熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

お手伝い

2011-06-11 22:22:20 | Weblog
先日、用事があって柴又の実家に帰った時のこと、母から「金木犀の枝が道路に出ているので切ってくれないか」と頼まれました。

87歳の母には荷が重い作業なので、お手伝いのつもりで枝を4~5本鋸で伐採。




ここまでは、10分程度の作業でしたが、このあとが大変でした。

伐採した枝をゴミに出すのですが、そのままでは大きすぎてゴミ袋に入らないため、鋸と植木ばさみで細かくカット。

これが思ったより重労働で、1時間かかって大きなゴミ袋8袋に枝を詰めて作業終了。
汗だくの植木伐採作業でした。

それでも母から感謝の言葉があり、大満足。

翌日、腰のあたりが張ってきて、太ももも少し痛い感じがします。
これは植木伐採作業の後遺症。

しかし、肝心の両腕の筋肉痛の症状が出てきません。

これは、あの程度の作業で筋肉痛が出るような軟な体ではない、あるいは、年をとったので筋肉痛の症状が出るのが遅くなったのか、おそらく後者でしょう。

2週間後に筋肉痛の症状が出て、原因が分からず、病院に駆け込むことがないようにしなければ。




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短答試験合格発表

2011-06-09 11:01:52 | Weblog
弁理士短答試験の合格発表がありましたね。

合格基準点は39点。
例年通りです。

合格者数は1934名とかなり多いですね。
この合格者と短答試験免除者とが論文試験に臨むわけですから、かなりの激戦です。

論文試験(7月3日)まで2ヶ月弱、この期間を如何に過ごすかが合否の分かれ道になります。

論文試験前は、予想問題、論文試験前の勉強方法等、情報が錯綜しますが、これらの情報に惑わされずに地道に勉強し続けることが重要です。

私の経験ですが、予想問題の情報収集に必要以上に時間を費やし、勉強時間が少なくなったため、予想問題を中心に勉強した結果、見事予想が外れ不合格となった苦い思い出があります。

やはり論文試験勉強は、王道を地道に歩き続ける以外にないのではと思います。
短期合格者や予想問題が的中して合格した人の話を聞くと心が動かされますが、それはその人がラッキーだったと考えて、地道に勉強した方がいいでしょうね。

ご健闘をお祈りします。








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情報収集技術

2011-06-08 18:09:44 | Weblog
原尻淳一さんの「アイデアを形にして伝える技術」を読みました。

この本は、①インプットの技術と、②アウトプットの技術から構成されています。

①では、多様な情報を収集し、データベースを構築し、アイデア発想に至るまでのインプット技術を扱っています。

②では、型の効用、文章技術、企画書を書く方法、伝わるプレゼンテーションについて書かれています。

私が注目したのは、情報収集技術です。

アナログ人間の私は、論文作成、講演会資料作成する際の参考資料の収集を、注解特許法等の基本文献に記載されている参考文献リストを利用しています。
また、グーグルやヤフー等の検索エンジンも利用しています。

この本で推奨されている検索エンジンは、国立情報学研究所の高野明彦さんを中心に開発された「Webcat Plus」と「IMAGIN Book Search」です。

特に、「Webcat Plus」は、一致検索、連想検索の二つの検索方式を組み合わせることで多様で正確な文献情報を収集することができます。

私も早速試してみたのですが、これがなかなかの優れモノです。

一度試してみてはいかがですか。





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ミステリー作家

2011-06-07 23:01:52 | Weblog
講演会の講師も無事終えて、次の作業は、論文作成と本格ミステリー「ベテラン新人」プロジェクトへの応募です。

ミステリープロジェクトへの応募は、7月15日という締め切りがありますので、そちらを優先して作業を開始しています。

ミステリー小説を書くために、①登場人物のキャラクター、②事件の日時、場所、③推理の見どころ(密室殺人、アリバイ崩し、動機の解明)の概要を作成しました。

ミステリー小説を読んだり、ミステリードラマを見ていると、ストーリーの流れが悪い、動機が弱い、アリバイ崩しが論理的でない等の欠点が目に着くのですが、いざ自分が構成を考えると、これが難しい。

