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京都で初めてお正月を迎えるミモロ。12月31日の大晦日は、近所の八坂神社や知恩院に出かけます。
まずは、祇園の八坂神社へ。「ここは、夏に祇園祭で来たところ…大晦日も特別なことがあるんだって…」
それは大晦日の夜19時30分から元旦の朝5時まで、火縄が授与される「をけら参り」です。
「をけら」とは、邪気を払う薬草の一種。この薬草を含んだ鉋屑を燃やし、その火を縄に移して家に持ち帰り、無病息災や火伏せのご利益を頂くもので、毎年、多くの人が訪れる大晦日の行事のひとつ。
八坂神社に到着したミモロ。「『をけら参り』の火縄いかがですか?」と、お兄さんに声を掛けられました。
竹竿に何本も1mほどの長さの細い縄を吊るして、参拝者に売っています。
「あのー1本ください。でも、この縄どうしたらいいんですか?」と、『をけら参り』初体験のミモロは尋ねます。
「あの火をつけるところで、縄に火をうつして、それを消さないように、おうちに持って帰って、その燃え残った火縄は、「火伏せのお守り」として台所に飾ってくださいね」と。ちなみに火縄は1本700円。
「あ、火をつける前にお参りしなくちゃ!」と、火縄を担いで、社殿へ参拝を。
社殿の周りには、すでにお札や破魔矢が並ぶ札所が、何か所も設けられています。
「今年の恋の運勢を占ってもらおう」と、ミモロは、恋みくじを求めます。
あれ、いつも金運とか商売繁盛が気になるミモロなのに、今年はどうしたの?
ミモロは、おみくじを引くと、そっとひとりで読んで、木に縛りつけました。なんて書いてあったの?
「ヒ・ミ・ツ!ウフフ…」
「さぁ、火縄に火をつけようー」と「をけら火」をつける場所へ。
小さなミモロは、火まで手が届きません。「あのー火に届かないのー。お願いつけてください」と、火を管理している方にお願いします。「はい、では…」とミモロの火縄に火をつけてもらいます。「火を消さないように、グルグル廻してくださいね」と。
「わー火縄の先端につけた火を消さないようにしなくちゃ!」とミモロは、大切にその火縄を手に。
そして、言われた通り、火縄をグルグル廻しながら、トコトコと家路を急ぎます。
途中の知恩院では、
すでに除夜の鐘を付くために大きな鐘の前に、大勢の人が。
「うわー想像してたより、大きな鐘!きっとすごく大きな音がするね」と。除夜の鐘のつき始めは、11時近くから。
東山に、年の終わりを告げる大きな鐘の音が響きます。
*知恩院には、『をけら参り』の火縄は、火を消さないと境内には入れません。境内は、火気厳禁ですから。
ミモロは、一度、うちに帰り、火縄を置いてから、知恩院に向かいました。
八坂神社から、知恩院、そして平安神宮へと続く初詣コース。平安神宮へと続く神宮道は、大晦日の深夜23時から、元旦の4時まで。そして1から3日は、10時から17時が車両通行止めに。
平安神宮の大きな鳥居の前から、神社までの間には、いろいろな露店が並び、賑わいます。
今年が、いい年でありますように…ミモロも心を込めて、初詣にでかけました。