寒気が入ってきて、天候の変化が急になった。
小春日和のあくる日は、小雨が降ったり止ん
だり定めがない。こうした気象を古来、時雨
れると言った。萩谷朴の『語源の快楽』をあ
たってみると、時雨と表記し、しばしば雨降
るの意、とある。いづれにしても、この季節
はいつ雨が降ってもおかしくない。気温が下
がると、次第に雨は雪になっていく。昨日、
家にいるような惜しいような陽気。畑に行っ
て後片付けを行い、咲き残ったキクの花を摘
んできた。ついでに柔らかく伸びたコリアン
ダーを根付きで採った。来春に食べるスナッ
プエンドウを播種。畑もあとそれほど労力を
必要としない状態になっている。
口に出てわが足いそぐ初しぐれ 石田 波郷
老いを狙っているかのように電子機器の不具
合が起こる。昨日は、会議のための資料を作
っていたら、突然、プリンターがオフライン。
電源を消して、再度試みるも復旧しない。や
むを得ず、知人のプリンターを借りて急場を
をしのぐ。スマホにパソコン、電子書籍と毎
日お世話になっている便利なグッズだが、一
旦不具合が起きると手も足も出ない。修理に
出すなら、買い替えた方が安いのともままあ
ることだ。