挑戦とも言えるでしょう。

また、国分寺市としても、
このような都の圧力に屈することなく、
市民が計画した上野さんの講演を実現させることこそが、
市民参加事業を企画した責任でしょう。

この事業は、国から都が委託を受け、
国分寺市に再委託したものと聞きます。

委託された事業の目的と趣旨を理解して、
委託元の国(文部科学省)に確認し、
国分寺市の講師選定に間違いはないと、
東京都に対抗することはできたはずです。

わたしも抗議等の行動を起こしたいと思います。

あなたもぜひ抗議の声を挙げてください。

東京都に抗議署名を!/研究者がよびかけ(1/24)


 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嵐山・嵯峨野・京都ラーメン/上野さんの講演会に行きました。

2006-01-15 20:45:10 | おいしいもの/食について
雨のなか、京都精華大学に
上野千鶴子さんの講演を聴きに行った。

今年限りでなくなる人文科のイベントとして、
精華大で89年から4年間教員だった、
上野さんの講演を企画した、そうだ。



わたしも、精華大には少なからぬ縁がある。

「精華大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」
というテーマで、内容は多岐にわたり、
いつものことながら奥ぶかい。
冒頭で、昨日東京都に出した、
「公開質問状」のことにも触れられた。
終わり頃、感激して涙をふいている女性もちらほら。

内容は・・・・上野さんの著作権なので省略。
興味がある方は、個別にお尋ねください。

追伸
上野さんの講演内容を知りたい方は、
「えこまの部屋」さんの「講演会記録」(1/14)と、
「えこまの部屋」さん「講演会記録2」1/15
をぜひご覧ください。
とってもおもしろいですよ。


上野さんとは、ちょっと言葉を交わしただけで、
一瞬のうちにすれちがい(笑)、
わたしは在校生とOBの人たちと、
近くにあるおソバやさんへ。
事前に本を読み、はじめて「生うえの」を
聴いて興奮した人たちと、3時間ほども議論沸騰。

かれらの感想は「予想以上によかった」。
「予想」はなにで、「以上が」なにかも
もちろん聞きましたよ(笑)。

お泊りは、風光明びな「嵐山・嵯峨野」のOB宅。
近くには、鹿王院や車折神社もある。
会場で質問してたルームシェアの友人も交えて、
さらに午前2時半まで話し込んでいた。

9時ころ起きて、
京都駅に送ってもらいがてら、
「渡月橋」や太秦をドライブ。
  

朝食兼昼食には、おいしい「京都ラーメン」
探して食べることに。

前に食べそこねたことがある、という
「麺屋 黒船」というお店を探して行ったら開店前。

待つ間、数軒となりの
「ほそかわ」というお店に入ることにした。
この店は「中華そば」の老舗らしい。

わたしはいつも朝食を食べないので、
3人で2杯を食べた。

 

    

  

「ほそかわ」はストレート麺でコクのあるスープ。
「黒船」は、かん水を使ったこだわりの太麺で、
「しょう油」「塩ねぎ」「辛味そ」の3種を注文。
どちらのお店も甲乙つけがたいおいしさで満腹。

  

帰りはすっかり晴れて、伊吹山がきれいだった。


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(速報)上野さんが東京都に公開質問状を出しました/毎日新聞

2006-01-14 07:51:57 | ジェンダー/上野千鶴子
昨日の記事の続報です。

東京都教育庁が上野千鶴子さんの講演を拒否したため、
国分寺市の人権学習講座が中止された問題で、
上野さんが東京都に公開質問状を出されました。


初発記事を書かれた毎日の五味さんが
追い記事を配信されたものです。

9時前のNHKニュースでも、
この問題が取り上げられたそうです。
友人が見てたんですが、東京ローカルで、
岐阜では見れんかった(残念!)

問題をうやむやにせずに、
当事者として、
迅速に対応される上野さんはさすが!