特に、ストーリーの流れと、読者が納得するような事件の解明は、至難の業です。
作家の苦労が分かります。

弱音を吐いても仕方がないので、何とか締め切りまでに形を作ることにします。

熟年ミステリー作家誕生となれば良いのですが。







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反物質

2011-06-06 21:00:28 | Weblog
東京大学や理化学研究所などの国際研究グループが、電気的性質が通常とは逆の「反物質」の一種、「反水素」原子を1千秒(約16分間)閉じこめることに成功しました。

宇宙ができたとき、物質と反物質は同じ量だけでき、互いにぶつかって消えていったが、両者の微妙な性質の違いから、最終的に物質だけが残され、物質で構成される現在の宇宙ができたとされています。

反物質と物質の性質の微妙な違いを調べれば、宇宙誕生の謎に迫れる可能性が出てきました。

ワクワクしますね。

反物質を調べるには、人工的に作り出したうえ、安定した状態で保つ必要があります。

反物質は物質とぶつかると、大量の熱エネルギーを放出して消えてしまうため、磁気を利用した真空の装置の中で、壁などにつかないよう、宙に浮かせて閉じこめる必要があります。

実験設備の工夫も今回の成功の要因でしょうね。

この成功により宇宙誕生の謎が明らかになることが期待されます。

ダークマター、ダークエネルギーの存在も証明される日も近いでしょうね。

スタートレックの世界が現実になる日も近いかもしれません。





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経済学

2011-06-05 19:59:56 | Weblog
伊藤元重さんの「ゼミナール 現代経済入門(日本経済新聞社)」を読みました。

少子高齢化が急速に進む現代の日本は、年金、医療の財源確保、産業構造の転換等の深刻な問題を抱えています。

この本は、日々のニュースを賑わす様々な経済問題を取り上げて、分かりやすく解説することで、経済学的な考え方を身につけてもらうことが目的だそうです。

この本にも書かれていますが、俗説に騙されないためにも経済学的な視点を持つことが必要です。

いわゆる経済リテラシーが必要です。

経済学者や評論家の中には、市場経済や資本主義経済の素晴らしさを強調する人がいますが、この本の著者は、市場経済や資本主義経済は様々な問題を抱えているが、これ以外の好ましい制度がないので市場経済、資本主義経済を採用している。

つまり消去法でいくと、市場経済、資本主義経済になるということです。

このような謙虚な考え方を持っていれば、市場経済、資本主義経済の問題点を見つめて改善策を実施することは、当然のように行われるでしょう。

この制度は完璧だ、問題点はないという驕りがあると問題点を見つめようという意識はなくなりますね。

原発問題についても同様なことが言えます。

もう少し謙虚な考えで原子力発電を考えていれば、地震や津波の危険性が高い福島に原子力発電所を建てることはなかったでしょうし、誤って建設してしまった場合でも、安全対策に万全を期すことができたでしょう。

残念です。




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論文試験

2011-06-04 14:13:47 | Weblog
弁理士試験も短答試験が終わり、論文試験の勉強に集中している時期ですが、論文試験についての私の経験談をお話します。

短答試験は解答が明確なので、勉強方法について迷うことは少ないでしょうが、論文試験は採点基準が明確でなく、採点者の論文に対する考え方で得点も異なってくることから、勉強方法について迷う点が多いと思われます。

私も受験生時代に、論文の書き方について迷った経験があります。

論文試験の出来が良かったと思っていたのに、採点がB・B・Cで、これとは逆に出来が悪いと思っていたのに、採点が○、A、Aだったりと、何を書いていいのか迷うことがありました。

論文試験の場合、採点者が気にいる論文を書けば良い点がつくのは明らかですが、採点者が気にいる論文とは何かが問題となりますね。

論文本試験の結果を分析して、採点者が気にいる論文は何かを把握しようとしたのでは合格までに何年かかるか分からず、利口な方法とは言えません。

そこで、受験機関の論文答練を利用して、採点者が気にいる論文の書き方を学ぶことになるのですが、ここで問題となるのは、どの受験機関の答練採点者が、本試験の採点者と同じような考え方をしているか、です。

