熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

8割おじさんの警告

2021-04-10 20:45:43 | 感染
「8割おじさん」として有名になった西浦京都大学教授は、「大阪、兵庫に関しては今は緊急事態宣言を出す時だと思っています。」と警告しています。

京都に住んでいて地元の医療状況にも明るい西浦教授の意見です。

「3月後半、国会開催中であったことなどが影響しているのか、2週間くらいアドバイザリーボードが開かれませんでした。国から迫る状況評価も遅れて対策を打つのが遅れました。

大阪は重症の患者が多過ぎます。変異株で治療に当たる先生たちが戦慄を覚えているのが伝わってきています。これまでと何が違うかと言えば、これまでより若めの大人たちが感染し、重症化する傾向があります。

20代、30代でも酸素吸入を必要とする人が結構います。これまでになかったことです。

それにプラスして、ちょっと基礎疾患があるくらいの40、50代が人工呼吸を必要とする可能性が従来株よりも少し高くなっています。重症化するまでの日数も従来株より1日早くて、治療現場の素早い対応が求められています。

今まではベッドが足りないとしても、後期高齢者は積極的な治療ができずそのまま看取られることがありました。

一方、一家の大黒柱でまだ子どもを育てないといけない40、50代が感染した場合は積極的治療が適応になる場合が増えます。そのような患者が増えれば、これまでの重症患者と質が違ってきます。

大阪の重症患者が重症病床の9割を埋めている時点で実効性のある対策を打てないのはすごく問題だと思っています。こうした患者があふれた場合、医療現場で見殺しになる人が出てくるでしょう。早く手を打つべきです。」

西浦教授は政府への忖度をしない発言で有名になりましたが、いつの間にか分科会メンバーから外されていたのか、発言の機会が少なくなっていたようですね。

西浦教授の発言から、大阪の医療の深刻さが伝わってきます。

大阪と兵庫は緊急事態宣言を出して感染者を抑えないと医療崩壊となり多くの犠牲者が出てしまいます。

政治的な駆け引きをしている場合ではない。

東京都は重点措置を出しますが、早急に緊急事態宣言の発出も準備すべきです。

神奈川、埼玉、千葉は様子見のようですが、関西地方の感染者の増加スピードを見ていれば、様子見なんてのんきなことは言っていられないはずです。

来週になって大慌てで東京都と同様に重点措置に踏み切ることになるのでしょうね。

その時点では手遅れですが。



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