常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ユーチューブに学ぶ

2018年03月27日 | 登山


空は霞んで初夏の日差しが降りそそぐ。今日から、畑に出て農作業を始める。先ず、越冬してこれから伸びようとしている雑草を取る。耕耘できるように片づけ、施肥の準備。新しく芽が出ているのはニラの株だけ。今年は野菜づくりの初心にかえって、しっかりと土づくりから始める。
今年から参考にするのは、ユーチュウブ。検索すると堆肥と石灰、合成肥料の施肥について詳しく教えてくれる。農園を始めたばかりの頃は、貸主が依頼した専門家の指導に従っていたが、その後は自己流、隣の先輩から聞いたりしていたが、今年はユーチュウブからしっかりと情報を取る。検索すると、土づくりに必要な知識ややり方が、動画で出てくる。

ジオグラフィカ


山登りでもユーチューブは有効だ。山での疲れない歩き方、登りや下りの歩き方の基本、加えて装備、日常のトレーニングまで、参考にした動画は数多い。最近、見つけたのだが、スマホをGPSとして使うアプリが紹介されていた。インストールして試して見たが、ガーミンに負けない機能であるような気がする。これを使いこなせば、高価なガーミンを買う必要はないのかも知れない。日本が打ち上げた人工衛星「みちびき」も、いよいよ実用化に向かっている。登山の安全にぜひこのGPSを活用したい。



ユーチューブには、さまざまサイトがある。100均で見つける便利な山の用品。今まで、100均は敬遠することが多かった。余りに商品の点数が多く、詳しく見て回ることもできない。こんなサイトは、登山を趣味にしている者にはありがたい。最近、中高年で携帯をユーチューブに変える人が多い。聞くと、通信さえできれば十分という人が多い。しかし、こんな便利なサイトを利用しないのはもったいない。業務スーパーの、コスパベストテンなど便利に利用している。ユーチューブこそ高齢者の力強い味方である。
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イチゲ

2018年03月26日 | 日記


土曜日の山行以後、すっかり春の陽気である。冬タイヤを夏タイヤに履きかえた。後はもう冬タイヤを必要としないだろうという予想と、春の生活へスタイルを変えるという決断でもある。雪国に住むものには、生活の大きな変化に対応する区切りの作業でもある。

先ず外へ出ることが増える。朝の散歩で、目を皿のようにして、庭や空き地を観察する。そこで発見する花は、新鮮であり、自分のなかではニュースである。散歩道の途中のお宅の庭に、キクザキイチゲが、おずおずと花を開こうとしていた。イチゲは漢字で一華と書き、山地に自生する。山登りで花の季節に大群落を見かけるのを楽しみしている。この季節に、庭に植えたイチゲを見かけること自体、私にとって驚くべき発見である。

桜の蕾も日に日にふくらんでいる。東京では昨日から桜が満開と、ニュースが流れた。今年は桜の花が咲くのが早いらしい。2月に厳しい寒気が、日本列島に入ったことと関係があるらしい。花芽は、昨年の夏に形成されるが、秋に休眠に入る。そして1月、2月の厳しい寒気がその休眠を解いて開花の態勢に入る。3月の気温の上昇とともに一気に開花する、という仕組みになっている。坂巻川の土手の桜の芽鱗はすっかり、小さく見える。


コメント (2)
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クロッカス

2018年03月25日 | 
クロッカス


いよいよ、この辺りにも花の季節がきたようだ。カメラを片手に散歩をするのが楽しくなった。つい先日まで、雪が消えたばかりの散歩道であったが、水仙を皮切りにに、福寿草、クリスマスローズが花を開き、クロッカスも色とりどりの花を咲かせている。山の景色を動画で撮ってうまくいったので、クロッカスも動画で撮ってみた。思った以上に鮮やかな色である。春の訪れを知らせる花として、家々の庭に群植される。

