小寒に入って3日目、朝の気温は2℃。最高気温は8℃ほどになるらしい。3月なみの気温という。外に出ても、寒気は少なく、風が頬に当たって気持ちいい。ほぼ、暮並みの3000歩ほどを歩いた。空にはくっきりと、月齢18.7の月が中空に見えた。月の入りは11時頃だ。満月から5日目、月は30%ほど欠けた。最近、朝の目覚めがスッキリしている。ヘルスケアの睡眠挑戦が、結果を出しつつある。夜中の目覚めがなくなったことが大きい。熟睡時間にはやや問題があるが、入眠してから、朝の目覚めまでひと眠りというのがいい。快眠の朝のラジオ体操と30分ほどの朝散歩。このルーティンはしっかりと続けたい。
鏡餅わけても西の遥かかな 飯田龍太
昨日は鏡開きの日であった。厳寒や床の間に鏡元餅を飾る風習とお別れしてから随分の年数が経つ。妻の実家では、義母の晩年まで鏡餅を、家中の置いていたが、これも見なくなって5年になる。飯田龍太は笛吹市の境川村に住んでいた。床の間の大きな鏡餅と、自宅から西に見える3000m級の赤石山系の山々が、鏡餅のように白く輝いていた。山と神、そんな自然のなかの暮らしであった。西へは日が沈み、仏の住む国もある。鏡餅の風習に別れてしまった我が家には、神仏は遠い存在になっている。
ツクヨミ神というのがある。天照大神、スサノウ命と兄弟で三鬼神と言われている。月の満欠けを読み、海をおさめる神として、農業守護神とした古来多くの信仰を集めてきた。月山神社はこのツクヨミ神を祀る神社として名高い。太陽の神として有名なアマテラスと仲が悪いことで知られるが、古事記にこんな逸話がある。アマテラスの命でツクヨミは、保食神であるオオウケノミコトを訪ねた。歓迎したオオウケは、口から飯、魚、獣肉を出してもてなした。これを見たツクヨミは、「不潔なことする」と怒り、剣を抜いてオオウケを切り殺した。これを聞いたアマテラスが激怒し、ツクヨミには二度と会わないことにした。そのために、アマテラスは太陽を、ツクヨミは月や海を治める神となった。