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「京都ゑびす神社」の「十日ゑびす」に早々に出かけたミモロ。「あれ、八坂神社でも『えべっさん』のお祭があるんだぁー」と、気づいたのは、午後三時過ぎ。
「近くだから、行ってみよう…」と、お散歩に出かけます。京都では、えびす様を「えべっさん」と親しみを込めてお呼びします。
「いつ来ても、八坂神社は、人がいっぱい」。境内を歩いていると、鯛や小判が飾られた船がありました。

これは、「えびす船」というもので、その日は、この「えびす船の巡行」が、八坂神社から烏丸通の間の四条通を七福神を乗せて、往復して、福をみんなに授けたそう。

「わー残念…見たかったなぁー」と、その日、家にいたミモロは、がっかり。
「もっと早く来ればよかったのにー」と、恨めしそうに見つめます。ごめんね…ミモロ。
そもそも八坂神社の一角にある「蛭子社」で「えべっさん」をお祀りするようになったのは、平安時代から。
全国に広がるえびす信仰の原点ともいえる「えべっさん」は、実は、八坂神社の境内の「蛭子社」にいらっしゃるんです。有名な大阪の「今宮戎神社」も、祇園の「えべっさん」をお祀りしたものだそう。
現在の「蛭子社」の建物は、正保3年(1646)にできたもので、国の重要文化財に指定されています。
普通、社は、東か南向きに構えるのに、なぜかこの社は、北向きで、「北向蛭子社」と呼ばれています。
さて、境内にあるのは、巡行を終え、七福神の姿のない船ですが、まだおめでたい飾りは、そのまま。

船を見上げて、「七福神に会いたかったなぁー」と、残念そうなミモロ…。
華やかな巡行を思い浮かべて、誰もいない船に、ちょっと乗せてもらうミモロです。

なんかとても寂しそう…。
ミモロ、お願いご機嫌直して…そうだ!美味しいお蕎麦を食べに行きましょ!
「え?お蕎麦…」とたんにミモロの目に輝きが戻ります。「行く、行く!」

船から降りて、大勢の人の波をぬうように、四条通に出たミモロです。
*1月9,10日は、八坂神社では「三社詣」が行われ、いっそう多くの参拝者が、訪れていました。「三社詣」とは、祖神 素戔嗚尊をお祀りする「御本社」、その子である(祖神の5.6世の孫という系譜も)大国主命をお祀りする「大国主社」、そして大国主の子である事代主命(えびす様)をお祀りする「蛭子社」の3社をお参りするもの。つまり、親、子、孫の神様を1度に参拝し、より強いご神徳をいただくものです。まずは、孫の神様からスタートし、「三社詣朱印紙」をいただき、そこにスタンプラリーの要領で、それぞれの社で朱印を押してもらいます。それを家にお祀りします。
実は、お蕎麦を食べに行く前に、ミモロも三社詣をやろうとしたのですが、それぞれの社の前には、長蛇の列。「いつも来ている神社だから、空いているときに、お参りしよう…」ということで、お蕎麦屋さんに向かいました。さて、ミモロが行ったお蕎麦屋さんとは…