滋賀県の北西に位置する今津。ミモロは、その町歩きの後、再び琵琶湖畔にやってきました。

湖畔には、川が湖に流れ込む河口が…。ミモロは、そこに立ち止まって、何やらじっと水面を見つめています。

河口には、川魚が群れを作って泳いでいます。そして時々ピシャっと跳ねて、中には岸に上がる魚も…。

そんなミモロのそばで、河口で石を動かしている人が・・・「何してるんですか?」とミモロは、近づいて尋ねます。

ご近所に住むという浅田久義さんは、地域の環境美化ボランティアをなさっているそう。

「お魚たくさんいるんですね~。ミモロ、捕まえたいんだけど、なかなかつかまんないの~」と、悩みを打ち明けます。すると「それなら、捕まえやすいところに魚を入れてあげるますよ…」と、持参したボックスの中から網を出して、川に向かって投げ入れました。


実は、この日、近所の子供たちが自然観察をしていて、その子たちに魚を見せようと、網を用意していたのだそう。
「お魚捕まえられるかな?」と、そばでミモロは、見つめます。






「あの~鮎はいないんですか?」と、ずうずうしく聞くミモロ。「いますよ…小さいけど…捕まえてあげましょう…」と、先ほどの網より、目の細かい網を、今度は湖に向かって投げ入れます。


「はい、捕れましたよ…」

冷水病とは、低水温期の稚魚に発生する病気で、サケやマス、アユなどに全国的に感染している病気で、その原因は、不明だそう。琵琶湖の鮎も感染しているよう…。
「かわいそう…痛そうだよね~」とミモロ。感染した魚の死亡率は高い、川魚にとっては危険な病気です。滋賀県では、この冷水病対策にのりだしているそう。「あの~これ食べられないんですか…」と恐る恐る聞くと、「人には、害はありません。ただ見てくれが悪いので、フライなど衣をつけた料理にするといいですよ」と。

ミモロの魚捕りの様子を近くで見ていた大阪からいらしたご家族…。

「なんか面白そうですね…」と。「はい、たくさんお魚もらっちゃいました。おうちに帰ってお料理して食べるんだ~」とミモロ。
そのご家族も魚のキャッチを体験したよう…「いろいろありがとうございました…」と、浅田さんにお礼を言って、河口から離れるミモロでした。

捕まえたハヤは、近くのスーパーで氷をもらい、小さなダンボール箱で作った簡易クーラーボックスの中へ。家に戻り、塩焼きにしていただきました。「晩御飯のおかず、もらっちゃった~」と大喜びのミモロ。
「脂ものっていて、美味しいねー」と、軽い味の魚でした。

「琵琶湖は、恵みの湖…いろんなお魚が住んでるんだもの」と、ますます琵琶湖が好きになるミモロでした。

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