熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

講演会

2011-02-28 19:54:29 | Weblog
5月末に開催される講演会の講演項目等を纏めて、講演会主催者に送付しました。

職務発明のおける相当の対価についての講演で、このテーマに関しては、論文を3件作成し、講演を2回行っています。

今回の講演項目は、以下の通りです。


1.裁判における相当の対価の算定方法 
 「相当の対価」 = 「使用者等が受けるべき利益」×「発明者貢献度」
2.使用者等が受けるべき利益の算定方法
(1)ライセンス許諾の場合の算定方法
   ①有償・無償ライセンス  ②クロスライセンス  ③包括クロスライセンス
(2)自己実施の場合の算定方法
  (2.1) 超過売上額の算定 
   ①超過売上額を算定する際の考慮要素 
   ②自己実施売上額に占める超過売上額の割合(減額率)
 (2.2) 超過利益の算定
   ①仮想実施料率算定のための考慮要素
   ②最近の裁判で認められた仮想実施料率 
(3) その他の対価算定方法                        
  ①ノウハウの対価の算定   ②特許権発生前の対価の算定 
3.発明者貢献度の算定方法
(1)発明創出段階・権利化段階・権利活用段階における発明者貢献度、
   使用者貢献度の考慮要素            
(2)最近の裁判で認められた発明者貢献度の値 
4.職務発明制度運用の留意点
(1) ライセンス種類別の対価算定の具体例
(2) 自己実施における対価算定の具体例
(3) 不服申し立て制度における留意点
5.今後の課題                                    

少々細かい内容ですが、私の企業時代の経験を基に、具体的な事例を交えてお話しする予定です。

興味がある方は、ご参加ください。






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コメント
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