「京仏具 小堀」の山科にある仏具工房にやってきたミモロは、工房見学の後、金箔押体験をすることに…。
見学が終わり、「京仏具資料館」に向かいました。












さて、ミモロたちは、資料館の中で、いよいよ金箔押体験を・・・・


ミモロは、お友達と一緒に参加です。
テーブルに、金箔、ピンセット、杯、柔らかい紙など使うものが用意されました。

まず最初に、カッターで大きな金箔を、貼りやすいサイズにカットします。


「キャー薄いから、カットするのむずかしい…」と、真剣に、慎重に…。
「できた~フ~」

次は、柔らかい紙で、杯を丁寧に吹いて、ほこりや汚れを払います。



次は金箔を杯に乗せてゆく、むずかしい作業です。





なんか山盛りの金箔…職人さんは、こんなに金箔を使わないそう。
「キャー贅沢な感じ…」

「では、布で、余分な金箔を落としながら、杯に金箔を密着させます。はい、やさしく拭いてください…」と北川さんが、お友達にやり方を指導。それをじっと見つめるミモロです。



「ミモロさん、気にしないで、どんどん余分な金箔を落としてください…こういう風に…それからシワの部分を消してゆきます」


「わーミモロのお顔が映ってる…」

「はい、これで終了です。お疲れ様でした。杯は、おうちにお持ち帰りください…」と北川工場長。ミモロは、作った金杯を大切に袋にいれて持ち帰ることに・・・・。
ミモロの金箔押体験も40分ほどで、終了です。「金箔の技術って、すごいね~」とただただ感心。これも体験したらかわかることです。
最後に、小堀社長が、見学の様子を撮影したものを、プロジェクターで映写してくださいました。

すべての見学と体験が終わりました。「楽しかった~。京都の仏具づくりって、想像していたより、すごい…こんなにスケールが大きいとは、思わなかった…」とミモロ。
日本人の心に寄り添う仏壇・仏具…「今度、お寺に行ったら、もっとよく見てみよう…」と。お寺に参拝すると、ついご本尊さまにだけ、意識が集中しますが、そのご本尊を安置する仏壇や周囲の仏具の素晴らしい技術にも、感心を抱くようになったミモロです。「ご本尊は、国宝や重要文化財があるけど、仏壇や仏具は少ないかも…」と。京都の多くの寺院は、長い歴史の中で、天災や戦乱、火災に見舞われ、本堂を焼失しています。ご本尊は、僧侶や信者さんたちが、命がけで運び出しますが、本堂とともに、仏壇や仏具は、焼失。「きっと素晴らしい仏壇や仏具も昔は、いっぱいあったよね…」と、しみじみ思うミモロです。
ところで、「京仏具 小堀」の小堀進社長は、以前から、さまざまな社会貢献や文化支援をしていらっしゃいます。そのひとつの活動が、テレビでも最近放送された、「使用済み和ろうそく寄贈」です。


回収を受け付ける和ろうそくは、寺院で使用された大きなサイズの寺院用和ろうそくのみ。小堀さんの地道な活動は、10年を経て、次第に広まり、その活動に共感し、すでに提供した寺院は、800近く。ろうそくも7万本ほどに及びます。
日本の寺院で灯った和ろうそくが、アジアの子供たちのもとで、再び光を放ちます。
和ろうそくの光は、明るく、炎も安定し、子供たちが勉強するのに役立っているのです。
また、一般の人に、「書き損じハガキ」の寄付も呼びかけています。出しそびれた年賀状や書き損じたハガキなど、家庭に眠る未郵送のハガキを回収し、和ろうそくを子供たちに贈る輸送費用に充てています。
ぜひ、多くの方のご支援を…。
*「京仏具 小堀」金箔押体験および和ろうそく、書き損じハガキの寄付に関する情報は、ホームページから…。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロからのお願いでーす。