熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

自分の前に壁を造り、乗り越える

2008-09-26 14:13:28 | Weblog
「自分の前に壁を造り、それを乗り越えると新しい世界が広がる」このような趣旨の発言をイチロー選手がしていました。

次々に高い壁を造り、その壁を乗り越えていくことでモチベーションを維持していたのかもしれません。

私も、イチロー選手のように高い壁ではありませんが、自分の前に壁を造り、それを乗り越えることで、新しい世界が広がったことを実感しています。

最初の壁は、「英会話」でした。
外資系企業に入社し、研究活動をしていた関係上、英語の読み書き、英会話は必要な環境にありました。

学生時代に、英語が苦手だったので、英語のスキル向上にはかなり苦労しました。
私にとっては、最初の高い壁でした。
ラジオ・テレビの英会話番組の視聴、英会話学校への通学等、かなりの時間を英語の勉強に割きました。
その甲斐があってか、英語の論文をあまり抵抗なく読めるようになり、ビジネス英会話もある程度できるようになった頃、国際会議出席のチャンスが訪れ、アメリカ、カナダと2回の国際会議に出席し、英語でプレゼンテーションを行うことができました。

この国際会議への出席は、英会話スキル向上のモチベーションアップにつながり、現在まで英会話の勉強を続ける原動力となっています。
英会話のスキル向上は、交際範囲を国際的なレベルまで広げることになり、多くの国の友人ができました。
これも新しい世界が広がったことになりますね。

次の壁は、「大学院での勉強」です。
2002年から2年間、早稲田大学大学院法学研究科で知的財産権の勉強をしました。
仕事をしながら、週3日から4日、高田の馬場まで約3時間かけて通うのは、かなり大変でしたが、得たものはその苦労を大きく超えるものでした。

企業の知財部門で仕事をしていましたので、特許法に知識が遍在していました。
この偏在していた知識を、著作権法、不正競争防止法等の他の知的財産権法に関する知識の獲得、民法、民事訴訟法等の一般法の知識獲得ができ、現在の仕事に大いに役立っています。
また、交際範囲も企業関連の方だけでなく、大学関係、弁護士、裁判官等と大きく広がりました。

最近の壁は、「弁理士試験合格」です。
弁理士試験に合格すると、講演の依頼、企業からコンサルティングの依頼等々、新しい仕事の世界が広がります。
これからも大学で教える、地方の中小企業の知的財産戦略のアドバイスをする等の更なる広がりも期待されます。

今後の壁は、「司法試験」「大学院博士課程」でしょうか。

どのような壁を造るのか、自分でも楽しみです。




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