やっぱ、
「売られたケンカはかわなくっちゃね!」

東京都に抗議署名を!/研究者がよびかけ(1/24)


----------------------------------------------------------
ジェンダー・フリー:上野さんが都に質問状 講座中止で

 「ジェンダー・フリーに対する見解が合わない」と、東京都教育庁が上野千鶴子・東大大学院教授(社会学)の講師依頼を拒否したため、国分寺市の人権学習講座が中止された問題で、上野教授は13日、石原慎太郎都知事や都、同市教委に対し、講座中止の理由を問う公開質問状を出した。
 質問状では、同庁が「『ジェンダー・フリー』に触れないとする都の見解と合わない」などと委託を拒否したことに対し「女性学に対する偏向した判断」と批判。上野教授を講師として不適切とした根拠などの説明を求めている。【五味香織】
(毎日新聞 2006年1月13日 22時48分)
------------------------------------------------------------


委託事業とはいえ、もともとは文部科学省の
「人権教育推進のための調査研究事業」。

国分寺市の事業の講師選定に介入し、
廃止に追い込んだ東京都の責任は重大です。
東京都は、行政として、なぜこのような判断をしたのか、
きちんと応答責任と説明責任を果たすべきです。


 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね




コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上野千鶴子さんの講演を都教育庁が「見解に合わない」と拒否

2006-01-13 22:30:30 | ジェンダー/上野千鶴子
夕方から雨が音をたてて降りだした。
明日は、京都にいるひとに誘われて、
「精華大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を聴きにいこうと、
たのしみにしているというのに・・・・。

ところで、
1月10日の毎日新聞夕刊の社会面に、
「上野千鶴子さんの講演を東京都が拒否した」
という記事が載っていた。
全国版の社会面トップニュースだ。

 

毎日新聞はすべて署名記事なので、
だれが書いたかがすぐわかる。
この記事を書かれた五味香織さんは、
岐阜支局が初任地のすぐれた記者で
市民運動や裁判でとてもお世話になった。

名古屋本社社会部に転勤された後も、
ミニコミを送ったり、親しくしていた。
去年、東京本社社会部に転勤されたと聞き、
署名記事をなつかしく読んだ。

わたしが経験しただけでも、行政がし意的に、
講師選定や意に添わぬひとを排除するということは、
地方や水面下ではたくさんあると思う。

とはいえ、なかなか表面化しにくく、
事実関係がつかみにくい問題を
地道な取材で、多くのひとに見える問題として
記事にされた五味さんと、
泣き寝入りしなかった、であろう
国分寺市のみなさんに拍手を送りたい。

つれあいの父の葬儀やなんやかやで
バタバタしてて、遅れてしまったけれど、
以下に10日の記事を紹介します。

(2006年1月10日毎日新聞夕刊より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上野千鶴子さんの講演
都「女性学の権威」と拒否 見解合わないを理由に

 東京都国分寺市が、都の委託で計画していた人権学習の講座で、上野千鶴子・東大大学院教授(社会学)を講師に招こうとしたところ、都教育庁が「ジェンダー・フリーに対する都の見解に合わない」と委託を拒否していたことが分かった。都は一昨年8月、「ジェンダー・フリー」の用語や概念を使わない方針を打ち出したが、上野教授は「私はむしろジェンダー・フリーの用語を使うことは避けている。都の委託拒否は見識不足だ」と批判している。
 講座は文部科学省が昨年度から始めた「人権教育推進のための調査研究事業」の一環。同省の委託を受けた都道府県教委が、区市町村教委に再委託している。
 国分寺市は昨年3月、都に概要の内諾を得たうえで、市民を交えた準備会をつくり、高齢者福祉や子育てなどを題材に計12回の連続講座を企画した。上野教授には、人権意識をテーマに初回の基調講演を依頼しようと同7月、市が都に講師料の相談をした。しかし都が難色を示し、事実上、講師の変更を迫られたという。
 このため同市は同8月、委託の申請を取り下げ、講座そのものも中止となった。
 都教育庁生涯学習スポーツ部は「上野さんは女性学の権威。講演で『ジェンダー・フリー』の言葉や概念に触れる可能性があり、都の委託事業に認められない」と説明する。また、一昨年8月、都教委は「(ジェンダー・フリーは)男らしさや女らしさをすべて否定する意味で用いられていることがある」として、「男女平等教育を推進する上で使用しないこと」との見解をまとめていた。
 一方、女性学とは社会や学問のあり方を女性の視点でとらえ直す研究分野だ。上野教授は「学問的な見地から、私は『ジェンダー・フリー』という言葉の使用は避けている。また『女性学の権威だから』という理由だとすれば、女性学を『偏った学問』と判定したことになり許せない」と憤る。
 同市や開催準備に加わってきた市民らは「講演のテーマはジェンダー・フリーではなく、人権問題だった。人権を学ぶ機会なのに都の意に沿う内容しか認められないのはおかしい」と反発している。   【五味香織】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(なお、記事中の「ジェンダーフリー」の用語解説は、
一部誤解をまねく表現があったので、省略しました。)

