寒気が去って青空が広がった。気持ちのいい朝だ。ゆうべの睡眠指数は84。体調もいい。寒さに強い菊が、きれいな花を咲かせていた。一方で、公園の紅葉は、半分以上葉を落した。こんな歌が、心を打ってくる。
おほかたの冬木がみするいとなみの
さはやかにして時をたがへず 大岡博
冬木の営みとは、しだいに葉の色を変え、やがて根の周りにうずたかい落ち葉の山を築く。ある木は、実を次第に赤くそめて、鳥が運ぶのを促す。鳥の腹のなかで糞をまとい、森のなかで新しい木の芽を生じさせる。生きるものすべての営みは、種の存続につながっている。
今日、ひ孫に会いに行く日。その笑顔にふれて、元気をもらいに。