小春、今朝はことのほか目覚めが気持ちいい。昨日、三吉山を歩いたせいだろうか。もう紅葉も終わりで、目ぼしい写真も撮らずじまいだった。多分、しばらく続いていた晩酌を抜いたのが、一番大きいのかも知れない。睡眠時間約7時間、深い睡眠3時間、浅い睡眠2時間17分、レム睡眠1時間37分。睡眠の記録を始めて、初めて深い睡眠が浅い睡眠を上回った。睡眠指数は80点。前回書いたように、飲酒が眠りに秋影響を与えているのは明らかだ。朝の散歩も足が軽い。目のさめるようなカエデの紅が、白い壁に美しい。
身にしむやほろりとさめし庭の風 室生犀星
枕頭に置いた詩集で、悲しいものに触れるのも眠りを心地よくしてくれる。人生には楽しいこともあるが、悲しいできごともたくさんある。そんな気持ちを詠んで、心に共感と癒しをもたらしてくれのが、詩集の一片だ。中原中也の詩から
汚れっちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れっちまった悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
眠りがすっきりと覚める朝はルーティンの身体を動かすのも捗る。ラジオ体操、筋トレ、植木の水やり、朝散歩。一通りこなしてから朝ごはん。こうして過ぎる一日は早い。妻の通院、温泉へ入浴に送り迎えで、もう昼。11月もすでに10日が過ぎた。