熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

世代間格差

2011-02-06 13:53:11 | Weblog
「世代間格差ってなんだ - 若者はなぜ損をするのか? - 」を読みました。

著者は、20代、30代の若者です。

雇用問題、社会保障、政治参加、子育て・教育・家族について世代間格差の現状、原因、格差解消の提案をしています。
どれも傾聴に値する提案です。

若年層の人口減少と高齢者の増加により、若者の声が届きにくくなっています。
また、高齢者の自己保全意識の強さ(年金額減少、高額所得者への増税等に反対する)も障害となっています。

私も高齢者の仲間に入るのでしょうが、年金受け取り額を5%程度減少して、若者に支給する等の対応策は理解できるし、受け入れられます。

この本で提案されている、「世代間公平基本法」「世代別選挙区制度」は、効果的な対策です。

政治家は、世代間格差に理解を示すポーズをとりますが、実際は、選挙人口が多い高齢者寄りの政策を実行しますので、若者の将来は明るいものとは言えませんね。

この本で紹介されていることですが、「選挙前のテレビ番組で、自民党の石原伸晃議員が「同一労働同一賃金って共産主義のことですか?」と発言しており、自問党は、若年雇用問題への関心はゼロといって良い」という厳しい評価をしていました。

本当は、20代、30代の政治家は、若者の将来を考えて、世代間格差解消に努力して欲しいのですが、小泉ジュニアのように自民党の客寄せパンダのような活動しかしていません。
嘆かわしいことです。

極端な意見ですが、チュニジア、エジプトの若者のような行動力が必要なのかもしれません。

若者よ立ち上がれ。




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