「ジェンダーフリー」については、
以下の「ジェンダーとメディア・ブログ」が詳しいので、
ぜひお読みになってください。

ジェンダーとメディア・ブログ10.11付け記事
上野千鶴子氏「ジェンダーフリー」発言記録


「わたしはむしろジェンダーフリーという用語を使うのは
避けている。都の委託拒否は見識不足」、
「『女性学の権威だから』という理由だとすれば、
女性学を『偏った学問』と判定したことになり許せない」
と憤る上野さんに、「ケンカを売った」のは、
ほかならぬ東京都だ。

この問題が、石原都知事の足元で、
今後どんな展開を見せるか目がはなせない。

東京都に抗議署名を!/研究者がよびかけ(1/24)

明日の上野さんの「ケンカの仕方」の話は、
聞き漏らさないように、ちゃんとメモしてこなくっちゃ(笑)。

写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疑惑の裏金づくり「公文書破棄・紛失に関する質問書」に対する回答/岐阜県知事・古田肇

2006-01-12 23:23:15 | 岐阜県裏金問題
「公文書破棄・紛失に関する質問書」に対して、
岐阜県知事から回答書が届いた。



最高裁で情報公開が確定したのに、
肝心な公文書を「廃棄・紛失」したという2団体は、
「文化庁芸術祭岐阜実行委員会」と「岐阜県民文化祭実行委員会」。

「それはないでしょ!岐阜県さん」
公文書廃棄が発覚の記事(11/29)


12月2日に、古田岐阜県知事にお会いして、
ちょくせつ質問書を渡しました。

12/5付け質問書提出の記事はこちら

今日届いたのは、
このわたしたちの質問書に対する
岐阜県知事の回答です。




【別記1】【別記2】は画像を拡大して読めます


以下に、回答の全文を掲載します。

-----------------------------------------------------------------
                          平成18年1月10日
                           岐阜県知事 古田肇

     「公文書破棄・紛失に関する質問書」に対する回答について

 平成17年12月2日に頂載した「公文書破棄・紛失に関する質問書」に対し、下記のとおり回答いたします。                     

1 謝罪のしかた、あり方について
2 公文書の公開より先に公表したことについて
 今回の事態については、まず当事者である請求者の皆様に事実経過を説明して、おわびするとともに、県民の皆様や県議会にも速やかにこのことを公表しておわびするべきものであると考えております。
 このため、平成17年11月28日に、「県の幹部が直接請求者の皆様やのところにお伺いして経過を説明し、おわびしたい。」と申し上げたところですが、ご都合が悪いということで、やむなく電話にておわびをさせていただいた次第です。なお、その際、請求者の皆様に対する公開を12月2日に実施することについてご了承いただいております。
 そのうえで、11月29日、記者発表を行うとともに、12月1日、県議会の議場において、陳謝いたしました。
 また、12月2日には、請求者の皆様に対し、改めて本件におわびした次第です。
 以上の経過において、実行委員会の文書そのものの公開は、12月2日に請求者の皆様に行ったものであります。このような対応については、岐阜県公文書公開条例上、問題はないと考えます。

