久しぶりに東京の浅草に来たミモロ。「浅草寺」参拝の後、「行きたいところがあるの~」とお友達のお店に向かいます。


ここは、「辻屋本店」という下駄や草履の専門店。昨年、「浅草寺」にほど近い伝法院通に移転しました。以前、東京にいるときに、何度か伺ったお店です。創業は大正元年。100年以上の老舗です。
「あ、ミモロちゃん~お久しぶり~来てくれたんだ~。元気だった?」と店主の富田里枝さん。

「さすが京都のネコ…浴衣上手に着てますね~なかなか着なれてる~」とほめられたミモロ。「まあ~ね~」と照れながら…。
「やっぱり京都は、着物を着る機会が東京にいたときより多いの~。特に夏は、祇園祭があるから、毎日のように浴衣着てるんです」と。浴衣だけで、なんと5枚ももっているミモロ。
毎日、かならず何人か着物姿の人を目にする京都と違い、東京では、めったに和装姿の人に会うことはありません。
日本人ですから、やはり着物には、憧れを抱いている人が東京にも多いのですが、なかなか着る機会がないのです。それに「着物は、着るのも大変だし、後の手入れも手間がかかる~」と、思われていますから…。
冨田さんが、もっと着物を気軽に楽しんで欲しいとはじめた「あさくさ和装塾」。そこでは、毎回、ささまざまなテーマで、和装のプロの方が、お話しくださったり、着物を素敵に着るポイントなどを伺うことができます。参加者の多くは、着物を着て出席し、その後、浅草の名店でお食事会などが行われ、参加者の交流と和装の情報交換をしています。
「また、ミモロちゃんも参加してね~」と冨田さん。「はい、京都に行ってから、ミモロ、お着物すごく増えたの…振袖や小袖、色無地、袴ももってるの~。いろんなところに着物を着てゆくんです」と、やや自慢げに…。「すごい!また見せてね~」「は~い。でも、問題は、お草履があんまりないの~」と。着物に合わせた履物が欲しいおしゃれなミモロとしては・・・それが悩み。
「わ~ここにも素敵な履物がいっぱいある~」と、店内に並ぶ履物を次々に見てゆきます。


「すてきだな~」とちょっと履いてみたり…


いろいろ履いてみますが、やはりどれもミモロには大きすぎます。
「やっぱりここにもないかな?」と諦めず、見て回るミモロです。

京都は、西陣など染めの着物をはんなり着るのがお得意。一方東京は、紬などを好む人が多いようです。
履物にも、足元をあまり目立たせず、足を小さく見せる京都の履物とは、異なり、幅の広めで、鼻緒使いなども粋な感じの履物が多いように感じました。


ここには、職人さんが履く草履などもいろいろ。男性ものの品ぞろえも豊富です。


「いろんな履物があるんだね~」と、店内を飛び回ったミモロ…ふと足元を見ると…下駄の鼻緒が緩んでいます。



「はい、できましたよ~履いてみてください~」


「はい、いい感じです。ありがとうございます」とニッコリ。

草履や下駄の履き心地は、鼻緒のすえ方で大きく違いが出てきます。自分の足の合う履きやすい草履や下駄は、専門の職人さんがいるところで微妙に調整してもらいましょう。
最近は、外国人観光客も多く、洋装に気軽に履くものなどを求めていくそうです。
ミモロサイズの草履は、見つけられなかったけれど、江戸好みの履物の美しさを堪能したミモロでした。
*「辻屋本店」の詳しい情報は、ホームページで。「あさくさ和装塾」の情報も掲載されています。

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