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「やっと朝晩、涼しくなってきたねー」とミモロ。
時々出かける早朝散歩の空気も、グッと冷ややかになりました。
今日は、南禅寺方向に、お散歩に。お気に入りのコースです。
門前の道をトコトコ歩いき、駐車場の近くを通りかかったとき、
「わーキレイー」。突然、ミモロは、道を外れ、駐車場の方向に。
そこには、池一面のハスの花が。
ハスの花は、仏教を深いかかわりのある花。原産国は、インドで、「蓮華(れんげ)」と呼ばれ、仏教と共に伝来したと言われます。ハスは「泥から出て泥に染まらず清らかな花を咲かせる」ことから、古代インドや中国では、清らかさや聖なる象徴として崇められてきました。如来像の台座は、蓮華をかたどったものです。
「前に来たときは、気が付かなかった・・・。
本当にキレイ・・・見ているだけで、心が浄化されてゆくみたい・・・」
早朝に花を開くハスの花、午後には、その姿を見ることはできません。
まだ冷ややかな空気の流れる朝に、朝露に葉や花を湿らせながら、朝日を浴びるハスの花には、
神々しさが漂います。ほんのりと甘い香りも立ち込めます。
「ハスの花って大きいね」
初めてハスの花を見た人は、きっとその大きさに驚くはず。
花の直径は30センチほどで、水連は、水の上に浮かぶように葉を広げるのに対し、
ハスの茎の高さは、水に浸かる池の面から上に1メーターほども伸びています。
まさに堂々とした姿。
「仏様のお花にふさわしい風格だね」
池一面に茂る葉の大きさも、実に見事です。
直径50センチ以上と思われる大きな葉には、水滴なコロンと中心に集まっています。
これは、ハスの葉の特徴のひとつ。水を弾くような葉の構造で、決してベトーっと濡れることはないそう。
この性質を利用して、昔は、食べ物を包むのに使うことも。
「ハスの葉にたまったお水で墨をすって、お習字すると上手になるんでしょ?」
ミモロは、だれからか、そんな話を聞いたのでしょう。
東京では、ほとんど見たことがなかったハス。
京都では、7月ごろから夏の時期にお寺や神社の池に、しばしば見ることができます。
ハスの咲く池ーそれは、間違いなく、素晴らしいパワースポット。
ぜひ、京都に夏訪れたら、見てほしい美しさです。