日が射してもうクロッカス咲く時分 高野 素十



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品倉山

2018年03月24日 | 登山



品倉山に登りたい。この希望で山の会が計画を立てて4年目。ある年は天候に恵まれず、またある年は参加者が少なく、ずっと計画は実現できずに来た。ついに今日、全ての条件を満たして、品倉山の山頂に立つことができた。その間、Sさんと二人でこのリフトを使い、この山の麓近くまで下見に来た。その折も、素晴らしい景観で、天気さえよければこの山行には太鼓判が押された。4年間、実に待った甲斐があった。残念ながら下見に同行したSさんは、もう大きな山に行く体力を無くしてしまった。Tさんと私、会員としては新しい女性2人、計4名のパーティーである。この山には、3度ほど登っていて、今回が4度目となる。最後に行ってから数えてみても、10年ほどの年数が経っている。



基部から見上げる品倉山は丸く優しく見える。我々に先行して山スキーで登る2人組がいた。北側の急斜面を、スキーを担いでジグザグに軌跡描いて登っている。写真をよく見ると、少し離れて登って二人に豆粒のような姿が確認できる。我々は、この急斜面を避け、西側を目指す。先日の寒気で20cmほどの新雪、その下は固く絞まった雪になっている。見れば所々に雪崩れた跡が見える。疎林の部分が雪が安定して見えるので、そこにコースを取って、ステップを切る。雪山は、パーティの体力に合わせてコース取りできるのも一つの魅力である。ここまで書いているとき、テレビで八ヶ岳の阿弥陀岳で7人滑落のニュースが流れてくる。安全第一、うちの会のモットーを改めてかみしめる。

品倉山は、品倉尾根の盟主、標高1211mである。月山(1980m)から湯殿山(1504m)、柴灯森に至る尾根に続くため、ここから月山を目指す豪の者もいる。北側を流れる田麦川支流の濁沢には天保3年に開削された天保堰の取り入れ口があり、山中の歴史を物語っている。登りに使ったリフトは湯殿山スキー場で、昭和53年に開設された。



前回の登山から10年、登り直して感じたことがある。記憶のなかで、苦もなく登りきったさほど難しい山でないこの山が、改めて眼前に大きく立ちはだかる。その大きさを、今さらのように確認している。体力の衰えが、山を大きく見せるのであろうか。また、目に飛び込んでくる景色の鮮明さはどうだろう。この年になって、ここに来るのはこれが最後、といいう意識がある。末期の目、という言葉もあるが、またいつでも来れると思っていたときとは、風景はあきらかに違って見える。何よりも、自分の足で、この大自然のなかに身を置くことが出来る喜び。頂上に立っているときは、まさに至福の時間であった。頂上着、12時。

雪嶺の光りや風をつらぬきて 相馬 遷子

帰路往路を取って下る。ゆるやかなコースをとった筈なのに、勾配が急であることに驚く。カンジキとアイゼンを併用して、注意して下る。急勾配を降りきったたところで昼食。持参した湯でカップラーメン。美味。登り初めて4時間足らずで、雪は融けてやわらかい。太陽の光も強く、白く感じる。カメラも朝の光りに比べて写りが悪くなっている。荷物を整理して車に乗ったのは3時30分、予定通りですばらしい一日であった。「今日も、最高!」との声。





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雨あがり

2018年03月23日 | 日記


雨あがりはうつむき加減で咲く花が似合っている。この季節真っ先に咲くクリスマスローズにも新鮮な美しさがある。うつむいてはいても、雨を含んだ花たちは喜んでいるように見える。季節が進み、山の雪を踏んで登るのも、だんだんと終わりに近づいている。明日は好天に恵まれて、品倉山への山行を計画している。朝日連峰の山並み、月山、鳥海を一望にする眺望はこの季節ならではの、名残の雪景色である。懐かしい「坊がつる讃歌」のメロディーを聞きながら、明日の山行へ思いを馳せる。



しばらく低温が続いたが、ラッパ水仙の花はたくさん開いた。気温は昨日に比べれば10℃も上がっているように感じる。頭をもたげて高らかな音を立てるには至らないが、ラッパを持つざわめきが伝わってくる。春の花たちはあくまでも饒舌だ。

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