3. 事実経過の説明について
(1) 今回の事実経過については【別記1】のとおりです。
 なお、職員の処分については、職員の所属名、職級、処分内容を公表しておりますが、氏名については、懲戒免職に係る事案及び収賄等の場合を除き、原則として公表しておりません。
(2)今回の事態をふまえて、次の措置を講じました。今後は、その趣旨を職員に十分認識させ、岐阜県条例公開条例の適正な運用及び公文書の確実な管理を徹底してまいります。
①県が構成員になっている実行委員会の事務に県職員が従事している場合において、当該
従事している職員がその実行委員会のために作成・取得した文書は、実行委員会存続中であっても、情報公開条例上の公文書として取り扱うこととした(10月31日、条例解釈運用基準を改正し、12月1日から施行)。
②【別記2】のとおり、公文書の確実な管理のための措置を講じたこと(岐阜県公文書規定を改正し、12月1日から施行)。 
 特に、今回のような事態の発生を防止するため、経営管理部において争訟の対象文書を一元的に保管することとし、また、主務課室長及び文書取扱責任者の異動による事務引継の際には、引継目録と対象文書の現物とを照合・確認し、報告させることとした。
 
4 職員の処分について
 今回の事案を担当する部局による調査に加え、処分を担当する経営管理部による関係職員からの聴取り調査等によって、できる限りの事実把握に努めました。
 その結果に基づき、外部の有識者で構成される公平審査会議のご意見をお聴きしたうえで、厳正な処分を行ったものです。
 本件調査を通じて、次のような点から、故意に廃棄したとは考えられないものと思料しております。
①事業終了後、平成13年1月までは対象文書が存在したことが確認されております。しかしながら、その後の文書管理の方法に問題があり、それが原因で文書の紛失に至ったものと考えられること。
②平成9年2月には、県の内部調査で実行委員会方式の事業の経理について点検を実施しており、その際、内容において不正な経理はなかったと判断されていること。また、紛失した文書のうち、通帳(実物)、出納簿の写しのほか、旅費・食料費等の領収書・請求書の写しが、当該実行委員会文書として残っており、これらを点検した結果、特に問題はないと認められたこと。

5 行政訴訟における県の虚偽主張という行為について
 ご質問の準備書面に係る乙17号証および乙18号証は、実行委員会文書が実際にどのような状況で保管されているかをお示しする意味から、例示的に、6実行委員会のうち2実行委員会の文書の保管状況の写真(平成15年5月1日撮影 )を提出したものであります。
 しかし、それ以前の15年4月に、当時の担当職員が本件訴訟に係る文書の一部の存在不明を認識した時点で、直ちに上司にこれを報告するとともに、徹底的な文書の捜索を行い、文書が見つからなかったときは、その旨を直ちに裁判所に申し出るなど、県として迅速かつ適切な措置をとるべきであったと考えます。
 このような観点から、今般、関係職員に対し厳正な処分を行ったところであり、今後の訴訟等に当たりましては、今回の事態を深く反省し、迅速かつ適切な対応に努めてまいります。

6 最後に
 今回の事態につきましては、県の側において、情報公開の対象についての考え方、情報公開訴訟における対応、公文書の管理のあり方等について問題があったと認識しており、寺町様はじめ請求者の皆様に対して深くおわび申し上げます。
 県といたしましては、今回の事態を深く反省し、再発防止策として文書の確実な管理のための措置等を講じたところであり、今後は、県行政の透明性の確保に特に意を用いて行く所存でございます。
-------------------------------------------------------------

当事者の「てらまち・ねっと」の記事はこちらから。

  
公開された公文書です。

公文書の精査・分析はこれからです。

写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大。
 
最後まで、読んでくださってありがとう。
⇒♪♪人気ブログランキング参加中♪♪
アタシのお鼻↓ポッチンしてね




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする