熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

日本の防衛は大丈夫なのか?

2022-11-08 15:06:15 | 政治
日本の防衛について放送していた2つの番組を見ていて不安になりましたね。

一つ目はBSTBSの19/30で、元自衛隊の方と自民党の元防衛大臣が出演して議論していました。

元自衛隊の方の意見は「ミサイル購入とか派手な政策ではなく、防衛力を継続できる弾丸などの購入が必要で、今の日本の防衛は骨粗しょう症で筋肉を鍛えているような政策で優先順位が間違っている」というもので、至極もっともな意見でした。

これに対して元防衛大臣の方は、反撃能力の向上のためのミサイル製造や購入の話ばかりで、司会者から質問されるとあたふたとして不明瞭な回答に終始していました。
完全に派手で中身のない政策を主張しているだけですね。
元防衛大臣がこの程度の意見しか言えないのでは不安になりますね。


二つ目はテレビ朝日のモーニングショーで、元自衛隊の方とJアラートの責任者の大学教授の方が出演していました。

Jアラートの問題点について議論していたのですが、元自衛隊の方は「情報伝達の見直し」についてコメントしていました。
ミサイルの発射を探知した後の情報伝達プロセス全体に見直しが必要という意見で、特に内閣を経由することと、消防庁を経由することの問題点について触れて、これらを見直して時間短縮を図るべきであるというもっともな意見でした。

これに対してJアラートの責任者の方は、ミサイルを検知して弾道計算する速度を上げるための設備の改善と自治体の連絡方法の改善について言及していましたが、そもそもミサイル発射から日本へ着弾するまでの10分間で、ミサイルを検知してから弾道計算して内閣へ情報がはいるまでの時間が3分間なのに、これを短縮するのにどれだけの意味があるのか。

それから、元自衛隊の方が言及していたなぜ消防庁を経由するのか(警戒警報をスピーカーで出すことが目的らしい)、内閣や消防庁を経由せずに(あるいは並行して)テレビや携帯電話に災害警報と同じように流せばいいのではという意見が正しいと思いますね。

Jアラートの責任者の方は、内閣を経由することには触れず、弾道計算の設備改善と消防庁以降の自治体の改善に対策を丸投げしていましたね。

これではJアラートは実行力のない見せかけの対策になってしまいますね。

今回のJアラートの問題点は全世界の人が見ているので、日本の防衛のあほさ加減が露呈した格好ですね。

やっているふりをしていると痛い目に合うことになる。

もう見せかけの対策は止めよう。



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