熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

未来の日本は、技術小国か?

2018-08-22 23:17:19 | Weblog
人口当たりの修士・博士号取得者が近年、主要国で日本だけ減ったことが、文部科学省科学技術・学術政策研究所の調査で判明しました。

日本の研究論文の質や量の低下が問題になっていますが、大学院に進む若者の数でも「独り負け」で、研究力の衰退を示す結果といえますね。

比較可能な日米英独仏中韓の7カ国で修士・博士号の人口100万人当たり取得者数を、2014~17年度と08年度で比べた結果、最新の修士号の取得者数は、中国が08年度比1.55倍の350人▽フランスが1.27倍の1976人などで、日本以外で増加しています。

日本だけが08年度比0.97倍の570人と微減でした。

博士号も同じ傾向で、韓国は1.46倍の279人、英国は1.23倍の353人などと増える中、日本だけが0.90倍の118人と減っています。

内訳が明らかでない中国を除く6カ国で自然科学で比較しても、日本だけが修士・博士号取得者は横ばい、または減少していました。

日本の博士号取得者は、06年度をピークに減少に転じています。

これは、取得後も多くが雇用が不安定な任期付き研究員にならざるを得ず、敬遠されたことも背景にあるとみられています。

大学の研究者が嘆いていましたが、文科省の研究費は減額される一方で、防衛省からの研究資金が大幅に増加していて、明らかに軍事研究を進めようとしています。

これでは将来、日本人がノーベル賞を受賞することができなくなるでしょうね。

嘆かわしいことです。

安倍政権を退陣に追い込まないといけません。







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