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近江八幡の町を散策するミモロ。
町をトコトコ歩いていたら、
大きな会社の前に着きました。

近江で有名な会社といえば、
塗り薬で知られる「近江兄弟社」です。
ミモロは、そこの資料コーナーを訪れます。
入口には、大きな看板が。きっと誰でも、知っている塗り薬「メンターム」。
これは、近江八幡で創業した「近江兄弟社」の製品です。

「あれ?メンソレータムっていうんじゃないの?
確かシンボルマークもナース姿の女の子だったはず・・・」とミモロを首をかしげます。
ミモロの記憶は、半分正解!というのは、
もともと「メンソレータム」は、アメリカの「メンソレータム社」の製品で、
「近江兄弟社」は、日本での販売権を持っていたそう。
その後、日本国内で製造するようになったのですが、
会社の経営が苦しくなり、倒産。
その販売権は、ロート製薬に。(アメリカの「メンソレータム社」も今は、ロート製薬になりました。)
それから、大鵬薬品の資本で再興を図るも、「メンソレータム」という商品名は使えず、
新たな処方と「メンターム」という商品名で製造、販売することに。
現在、メンソレータムのブランド商品は、すべてロート製薬の製品。
シンボルマークもナース姿の女の子です。
つまり、世の中には、「メンソレータム」と「メンターム」が存在しているんです。
「へー知らなかった・・・・」とミモロ。皆さんはご存じでしたか?
話を最初に戻すと、そもそも「近江兄弟社」の基礎を築いたのは、
1905年に近江八幡の県立高校に英語教師として着任したアメリカ人のウィリアム・メレル・ヴォーリズという人。

「近江兄弟社」の一角にある資料コーナーでは、このヴォーリズ功績が語られています。

当初、彼が、日本に来たのは、キリスト教を布教するため。
高校教師の傍ら、近江八幡で、医療、教育、建築とさまざまな事業を展開します。
そのひとつが、製薬会社でした。
この資料コーナーには、昔の製品

そして、現在の商品などが展示されています。
「いろいろあるんだねー」

「これ新製品かな?」

かわいいパッケージのハンドジェル。
ミモロも試しにつけてみました。
「なんか、しっとりなめらかになったみたい・・・」
ミモロの肉球にも効いたよう・・・。
近江八幡の町には、ヴォーリズの功績をいろいろ見ることができます。
それもこの町を訪れる楽しみなんです。