下鴨神社への朝のお散歩では、まだ開催していなかった「下鴨納涼古本まつり」。午後になり、ミモロは、再び訪れました。
「わ~人がいっぱい…」
糺の森の会場には、読書好きの人たちが大勢詰めかけて、熱心に本を見て歩いています。
ミモロもさっそく書店めぐりをスタート。
この「下鴨納涼古本まつり」は、「京都古書研究会」に所属する40店以上の古書店が参加する、古本まつりとしては、最大規模を誇ります。
小説、歴史書、写真集、マンガ本、児童書など、あらゆるジャンルの書籍が、それぞれのブースに積み上げられています。
一般の書店のように、あまり内容別に分類されているところは少なく、一定の分類はされているものの、訪れる人は、興味を抱く本をまるで宝探しのように見て回ります。それも楽しみのひとつです。
京都の古書店だけに、京都関連の書籍も多く、また、古典芸能、芸術、仏教関連、歴史書などが多いのも特徴的。
「ホント、いろんな本がある~」見たことのない分野の書籍なども並び、本好きの人たちにとっては、たまらない時間がここに。
「あ、鉄道の本がいろいろある~」
鉄道ファンが、熱心に見入っているコーナーもありました。
「なんか興味ある本ありましたか?」とここに出店する1軒「井上書店」のご店主。
「はい、いろいろあって、まだ、どれにするか悩んでます…」とミモロ。
京都大学の前で65年古書店を営む井上さん。
「うちは、大学の前ということもあり、学術関係の書籍が多いですね~。まぁ。鉄道の本も結構あるんですけど…」と。
古本まつりの魅力の一つは、すでに絶版になった書籍に出会えること。
今、町にある書店は、売れ筋の本が並ぶので、絶版になった名著などを見つけることはできません。
さらに、本の価格が非常に安いこと…
「この古本まつりは、まさにお祭りですから、価格もお祭り価格です」と、他の書店の方。
単行本や全集ものでも、3冊500円など、破格の値段。「なんか作家さんがかわいそうになる価格だよね~」とミモロ。
文庫本なら1冊100円ほど。
「ちょっと読んでみたいって本を買うのにぴったり…」と、ミモロも興味が湧く本を次々に…。
会場には、宅配便で全国一律700円でダンボール箱1個が送れます。だから訪れる人は、重い本を持ち帰らなくても大丈夫。観光客の人たちも、自宅へ本が送れます。
ミモロは、ご近所なので、何度も訪れて、ちょっとづつ本を運ぶことに…。
「あ、絵本もたくさんある~」
会場には、児童書コーナーも設置、紙芝居なども行われます。
「この絵本知ってる…」
マンガ本もシリーズで揃っています。
会場内を見回すと、来場者の年齢層の高さを感じます。40代から60代の人たちが多く、10から20代の人たちはまばらです。
書籍離れが言われる今、若者の読書離れは、顕著のよう…。
また、安価で売られるものの中に、辞書が…。今や、辞書は、パソコンの検索機能にとってかわられているのでしょう。新たに編纂される辞書は姿を消しているのです。
電車などで、一時期は、マンガ雑誌を見るサラリーマンや学生が多かったのですが、今や、みんなスマホに夢中。網棚に、マンガ雑誌を置いてゆくことなどありえない状況。
スマホでゲームをするよりは、マンガでも読んだ方が、ためになる…と、思うのは昭和世代だからでしょうか?
「たくさんいろんな本が買えてうれしい~」とミモロ。16日までの開催中、何度も通うつもりです。
会場に並ぶ本は、次々に運ばれるので、何度も訪れた方が、いろんな本に出会えます。
「ここにベンチがあるといいのに~」糺の森の木陰で、読書…きっと気持ちいいことでしょう。
*「下鴨納涼古本まつり」8月16日まで 10時~17時30分 最終日は16時まで
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