京都の町中で、家具屋さんが多い夷川通。ときどきミモロが町歩きする場所のひとつです。
ある日、ミモロは、「う~ここなんのお店だろ?」と立ち止まりました。
「なんか雰囲気のあるしゃれた感じのお店…」
中から甘い香りが漂ってきます。店のカウンターに並ぶのは、揚げたてのドーナツ。
「美味しそう…」と、思わず身を乗り出すミモロ。
ここは、オーナーの下村高浩さんが、3年前に作ったドーナツのお店「ひつじ」です。
以前、荒神口で10年ほど、パンなど、子供向けのおやつの専門店をやっていたそう。子供たちが安心して食べられるものにこだわっています。
「うちで使うのは、発酵時間をたっぷりかけた自家製天然酵母です。減農薬発芽玄米も練りこんだもっちりした食感のドーナツなんですよ」と。
ふわふわもっちりしたドーナツは、生地そのものの美味しさが魅力です。
種類は、20種類ほど。紅茶専門店「ムレスナティーハウス」のアールグレーを使った紅茶風味のドーナツに、丹波黒豆きなこやきび砂糖などをまぶしたもの、かぼちゃが練りこまれたものに和三盆をかけたものなど、京都らしい味わいも…。
「別に京都にこだわったつもりはないいですが、上質のものを選んでいたら、京都産のものが多くなりました」と。
「あれーでも、あんまりたくさんドーナツが並んでない…」とミモロは、カウンターの上のドーナツを見て…・並ぶのは1種類、3個ほど…。
「綿実油を使って、少しずつ…そうですね~1回に4~5個くらいしか揚げないんです。作り立てを、できるだけ召し上がっていただきたいんでー」と、下村さん。
外から丸見えの厨房では、次々にドーナツが揚げられ、そして次々に売れてゆきます。
小さな子供連れのお客様も多く、どの方も、常連さんという感じ…。車を店の前に、一時停止させて、まとめて買う方も…。
ここのドーナツは、まわりにまぶす砂糖は、別の小袋に詰められていて、食べる間際に、自分でドーナツにまぶしていただきます。
「砂糖をつけてしまうと、どうしてもドーナツがべっとりとしてしまいます。食べる間際だと、ドーナツの生地もカラリとして美味しく食べられんですよ」
砂糖も、和三盆やきび砂糖などで、白い精製された砂糖ではありません。
「なんかいびつな形…」とミモロは、ポツリ。コンビニなどで見るドーナツとは、違い、形が微妙に異なるのが、いかにも天然酵母の手作りドーナツらしさ…。
店の奥では、ドーナツが食べられるイートインのスペースも。
「揚げたてのドーナツがすぐに食べられるんだよ~」と、ミモロ。
ドーナツとともに、人気なのが、ラスク。
一口サイズの小さなラスクは、以前のお店からの評判の品で、今も、まとめ買いをする人が…。
南側のやさしい陽光が注ぐ窓辺には、自然派思考の石鹸や雑貨なども並んでいます。
「これ、ミモロの枕にいいみたい…」と横になったのは、ラベンダーなどのアロマが香る小さな品です。
壁には、手作りのよだれかけ…
ミモロもお洋服を汚さないように、かけるといいかも…。
「え~ミモロ、ベイビーじゃないもの…」と、でも、なかなか似合います…。
和三盆のドーナツを買って帰ったミモロ…「わーつぶれちゃってる~」と、袋から出してビックリ。買い物バッグの下の方にドーナツは、いってしまい、ほかのものに押しつぶされてしまったのです。「もう、気を付けてよ~プンプン」とぺしゃんこになったドーナツを見て、ミモロは怒っています。ごめんなさい…また、買いに行きましょ…「今度は、お店で食べる!」とミモロ。多少つぶれても、やさしいお味のドーナツには変わりありません。でも、くれぐれもバッグの奥に行かないようにご注意を…。
やさしい味のドーナツ…また、食べたくなります。
*「ひつじ」京都市中京区富小路通夷川上ル大炊町355-1 075-221-6534 10:00~19:00 月・火曜休み
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