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ある夏の夕暮れ・・・東山をトコトコ歩くミモロ。
陽は、西に傾き、辺りには、そろりそろりと夜が忍び寄る気配が・・・・。
「キャー・・・」ミモロの叫び声が響きます。

なあに?
「このポスター怖いねー」
ミモロが見たのは、高台寺 圓徳院で8月31日まで開催されている「百鬼夜行展」のもの。
妖怪や鬼の異形のものたちが、町を徘徊する様子を描いた江戸時代の絵巻などが展示され、
夏の涼を誘います。
ぜひ、夏の暑さを凌ぐために、ぞーっとするような妖怪たちに会いに行ってみてください。
怖がりのミモロは、「今度、昼間に行く・・・」と、その日は、散歩を続けることに。

昼間は、観光客で賑わう道も、夕暮れ時は、人の数もぐっと減り、散歩にはいいコースです。
「あれ、ここにもオバケ・・・・」

料理屋さんなどの軒には、ユーモラスなオバケの提灯が下がっています。

「これなら、怖くないけど・・・」
破れ傘や一つ目小僧のイラストは、なんかカワイイ感じです。
ミモロが、トコトコお散歩を続けていると、
「あの、よかったら乗りませんか」とお兄さんの声。
振り向くと、爽やかな笑顔のお兄さん。

「人力車で、観光しませんか?楽しいですよ」
そこでミモロは、ちょっとだけ、ピカピカに磨かれた人力車に試しに乗せてもらいます。

「なんか面白そう・・・楽ちんだし…お兄さんのガイド付きなんだー。
お友達にすすめてあげようーっと。今日は、二寧坂を歩きたいので、
また今度お願いします。どうもありがとう」
名残惜しげに、ピョコンと人力車を降りて、また坂道方向にトコトコと歩き始めました。

「今日は、お散歩だもん・・・歩かなきゃね・・・」
旅のポイント:東山や嵐山などの観光地では、人力車でめぐることができます。二人乗車で30分で8000円など、貸切時間によって料金が変わります。車夫の方から、とっておきのお話を聞いたり、観光の穴場を巡ったりと旅の思い出に残る体験に。詳しくは「えびす屋」のホームページで