「どこかでのんびりしたいよ~」と、言い出したミモロ。いつものんびりしてるのに…。じゃ、近くでプチリゾートを楽しみましょ…。ということで、出かけたのが、琵琶湖沿いにある「琵琶湖ホテル」です。
浜大津の駅から徒歩5分。ミモロの住む岡崎の東山駅から地下鉄東西線の直通で、30分弱。車でも20分ほどで行ける場所にあります。「なんか近すぎない・・・?リゾート気分味わえるのかな?」と、ちょっと心配そうなミモロ。「せめて淡路島とか、白浜とか…」と、ブツブツ。
そんなミモロを車に乗せて、あっという間に、「琵琶湖ホテル」に到着です。
琵琶湖ホテルの創業は、昭和9年。琵琶湖畔の迎賓館として、国内外のゲストを迎えたホテルです。
現在ロビーには、当時を偲ぶ写真などが展示されていました。「なんかおしゃれ~」
関東でいえば、日光の「金谷ホテル」、箱根の「富士屋ホテル」、軽井沢の「万平ホテル」、また関西なら、奈良の「奈良ホテル」、神戸の「六甲山ホテル」など、クラシックホテルと称されるホテルの一つでした。
ここには、皇室の方の御宿泊も多く、またヘレン・ケラーも宿泊しています。
そして、平成10年に、浜大津に移転、近代的なホテルとして新たなスタートを切りました。
ホテルに到着したミモロは、7階のお部屋に…。
「はい、こちらですよ…」
大きなベッドが入ったお部屋。ここは、全室、湖に面したレイクビューのお部屋です。
「すごく眺めがいいんですよ」とホテルの方が誇らしげに…。
「わーすご~い・・・」
ベランダに出て、ミモロは、感激…目の前に、広々と琵琶湖が広がっています。
「あれ~いろんな船が見える…」そうホテルの前は、琵琶湖周遊の船などが停泊する港。
ここでは、お部屋から湖を眺める寛ぎのひと時が過ごせます。
窓辺のソファーで読書をしたり、ベランダの椅子で、日光浴をしたり…。「キャ!リゾートだ~水着もってくればよかった」
のんびり過ごすのが、何よりの贅沢…。
夕食までの時間を、ミモロは、湖のそばをお散歩することに…。
湖に、桟橋のように突き出しているところがあります。ベランダから見ていたミモロ、行きたくなったよう…。
湖に突出た桟橋を歩くと、湖を渡る風が爽やかに吹き抜けます。「なんか海みたい…」水平線が広がる琵琶湖は、海を思わせる大きさです。「波がないだけ…穏やかな海って感じだよね~。こういうところに来たかったの…」
東京生まれのミモロは、気分が落ち込んだり、疲れると、海を見に行きたくなります。「鴨川の景色も素晴らしいけど…やっぱり海も大好き…。でも、京都市内からは海は遠いから…」と諦めていたのです。
「ヨットハーバーもあるんだー」そして、夕暮れ迫る湖面は、比叡山に沈む夕陽の輝きで、オレンジ色に染められています。
桟橋には、釣りを楽しむ人の姿が…。
「あの~何が釣れるんですか?」とミモロ。「バスです。でも今日は釣れないなぁー」と…。
何度も、エサのついた釣り糸を湖に向かい、釣竿を巧みに動かし、勢いよく飛ばしています。でも、なんにも釣れていないよう…。
「あの~エサ見せてください…」メザシくらいの大きさの疑似餌です。
「こんな大きなエサに食いつく魚って、きっとすごく大きいんだろうな~見たいな~。きっとお魚釣れると思うよ…」と、ミモロは言いながら、そっと疑似餌に触ります。「う~ん、でも、今日は無理でしょうね」といいながら、また釣り糸を遠くに投げました。と、次の瞬間…「あ、釣れた!」と大きな声…。「えー」とミモロもそばに駆け寄ります。
「わー大きな魚…」
「ほら、やっぱり釣れたでしょ!」と、ミモロ…さすがネコのパワー…!?なにかおまじないしたの?「だってミモロは、福招きネコだよ~エヘン…」恐るべしミモロパワー…
「釣れると思わなかった…」と、釣り人のお兄さんもビックリ。
「う~でも、ちょっと小さいなあ~」と、全長38センチ…これでも小ぶりなのだとか…。
大きいのは軽く50センチを超えるそう。夏は、小さいのが多く、冬の方が、大型サイズに出会えるそう。
近年、琵琶湖には、外来種のバスが多く生息し、在来種のもろこなどを食べて、いろいろ問題に…。そのため。外来種の魚の捕獲キャンペーンが展開されています。
「よかった、お魚見られて…もっと大きなお魚もみたいな~いないかな~」と、湖に身を乗り出して覗きます。
夕暮れになると、ホテルの前には、噴水が上がります。「わー素敵~」
すっかりリゾート気分に浸っているミモロ。「ホント、こんなに近くで楽しめるって思わなかった…来てよかった…」と嬉しそう。
さぁそろそろ夕ご飯の時間です。ホテルに戻りましょ。
「いろいろありがとう…」釣り人のお兄さんたちにお礼を言って、ミモロは、ホテルに戻りました。
*「琵琶湖ホテル」滋賀県大津市浜町2-40 077-524-7111
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