常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

大暑

2021年07月26日 | 日記
山を降りて身体にこたえる暑さが続く。24節季では、もう大暑に入っている。盛夏の花でる百日紅が咲き、公園で蝉の鳴き声を始めて聞いた。3日ほどこの地を離れただけなのに、季節が進んだ。台風が次々と発生し、7号が東北を横断する予報が出ている。今夜から雨になり、接近すつると200㎜の雨になるらしい。百日紅が咲くと、真夏の花でありながら、秋をも感じさせる。お盆の墓参りでは、寺の前の百日紅の大木が、大きな紅い花をまとって迎えてくれる。真夏を過ぎ、秋にも咲き続けるからであろうか。

百日紅ごくごく水を飲むばかり 石田波郷

コロナ禍のなかで開催されている東京オリンピックは、アスリートのメンタルがクローズアップされている。一年前に照準を合わせてきた、コンディションは延期のために行き場を失う。コロナの感染が猖獗を極めるなか、一年もピークを保つことは無理なはずだ。さらに過酷な鍛錬を続け、メンタルを維持した真のアスリートが大会で花を咲かせる。将棋でもコロナでステイホームを余儀なくされて、深く将棋の世界に向き合った藤井壮太が、二冠を獲りさらに三冠に向けて快進撃を続けている。自分のやっている山の会でも、山行予定の中止、小屋泊まりなどの長い歩きを見合わせた。その間、県内の山でこまめに脚を鍛えた仲間たちが、八ヶ岳の山並みを三日間歩き通した。コロナ禍がもたらした社会の損失は計り知れない。しかし、パンデミックで見えなかったものが見えてきたこともがたくさんある。コロナの先に見える一筋の光り。それはコロナ禍で価値観を変えて生まれ変わり、強くなった人々に支えられる新しい社会である。
コメント (1)
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