ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

祇園の老舗のお蕎麦屋さん「権兵衛」。美味しい「きつね蕎麦」とやさしい心遣いにミモロ感激!

2012-01-14 | グルメ
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京都、八坂神社の「蛭子社」の「えびす船巡行」を見逃して、ションボリしていたミモロ。
お蕎麦を食べにゆくと言われ、とたんに元気が戻ります。

人で賑わう四条通に出て、花見小路方向へと歩き、1筋目を北側にちょっと曲がります。
「ここ?」ついた場所には、古い趣が漂うお店が。


ここは、「権兵衛」という昭和初期創業の老舗のお蕎麦屋さん。
暖簾をくぐり、店内に入ると、「いらっしゃいませー」ときびきび働く若い店員さんの声。

奥には畳に上がるお席、手前は、大きな机の椅子席です。
ミモロは、手前の席にちょこんと座ります。

お品書きを前に、しばらく悩む、いつものミモロ。


釜揚げうどん、鴨南蛮、天ぷらそばに、親子丼やあなご丼など、お馴染みの品々がずらり。
「うーどれも美味しそうで、迷っちゃうー」大きな机の上のお品書きを前に、いつもながら悩みます。


「まずは、甘いお揚げが食べたいから、きつね」をお願いします。
「きつねうどんですか、それとも蕎麦?」
「うー今日は、蕎麦でお願いします」
「きつねは、甘く炊いた大きなお揚げがのっているのと、刻んだお揚げと生姜が入ったさっぱりしたのと、っどちらにしますか」「えー2種類あるのー。うーん、やっぱり甘いお揚げの方にします」

ミモロは、初心を貫いて、甘いお揚げの「きつね蕎麦」を注文しました。しばらくして…
運ばれた「きつね蕎麦」。大きなお揚げが2つ、そして九条ネギもたっぷり。

「これこれ・・・」と、お蕎麦を前に嬉しそうなミモロです。

東京では、あまり注文しなかった「きつね蕎麦」。京都に来てから、すっかり「きつねファン」になったミモロ。「東京のより、京都のきつね蕎麦は、甘くて好きなお味…。だしのきいたおつゆも美味しいよね」と。

この「権兵衛」では、純国産のそば粉を使い、お出汁も、良質な昆布とかつおでとっています。昔ながらの味わいは、今も、地元の常連客をはじめ、観光客も多く訪れる祇園の味。

南座も近く、芝居見物の前や帰りに寄る人にも便利です。

ミモロが、食べようとしたとき、お店の方が、「これどうぞ…」と、ミモロのために小さな割り箸をくださいました。

「わーカワイイ…」小さな小さな割り箸で、ちゃんと割れるようになっていて、箸袋には、なんと「ぎおん権兵衛」の文字も。

「これどうしたんですか?」と伺うと、「つくったんですよ」と笑顔で答えるお店の方。
「わー嬉しいなぁ!」とミモロは、大感激。大切そうに、手にのせて、見つめます。

そんなミモロの姿に、お店の方も目を細めます。

「でも、使うのもったいないから、これは大切にとっておこう…」。なんかしっかりしている?ミモロです。

普通のお箸でお揚げをつかみ、大きなお揚げをパクリ。「この甘い味付けとお汁の調和が、たまらない…」と、お揚げの味をじっくり楽しむミモロです。

「ふー美味しかった!」気が付くと、お汁も全部飲み干しています。

「なんか体がポカポカする…それに心もホカホカ…」と。

「また来まーす!」と言って、ミモロは、マフラと首に巻き、手袋をつけると、冷え込みが一段と厳しくなった京都の夜の町をトコトコと家路に向かいました。

*「権兵衛」京都市東山区祇園北側254 電話075-561-3350 営業時間:12:00~21:00 木曜休み
お蕎麦やうどんのほかに、「親子丼」も評判。祇園散策の折には、ぜひ寄りたいお店です。


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