当時、私が利用していた受験機関の答練を受けていて成績上位者のグループに入ることが多かったのですが、本試験の出来が今一つという状態でした。

そこで、答練の成績上位者が次の本試験でどの程度合格してるのかを調べることにしました。

当時は、論文試験合格者名、答練成績上位者名、ともに公開されていましたので、両者を突き合わせてどの程度合格しているのか、確かめたわけです。

そこで、判明したのは、私が利用していた受験機関の答練の成績上位者が本試験でことごとく落ちていたという現実です。
これは、本試験の論文採点者と受験機関の論文採点者との間に、採点基準、論文に対する考え方に大きな開きがあることを意味しています。

すぐさま他の受験機関の情報を収集して、同様な分析を行い、成績上位者が順当に本試験に合格している受験機関の論文答練に変更しました。

新しい受験機関の論文答練の採点者のコメントから自分の欠点が分かり、それを修正して、その年の論文試験に合格することができました。

このような分析は、論文答練だけでなく、ゼミでも有効ですね。

論文試験の成績が伸び悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。





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リーダー

2011-06-02 21:32:51 | Weblog
自民党、公明党、たちあがれ日本が衆議院に共同提出した内閣不信任決議案が反対多数で否決されました。

福島原発事故対応、震災の復興に努力している被災者、被災地の自治体関係者、東電現場作業員等の苦しさを全く理解していない政治家にあきれるばかりです。

自民党の政治家は、「被災者のために不信任決議案を提出した」と言っていますが、被災地の町長、市長、知事、被災者は、テレビのインタビューで「何でこの時期に提出するのか」「もっと被災者のことを考えて働いてほしい」「被災地に寝泊まりしてから意見を言え」「あきれかえってものが言えない」「権力闘争は止めてほしい」等々厳しい意見が大半を占めていました。

当然ですね。

不信任決議案を提出したのは、「総理を変えれば協力する」という幼稚園児が「あの子が嫌いだから一緒に遊べない」というのと同じ理由とは、いい大人が何を言っているのか、あきれるばかりです。

最近読んだ塩野七生さんの「日本人へ - リーダー篇 -」の中に、興味深い記述が。

「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るであろうか。だがこれは、夢であって現実ではない」

これは、危機の打開に妙案はない。
人を代えたとしても目ざましい効果は期待できないということです。
やらなければならないことは分かっているのだから、当事者が誰になろうと、それをやり続けるしかないのです。
つまり、やることよりもやり続けることの方が重要だと言うことです。
なぜなら、政策は継続して行われないと無駄遣いとなり、危機はさらに深刻となります。

今回の原発事故、震災復興も「やる」ことは分かっています。
あとは「やり続ける」ことだけです。
今、政治空白を作っている時間はありません。

誰がやっても同じならば、政治空白を作らず、「やり続ける」ことが得策です。

被災地から離れるに従って、政局を楽しむ人が多くなるのではないでしょうか。

新聞、テレビも同じですね。

夕方のTBSの報道番組で、男性キャスターが避難所にいる現地レポーターに、現政権に対する不満につながるようなレポートを期待したような質問をしましたが、そのレポーターは、怒りに満ちた表情で「そういう問題ではないのです。何でこの時期にごたごたするのか、早く被災者のためになる対策を実行して欲しいだけです」と訴えていました。

テレビ報道関係者の中にも、被災者の気持ちになって考えることができ真ともな人がいるのですね。

キャスターは高いギャラをもらっているのだから、もっと真ともな質問をして欲しい。

このキャスターもそろそろ交代ですかね。

内閣不信任案が否決されたのだから、参議院で問責決議案を提出するとか、審議を長引かせるとか、復興の足を引っ張るような醜い行動は慎むべきです。

今回のゴタゴタを有権者は見ています。

次回の衆議院選挙、参議院選挙で痛烈なしっぺ返しを食うでしょう。






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